トム・クルーズは、スタントマン無しでガチンコでアクションに挑んでしまうことで有名だ。今回のアクションは、今までのさらに上を行く壮絶さ・・!
飛行中のヘリコプターからぶら下げたロープをよじ登り、運転席まで到達するとか、高層ビルの間の9メートルの距離をジャンプして渡るとか、絶壁にしがみつくとか・・・どうなってるのだ、もはや狂気の沙汰である。
なんと、ジャンプシーンでは、本当に足を骨折してしまいニュースにもなっていた。しかし完治する前に撮影に復帰したとか・・・。
ストーリーとか何より、ただただ、そんなトム・クルーズのスタントだけでも見てしまいたくなってしまう、本作「フォールアウト」。
さて実際に観た人の感想や評価をチェックしてみた。
面白いのか、つまらないのか・・?
「ミッションインポッシブル フォールアウト」の予告編とあらすじ
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』TVスポット F
三つの、プルトニウムの塊が行方不明になった。そしてジョン・ラーくという名前の武器商人と、彼の一味は、それをヴァチカン(ローマ法王庁)、エルサレム、そしてメッカを爆撃するのに使おうと企んでいる。
彼らは宗教を嫌悪する一団で、一神教の聖地すべてをいっぺんに壊滅させたいのである。我等がスパイ、イーサン・ホーク(トム・クルーズ)は、そのプルトニウムを奪還する作戦に失敗してしまう。
「ミッションインポッシブル フォールアウト」の監督やキャスト
- 監督
クリストファー・マッカリー
- 出演
イーサン・ハント・・・トム・クルーズ
トムって、1962年生まれ。なんともう、五十代後半です。
それで、この壮絶アクションシーンを、スタントマン無しでみずから演じるって凄すぎる・・・。
オーガスト・ウォーカー・・・ヘンリー・カビル
イギリス出身、ちょっとワイルドなイケメンです。
ルーサー・スティッケル・・・ビング・レイムス
ベンジー・ダン・・・サイモン・ペッグ
イルサ・ファウスト・・・レベッカ・ファーガソン
レベッカさんは、前作「ローグネイション」から続投でヒロインです。
「ミッションインポッシブル フォールアウト」の上映時間と日本公開日
- 上映時間・・・147分
- 日本公開日・・・2018年8月3日
- 配給会社・・・東和ピクチャーズ
- 上映方式・・・2D/3D
- ジャンル・・・アクション、スパイ
「ミッションインポッシブル フォールアウト」の感想や評価
トムのアクションが兎も角すごい!
息つく暇もないほどの、猛烈な夏のスリル!この映画は、アクション中毒者の夢を叶えまくっている。
売上を狙ったブロックバスター映画、これほどにうまく、満足いくものに仕上がっているのは珍しい。
トム・クルーズは画面に戻ってきた。そして素晴らしくイケている。(一体、トムは年をとることがないんだろうか?)彼は観客を楽しませるために文字通り命を懸けている。
超絶アクション・シーンが目白押しで、このシリーズの過去のスタントにも匹敵し、それを超えるようなシーンが幾つも登場する。
監督兼脚本家のクリストファー・マッカリーは、2008年から、近年はトムの近しい仕事仲間になっている。「マミー」「ジャック・リーチャー」「ミッションインポッシブル ゴーストプロトコル」など数々の作品を共に生み出している。
この監督は、今回の脚本も、二つ、三つの物語が見事に出会うすぐれたものを提供している。アカデミー賞受賞者だけある。
トムは雷雨の中をスカイダイビングし、パリの街をモーターサイクルで疾走し、ロンドンを足で駆け抜け、ヒマラヤ山脈の上空でヘリコプター・チェイスする。
爆発まで秒刻みの爆弾や、マイクロ波増幅器、漂うプルトニウムなど、危機を演出するものが様々登場してアクション・シーンもくぎ付けになってしまう。この映画には、トムが足の骨を数本骨折した時に撮られたまさにそのシーンも含まれているから、もう圧倒されて、ここまでやってしまう俳優を見ているしかない。
アダム・グラハム氏レビューより
