高さ1キロ超の、ウルトラ超高層ビルを舞台に、「ワイルドスピード」でもお馴染みのドゥエイン・ジョンソンが駆け回る!
天空のリゾートだったはずが、高さはそのまま脅威に!
垂直落下するエレベーター、命綱なしで、ビルの骨組みをよじ登る・・・などスリリングで迫力満点のシーンが満載である。
香港が舞台なのでアジア系キャストが多いのもハリウッドにしては珍しい。
さて面白いのかつまらないのか、感想をチェックしてみた!
スカイスクレイパーの予告編とあらすじ
元FBI捜査官だったウィル。破綻した人質交渉のミッションの中で、左足を失ってしまった。そして現在は、「真珠(パール)」という呼び名の、香港の超高層ビルのセキュリティコンサルタントとして働いている。
このビルは、エンパイアステートビルの三倍は高い。
この高層ビルを、億万長者のデザイナー、ジャオと一緒に訪れているさい、悪漢が「パール」を乗っ取り、放火してジャオを追い出そうとする。
だがウィルの家族(妻のサラと二人の子供たち)も、このビルの中に閉じ込められてしまう。ウィルは、彼らを救出し、悪い奴らを追い出すことができるのか??
スカイスクレイパーの監督やキャスト
- 監督
ローソン・マーシャル・サーバー
- 出演
ウィル・ソーヤー役・・・ドウェイン・ジョンソン
元人気プロレスラー”ロック”だったドウェインジョンソン。流石の首の太さです!
近年も「ジュマンジ」「巨獣大乱闘」など迫力あるアクション映画の常連になっています。
サラ・ソーヤー役・・・ネーブ・キャンベル
お母さんはオランダ人、お父さんはスコットランド人のネーブ。バレエ団出身。きりっとしたパワフルな母親を演じます。
ジャオ役・・・チン・ハン
コレス・ボタ役・・・ローランド・ムーラー
スカイスクレイパーの上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・102分
- 日本公開日・・・2018年9月21日
- 配給会社・・・東宝東和
- ジャンル・・・アクション、レスキュー
スカイスクレイパーの感想やレビューをチェック。
ウルトラ高層ビル「パール」そのものも面白い!
高層ビルで繰り広げられる救出劇、というのは、割とよくある設定だけど、飽きさせない場面が多い。
例えば、主人公のウィルは、燃える橋を渡ったり、義足を利用して建築用のクレーンによじ登ったりする。この義足はチタンのドアにくさびを打ち込んでこじ開けるにも役立つ。
それから元軍医の奥さんも、ただ助けられるのを待つありがちなヒロインじゃない。彼女は、喘息持ちの息子と煙が充満した廊下に突入するさい、先に吸入器を使わせたり、車のドアを使って、悪い奴を引きずり出したりする。
役者の魅力の他には、「パール」というウルトラ高層ビルそのものも、面白く作られている。「ダイハード」に出てきたナカトミ・プラザは、外国資本(アジア)の象徴だったけれど、香港に聳え立つ今回の「パール」は240階建てのビルで、ショッピング・モールや居住エリアがあり、森林まである。壮麗な滝まである。
巨大な風力タービンがエコフレンドリーなやり方でビルに電気をまかなっているし、事態が危険に陥ってから、ジョンソンがその上を走ったりするのもクールだ。
一方、マネーロンダリング屋の悪人は、かなり下らない理由で、この高層ビルに火を付ける。炎と煙の中、ジョンソン演じる主人公は、クレーンから燃え始めた高層ビルに飛び移ることになる。
オリヴィエ・ジョーンズ氏評価より
Review: ‘Skyscraper’ Is Surprisingly Relevant to Current Politics | Observer
まるでムサシみたいなアスレチック・トライアル!
主人公は、色々なアスレチックをしてみせる。梯子昇り(クレーンをよじ登る)、雲梯(うんてい)(クレーンの腕を、うんていの要領で移動)、懸垂(高層ビルのふちで)、腹筋運動(逆さ吊りで)、それにロープをよじ登る・・・。こういう映画だ。
しかも彼は片足が義足という条件で、これらの芸当をやってみせる。
それに、銃を使いたがらないのもハンデになっている。(FBIに勤めていた時の経験が彼にそうさせるらしい)もちろん、悪い奴らは、どんどん銃器を使ってくるのに。
でも主人公は、高層ビルシステムの知識と、素晴らしき筋肉で持って、ハンデも乗り越えていく。
とはいえ、これはそんなに面白い映画ではない。正直、アクションはぎこちないし、物語構成もガタついているし、プロットもありがち。まあけど、不快な映画ってわけでもない。
マシュー・リコナ氏評価より
全体的に説得力に欠ける映画、、という意見
スカイスクレイパー自体が、ある意味一番面白いキャラだった。
人間の登場人物といえば、どうも動機が読めなくて、感情移入できない。悪者は、お決まりな描き方がされていて、彼らが人を脅迫しようとする方法も一般的すぎる。
それからアクション映画では、主人公達の物理的な位置というのが大切なのだが、この映画では誰がどこにいるのだか、分かりづらくて、それでスリルが減っている。
それから、一般の通行人がアクションシーンを茫然と眺めているシーンが多すぎる。
ドウェイン・ジョンソンは、どしどし歩き回って、ガタイが良すぎて、機敏な戦闘マシーンであるには、説得力に欠ける。
ジョンソンは、粘着テープを色んなことに使い、実際「もし粘着テープで、それを修理できないなら、粘着テープの量が足りてないってだけだぜ」と、いう台詞もある。
粘着テープで修繕しなきゃいけないのは、この映画かもしれない。
アダム・グラハム氏評価より
スカイスクレイパー、一般観客の感想をチェックした!
- どのシーンも、物理の法則に逆らっていた・・・。
- シリアス過ぎて、つまらない。
- ドラマチックなアクション・スリラー!家族に連れて行かれて観たけど、面白くて目が離せなかった。クレーンから燃え上るビルに移るシーンとか、他にも一杯スリリングな瞬間が沢山あって、身を乗り出して見てしまった。役者では、特に子役が良かった。臨場感たっぷりの演技をしてた。
- アクション映画として十分に楽しめた。
- 駄作だった・・。アクション映画の決まった型にはまっていて独創性がない。
- 始まりは良かったし、期待させたし、主人公が使うハイテクな装置やらキャラクターにワクワクした。でも、アクションのパートとなると、非現実的過ぎたな・・。
- 「タワーリングインフェルノ」とか「ダイハード」の系列の映画で、気楽に見れるいいアクション映画だった。
- サントラは物語にあってて良かった。
最初から最後までスリルがあって楽しめる。
物語はそんなに大したことないけれど、どの瞬間も楽しめた。いいもの観た。
スカイスクレイパー見どころまとめ
「スカイスクレイパー」はとにかく、一番の見どころは、スーパーウルトラ高層ビルそのもの、という意見が多かったです。
中にショッピングモールや滝、森林まであるというのだから、本当にあったら、一度観光に行きたい・・・。ビルのデザインも、有名建築家が監修しているというだけあって、かなり洗練されたものになってます。
アクション・シーンについては賛否両論でした。
「物理法則を無視している!!」とか「非現実的!」とか、とにかくアクションは、現実に考えると有りそうもないものが多く、リアルさを求める人は不満を抱いてしまう模様です・・・。
気楽に、スリルやら奇想天外な高層建築だのを楽しもう!という時には、いい映画かと思われます。