半魚人みたいなタコみたいな侍みたいな怪物が、髪振り乱して暴れ回る!!
・・っていう、グロいというか、グロくてちょっと笑いたくなってしまうようなモンスター感を出しているのがこのザ・プレデター(捕食者)です。
全宇宙をまたにかけて、生物を狩りまくる最強のエイリアン・・・。少年が無邪気な遊びから、これを呼び出してしまって大変!!というストーリー。
今度のプレデターはさらに前作から異種交配して進化しているらしい・・・。
ドラキュラとかフランケンシュタイン、半魚人とか、正当なる古き良き怪物映画の系譜にも位置付けたくなってしまうような手作り感のある(?)奇妙な風貌をしています。
モンスター好きは必見かも。
さて面白いのかつまらないのか、評判をチェックしてみました!
ザ・プレデターの予告編とあらすじ
ある捜査班の一行が、メキシコの麻薬密売組織を追ってジャングルを探し回っていた。しかしその時、宇宙から謎の飛行船が空を切り裂いて落ちてきた。壊れたその宇宙船の瓦礫の中から、マッケナは、プレデターのヘルメットと小手を見つける。
彼は捜査班の中で唯一生き残ることができて、そのヘルメットをアメリカの自宅に送った。荷物を開けたマッケナの息子(自閉症の天才児)は、偶然、それを作動させて、また別のプレデターを地球に召喚してしまうことになる。
一方、政府はマッケナが見たものが何なのか、ヘルメットが何なのかを知りたがる。そしてマッケナは、公衆からエイリアンについて秘密にするため、隔離された施設に投げ込まれてしまう。そこには、軍隊から弾きだされた、はみ出し者の戦士達がいた。
マッケナと戦士達、政府のエージェント達は、プレデターと戦いながら、なぜそいつが地球に来たのかを探り出そうとする。
そこには、エイリアンの生態を研究し続けてきた女性科学者ケーシーも参加することになる。
ザ・プレデターの監督やキャスト
- 監督
シェーン・ブラック
- 出演
クィン・マッケナ役・・・ボイド・ホルブルック
「ローガン」にも出演していたホルブルック。
ウィリアムズ役・・・トレバンテ・ローズ
アカデミー作品賞の映画「ムーンライト」や「ホースソルジャー」でも活躍していました。
ロイ・マッケナ役・・・ジェイコブ・トレンブレイ
怪物を呼び出してしまう男の子には、2006年生まれで、名演技で名高い子役、ジェイコブ君。最近では「ワンダー君は太陽」の主演を務めていました。
キーガン=マイケル・キー
ケーシー・ブラケット役・・・オリビア・マン
元気ハツラツなイメージのオリビア。X-MENアポカリプスやアイアンマンにも出演していました。なんと十代の大半を日本で過ごしていたそうです!
ザ・プレデターの上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・107分
- 日本公開日・・・2018年9月14日(金)
- 映倫区分・・・R15+
- 配給会社・・・20世紀フォックス映画
- ジャンル・・・アクション、SF、モンスター、ホラー、コメディ
ザ・プレデターの感想や評価はどう?
駄作でナンセンスだった・・・というレビュー
この続編は、全然不要なだけじゃなくて、驚くほど酷い。
まず、ジョークが多すぎ。80年代のアクション映画と、コメディの両方になろうとしていて、結局どちらにもなれていない感じ。
30年前のオリジナル映画と同じく、登場人物達は、レゲエみたいな髪型をして、犠牲者から背骨を取り出す癖を持ったエイリアンと戦う。画面の色調はダークだ。
ホルブルックは主人公をうまく演じているのだが、アクションシーンはナンセンスだし、独創性にかける。陳腐といってもいい。マッケナの息子を探しに来る、進化したスーパー・プレデターは、適当なCGで描かれた、モンスター犬を引き連れてくるのだが、なんかゴーストバスターズに出てきそうな感じで笑える見た目をしている。
それから「ザ・プレデター」は奇抜で漫画っぽくてナンセンスで、意味ない流血沙汰を繰り広げることになる・・・。シュワルツェネッガー出演のオリジナルが好きなファンは怒るだろうし、他の人も、引いてしまうだろう。
クリス・ナシュワティ評価より
The Predator review: Shane Black action movie is comedic and disappointing | EW.com
B級アクション映画としては面白い!という評価
この映画は、とっ散らかっていて、ビビらせて、電撃的で、楽しい。今までの路線から思い切って逸脱して、シリーズに新しい息を吹き込んでいる。