Movie review: 'Mission: Impossible - Fallout' is pure bliss
アクション詰め込み過ぎ!?という意見も。
マッカリー監督は、007ばりの超一級アクションシーンを、この映画に導入している。そして、主役のイーサンは、信頼する友人だけでなく、一般人を、大義のための犠牲にすることを忌まわしく思っていることが伝わって来る。
この映画の欠点としては、20分ばかり長過ぎることかもしれない。クライマックスが盛沢山すぎて、ちょっとパロディっぽくなってしまう。さらに上を目指すというジャンルなのだろうけれど、それでも時には、少なくした方が、より多くの感動を産み出すこともあるのだが。
ピーター・レイナ―氏レビューより
'Mission: Impossible - Fallout' has a core of feeling but is a little too long - CSMonitor.com
腰抜かしそうなアクション
「ミッション・インポッシブル」シリーズで6作目の本作は、過激なまでに突き詰められた芸術品といってよい。物語の筋は、おバカな感じなんだけれど、スタントは素晴らしいし、緊張感には痺れるし、筋肉の波打ちもすごい。
一言でいえば、傑作だ。
CIAのディレクターと、その部下にアンジェラ・バセットとヘンリー・カビルを選んだのはナイス。アンジェラは優雅で冷酷、セクシーで堂々としている。そして部下のヘンリーもゴージャスで、いつも美しいスーツに身を包んでいる。
彼らのどことなくセクシーな関係が、この映画を「ミッションインポッシブル」シリーズの中でも、一番色っぽいものにしている。
サウンドトラックも、気だるくてよい。
そして、トイレでの格闘シーンは、とても熱い!
トム・クルーズとヘンリーとリアン・ヤンは、高級スーツ姿のまま、お互いに殴り合う。こんなシーン、何時間でも見ていられる。
トム・クルーズは、前作の時よりも若くみえる。どうなってるの。
56歳という年齢で、恐ろしい岸壁をよじ登り、モーターサイクルを乗り回し・・・。
自分が映画館を出た時、握りしめていたノートはよれよれだし、腰は抜けそうだった。
ジョセフィン・リビングストーン氏レビューより
The Indestructible Tom Cruise | The New Republic
「ミッションインポッシブル フォールアウト」、一般観客の意見は?
- ジェットコースターみたいな映画!テーマ曲も効いていた!
- 物語の筋じたいは、このタイプの映画の使いまわしみたいな感じだったけれど、アクション・シーンは凝っていて、独創的だった。トム・クルーズのキャリアの中でも、最上位に来る映画かもしれない。
- これは「B級」エンタメ映画じゃない。大画面で楽しむ極上のエンタメだ。
- 面白くないし、物語が先に進むほど、ますますつまらなくなった。トム・クルーズはなんでこんな映画を作り続けるのかな。
- 格闘シーンよりは、チェースシーンが多い。
- 予想したよりもユーモラスなシーンもあってよかった。
- 確かにトム・クルーズは凄いけれど、この映画は陳腐な感じがした。
- 最後の最後まで身を乗り出して見てしまった。
- 先は読める話。アクションは良い。
「ミッションインポッシブル フォールアウト」見どころまとめ
絶賛意見が相当多かったです。だいたい95%以上は高評価。
かなり傑作との呼び声が高い一本です。
とにかく、皆が口を揃えていっているのは、アクション・シーンが凄いこと。
しかもCGやスタント無しで、それだけやっているのだから、ますます手に汗握ってしまいそう。
また、トム・クルーズはもちろん、出ている役者さんたちも魅力的との意見が多かったです。CIAエージェント役の男女二人も、美しく強い女性、イルサも・・。
スーツで戦うなどスタイリッシュでいいですね。
また、イタリア、フランス、ロンドンの街並みやヒマラヤまで見れてしまうので、ちょっとした旅行気分も味わえそうですよ!