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ちょい虹:映画情報

人生道草しまくり迷いまくりのstray dogが遂に故郷を見つけるまでの物語。

【キャッチコピー】男の美学を語る傑作広告コピー22選。気恥ずかしくも、格好よい骨太な言葉たち。

広告コピー・コピーライター

2000年代に入ってからは激減する(草食系が増えたから?)、ハードボイルドな男の美学を描いた広告コピーの数々。

お父さんの若い頃ってこうだったのか?

こりゃジェネレーションギャップで話が通じないのも道理だ!

キザすぎて恥ずかしいような名文句の数々。

 

 

時代順、男の美学を語る広告コピー

 

男は黙ってサッポロビール

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サッポロビール (1970年)

 鉄板です。

三船敏郎が出演。この眉間と目じりの皺、口についた泡、苦み走った表情がなかなかたまりません。CMでは、どっかりあぐらをかいて、豪快に飲む。


男は黙ってサッポロビール CM

しかし現代では「オッサンクサイ」と一蹴されかねないような・・・。

今は幻の、日本の頑固親父像である。

「風呂、メシ、寝る」の三語しか発しなくても尊敬された遠い時代だ。

 

 

見知らぬ男に出会っても、過去を尋ねてはならない。

どんな無法者でも、口ずさむ歌を持っている。

Cowboy


マルオ被服(1981年)

 カッコいい!荒野を行く男達には、どんな荒くれ者にも、美学があるのだな。

 語れない過去を持つ男、

 それがまた苦み走り度に上乗せしている。ジーンズの広告コピー。

 

街よりも、彼は荒野で死にたかった。

(パイオニア 1981年)

 オーディオデッキの広告。やはり男達は荒野を目指す。

 

酒は男の包帯 香りは男の自画像

恋は男のデザート 香りは男の自画像

far behind

資生堂(1981年)

 香水の広告コピー。

 前の二つに比べると、軟派ではありますが、酒は「包帯」ってあたりが泣かせま す。傷がある男、というのが、まだハードボイルドの美学に属している。

 

ぶんなぐられて、男になった。


郷ひろみ『たったひとり』(1981年)

 ん、これはどうだろうか、その「シゴキ」、「イジメ」じゃありませんか?といいたくなるところだけど、郷ひろみのレコードのキャッチ・コピーだというところが味噌と思われ。

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出典:http://mikenekotiger.com

 このキャラクターがあるから、硬派なキャッチコピーと混ざって、面白い印象を作り出していると思われる。

 

男はいつだって
目を見開いたまま夢をみている。

Dreaming

サントリー (1981年)

 果てしない夢を追いかけてしまう、少年の心を持ち続けていたいものだ。

 

酒でしか女を口説けない
男にはなるなよ。ベイビィ。

味の素 コーヒー(1981年)

  意外とやってしまいがちだけど、女性には信用されません。

アルコールに頼らず、告白するなら素面の時でなくちゃ。「単なる酒の勢い」と思われる可能性高し。

 

ランボオ、あんな男、
ちょっといない。


サントリー (1984年)

 そして今は、詩人アルチュール・ランボオを知っている男が、ちょっといない。

 


薄ぎたない男は許せる。
許せないのは薄ぎれいな男。

Suit and Tie


伊勢丹 ビジネススーツ (1984年)

  ・・・でも間違いなく、モテるのは「薄ぎれいな男」の方だろうなあ。


スーツを着て高い声だすな、と
歳上の男は思った。

スーツを着てガムかむな、と
歳上の男は思った。

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メルボ紳士服 (1986年)

 さしずめ、スーツは男の戦闘服というところだろうか。スーツを着るにも美学が要求された時代なのであった。

 

男は女の木陰です。

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伊勢丹メンズファッション (1986年)

 こんなこと言われたら、そりゃ惚れるわ。樹木のような優しく動じない男というのは、ひとつの理想系かもしれない。

 

ウイスキーの中には、
俺の独立国がある。

Whisky
サントリー (1988年)


少年は誰でも幻の女を持っている。

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アメリカンマヨネーズ(1990年)

 それは、少年自身の分身なのか、母の面影なのか、初恋の人なのか。

 


男をやっていると、
喉が渇くことが多い。

キリンビール (1995年)
 やはりお酒は、仕事との近接からか、男性性と結び付けて語られることが多いようだ。

 

男が、
大泣きしたって、
いいじゃないか。

月桂冠(1997年)

 お酒というのは、男が弱味を見せることもできるオアシスなのであった。

 

空を飛ぶ夢を
持っているのが少年。

Sky
キヤノン販売(  1998年)

 では少女の夢はなんだろホイ。お城と宝石とお菓子?でもナウシカのような、おてんば娘もいるね。

 


男たちのタマは、
どこへ行った。

宝島社(1999年)

「草食系」なる言葉は2006年に発明されたようだが、1999年頃にはもう、マッチョでで寡黙な男性像は影を潜めていたのかもしれない。

 

いいクルマが好きだ。男ですから。

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本田技研工業(2008年)

 そして、いいクルマの中にはいいオンナがいれば最高かな?

 車は昔から、ステータスシンボルでもありました。

 でもこのへんは意見が分かれそうだ。「純粋にメカにロマンを感じる!」という男達と。


男はずっと、追いかけっこをしたいのさ。

ネッツトヨタ(2009年)

 一日中、追いかけっこ遊びしている男たちばかりだったら、けっこう平和かもしれない。「遊び」っていうところがポイント。

遊ぶように、暮らせる、それがダンディーってものじゃないですか。

 

まとめ

お酒とクルマとスーツ(仕事)、このあたりに男のロマンは集約されるようでした。

あとは、いつまでも身の内に少年性を秘めていること。

でも、2000年代に入ってから、男の美学は急速に変化しつつあるように思います。

これから、どんなコピーが生まれていくのか、

それとももう、男の美学も女の美学も解体されて、普遍的人間の美学になっていくのか、楽しみです。

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