混乱するような回り道をして、未完成のシンフォニーみたく、唐突に終わる。けれどこういう欠点と共に、もっと軽快で万人に分かりやすい映画に仕上がっている。
登場する軍人たちは、次々にプレデターの餌食となっていくのだが、彼らは色んな具合に正気じゃなくて面白い。脳にダメージを受けたヘリコプター・パイロットを演じるアギリエラが目立ってた。
プレデターは、これまでのシリーズでは、大抵物陰に隠れていて滅多に姿を現さなかったのだが、この映画では、フルでその姿をさらけだしていて、人間とエイリアンの殴り合いを白昼堂々と見せてくれる。
この映画はとっ散らかっていて、もう一回編集し直した方がいいほどだ。プレデターが地球を襲った動機は、気候変動とかプレデター同士の仲間割れとかにありそうなのだが、最後まで明かされない。
とはいうものの、この映画には、満足いくシーンもある。例えば、精神的に不安定な間抜け同士の恋愛感情やら、いじめっ子に究極の仕返しをするいじめられっ子のシーンとか。
何よりもよかったのは、監督はR指定の利点を活かしている。戦闘シーンは、エイリアンに前代未聞の戦闘能力を与えていて、視覚的インパクトのでかい、独創的なバトルシーンがたくさんある。串刺しにされたり、首チョンパされたり・・・。
B級アクション好きな人なら満足するだろう。
ピーター・ハートロブ評価より
Shane Black's bloody new 'Predator' sequel is a wonderful mess | Datebook
ポップコーン食べながら気楽に見よう!というレビュー
パキパキ、軽快に飛び交う会話、可愛い男の子、それに賢い科学者に、タフガイな主人公をお鍋に入れて混ぜ合わせて、とあるエンタメ映画の出来上がり!
このシリーズの元からのファンは評価が分かれるだろうけれど、大抵の観客は楽しめると思う。
チャールズ・アーリー評価より
‘The Predator’ has all the ingredients for a fun popcorn flick
暴力シーンが過剰にあるというレビュー
この映画は、他のプレデターシリーズと同じく、極端にバイオレンスと血みどろシーンに満ちている。
主人公も冷酷に暴力をふるい、それをギャグにしたりする。
あまりに展開が早すぎるので、笑えるギャグも充分に展開されなくて、いまいち笑えなくなってしまう。
それでも映画は、キャラクター同士の皮肉なやりとりとか、脇を固める堅実な演技を見せる役者陣とかによって面白さがあがっている。
ダン・ジョリン評価より
The Predator Review | Movie - Empire
ギャグが多すぎでしょ!というレビュー
冗談が多すぎるのと、バイオレンスシーンが超エグいのとかは、僕は気にしない。でも、この映画は、ダサすぎておススメ出来ない。
何が問題なのかというと・・・
どのキャラクターもギャグを言うので、ほとんどコメディみたいになる。特に、主人公が、はみ出し者の兵士達と一緒にチームを組んで、エイリアンと戦い始めてから。時々、アクションよりもギャグが優先されるほどである。
主人公はギャグとホラーを両方うまく魅せている。科学者演じるオリビアも。
でも、大急ぎで過ぎちゃうシーンも幾つかあって、何がなんだか訳わからないうちに終わってしまう。
後半では、オリジナルのプレデターみたいにしようとし過ぎていて、失敗している。
プレデターのファンだったら、この映画に価値を見出すと思う。でも同時に、あまりにギャグシーンが多くてがっかりするんじゃないかな。
アーノルド・シュワルツェネッガーが主演していたオリジナル版の「プレデター」の、あの、これでもかこれでもかっていうほどのスリルを期待しているんだったら、ほとんどそういうスリルはないことを言っておく。
ジミー・オー評価より
Review: The Predator (JimmyO's take)
「ザ・プレデター」(2018)見どころは・・。
やはり、ドレッドヘアなプレデターの外見からして、なんか面白い感がマンマンに出てましたが、予想通り(??)ギャグが多すぎ!という意見が多かったです。
そしてR指定なだけあって、かなり流血過多な暴力が繰り広げられるとのこと・・・。
そういう、B級ホラーとかB級スプラッタ―、怪物映画が好きな人は、見に行くと面白いかもしれません!!ただ本格派で怖い、サスペンス満点な上質ホラーやSFを求めている人がいくと「これじゃない感」が満点になる気もいたします・・・(;^_^A