アンジェリーナ・ジョリー主演で人気を博したトゥーム・レイダーが帰ってきた!カタカナにすると「ブレードランナー」みたいなタイトルだけど、英語の意味は「墓荒らし」です・・・。ありてい。
世界を滅ぼす力をも秘めた、幻の秘宝を手にすべく、冒険に繰り出すララ!その行くてには、インディージョーンズばりのアスレチックやら冒険が待ち受けている・・。
こういう人工的アスレチックって少し、「風雲たけし城」または「サスケ」というテレビ番組を思い出すな・・・( ^ω^)若い子には分からんネタを言ってしまった・・
さておき、面白いのかつまらないのか?評判と基本情報をチェックしてみた!
トゥーム・レイダー、ファーストミッションの予告編とあらすじ
大富豪の父が行方不明になってから七年。娘のララは、何事にも打ち込めない日々を過ごしていた・・・
バイク便の運転手をやめた彼女は、酔っ払いの水夫、レンが運営している香港へのツアーに登録する。香港についてからは、ある危険な島に渡るのだ。
その島はなぜだか、女王ヒミコのヤマタイと呼ばれている・・・。アレ??
(名前を取っただけみたいだけど・・・場所も香港に近いところというから、、日本近海という設定か??)
その島で、ララは父リチャードの昔の仕事仲間、ヴォ―ゲルと出会う。ヴォ―ゲルは、ずる賢い経営者である。ヴォ―ゲルは、ララの父を殺したと主張する。そして、女王ヒミコの墓を開け放つのに協力すれば、ララの命は助けてやるという。
その墓所には、圧倒的利益を生み出す秘宝が埋もれているのだ。
マシンガンを持つヴォ―ゲルの手下から、間一髪で逃れて、ララは、洞窟に潜んでいた父親を発見した。水夫のレンと、リチャード、ララの三人は、ヴォ―ゲルが墓所を解き放つのを止めようとする。
リチャードによれば、その墓を開けると、パンドラの箱が開かれるようなもので、世界を危険に陥れるという。
三人はヴォ―ゲルを阻止することが出来るのだろうか・・・。
トゥーム・レイダー、ファーストミッションの監督やキャスト
- 監督
ローアル・ユートハウグ
- 出演
ララ・クロフト役・・・アリシア・ビカンダー
スウェーデン出身、若くしてアカデミー助演女優賞も手にしたアリシア。ハリウッドでの活躍にも期待されてます!
リチャード・クロフト役・・・ドミニク・ウェスト
マサイアス・ヴォ―ゲル役・・・ウォルトン・ゴギンズ
ルー・レン役・・・ダニエル・ウー
アナ・ミラー役・・・クリスティン・スコット・トーマス
トゥーム・レイダー、ファーストミッションの上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・118分
- 日本公開日・・・2018年3月21日
- 上映方式・・・2D/3D
- 配給会社・・・ワーナー・ブラサーズ
- ジャンル・・・アクション、冒険、アドベンチャー
トゥーム・レイダー、ファーストミッションの感想やレビュー
ダンジョンを探検する面白さが見られない、という評価
△かなり大きい弓矢で戦うララ。横にいるのは相棒の水夫。
この映画の中で、ヒロインのララ・クラフトはいつも、走っているか、戦っているか、どうしたら、この数千年前の石のドアが開くのかとかを、敵や味方に語っている。
古代の墓所を探検するというよりは、アクションの側面が強い。
なので、ララが探検している、お墓自体は、あまり画面に映されることがない。からくり仕掛けを解いて先に進む、というような瞬間もあまりない。
こういうのは、例えば過去の名作「レイダース、失われたアークを求めて」とかの映画を盛り上げていた点なのだが。宝物が眠っている洞窟や、神秘的な宇宙船の中を、観客が本当に探検しているような気分にさせてくれるかどうか。主人公と一緒に、手探りで洞窟の様子を確かめながら冒険していく・・。
そして、おなじみの数々のトラップが現れる。ロープでくだる崖、踏むとトゲが飛び出してくる仕掛け、飛びこせそうにない深淵、落ちていく床・・・
ヒロインのララは、墓の扉を開けるための仕掛けを頭を使って考える・・・けど、観客には考えさせる隙を与えてくれない。我々は見てるだけで、謎解きに参加できない。そこで、ワクワク感が減少してしまう。
祈り用の輪がはめられた場面や、ドアに穴が開いているシーンなど、あまりに素早く画面は進んでしまう。
ララ役のアリシアは、とても良い。トム・クルーズ並みのアクションスターになれる。
アラン・シェスル評より
A Lara Croft This Good Deserves a Higher Class of Tomb to Raid | Village Voice
映画よりテレビゲームにした方が楽しめたのに、という評価
映画の序盤の方のシーンで、ララがロンドンでバイクを無謀にかっ飛ばすシーンの方が、後の洞窟冒険よりも面白かった。
映画にするよりも、ビデオゲームにした方が楽しめた。たとえば、ララが滝から落下して、最後の瞬間にパラシュートが開いて脱出できるという場面なんかは、2013年発売の「トゥーム・レイダー」ゲームから直接取ってきたものだ。ポップコーン片手に映画で見るよりも、ゲームのリモコンを握りしめて体験する方がよっぽど面白い場面だ。
ティナ・ハッサニア評より
Review: Tomb Raider proves some intellectual property should stay buried - The Globe and Mail
アンジェリーナ・ジョリーより女子大生ぽい、という評価
△アンジェリーナ・ジョリーのトゥームレイダーは、本当につええ姉ちゃん!って感じだった。
前までのララ役、アンジェリーナ・ジョリーにかわって、スウェーデン人女優のアリシアがヒロインの座を射止めた。ジョリーは、ララ・クロフトを、自信に満ちて攻撃的なアマゾネスといったふうに演じていたが、アリシアは、ヒロインを、もっとか弱い、大人になりきっていない女子大生として演じている。
色々素敵な場面がある。たとえば、ララが第二次世界大戦の時に使われていた、錆びついたアメリカ軍の爆撃機と出会う場面、それにララが武器として弓矢を駆使する、「打ちまくれ!」っていう感じの銃撃戦とか。
ジム・シェンブリ評より
» Jim Schembri’s new release movie reviews and Shane Jacobson Interview. | 3AW Radio Melbourne
一般観客の口コミをチェックした!
今まで多くの監督が、多くの人に愛されているビデオゲームから映画を作ろうとしてきた。でもほとんどが失敗作だった。
この「トゥーム・レイダー」は、そういう映画の中では一番良いと思う。
楽しいし冒険にあふれている。この映画は、傑作として記憶に残るようなものとはちがうけれど、ビデオゲームを元にした映画の中では、語り草になると思う。
ゲームのファンだったり、単に娯楽を味わいたいんだったら、この映画はおすすめ。
三つ目の場面では、観客をひきつけようと、エモーショナルな要素がでてきて、それは大体成功している。感情の面でこの映画は一番楽しめる。
アンジェリーナ・ジョリーよりも、アリシアはララをはるかにうまく演じているし、冒険のワクワク感と、物語も、前作よりも全然成熟したものになっている。
とはいうものの欠点もあった。会話は時折、早く流れ過ぎてしまい、観客に、パズルを解く十分な手掛かりを与えないままに過ぎてしまう。キャラクター達が自分で次々に謎を解いてしまう。
それからクライマックスでは、すべてのキャラクターがほとんど、やり遂げるのが不可能な状況におかれるので、誰かがビデオゲームで不可能なタスクをしようとしているのを見ているような気にさせられる。それさえ許容できれば、クライマックスのシーンもとても面白い。とはいえ、ちょっとバカバカしくもあるんだけど・・・。
たぶん、誰もが楽しめる映画というわけではないと思うけど、アクション映画が好きな人には、断然おすすめする!
「トゥーム・レイダー」の見所まとめ
人気のテレビゲームになっているだけあって、皆ゲームと比較してました。
だいたい、評価は52%くらいの人が高評価してますので、まあ、そんなに全体に評価が高いわけではないです。
ゲーム好きの人の中でも、謎解きやパズルを自分でして楽しみたい人には、不満が残るものだったとのこと。
ダンジョンの謎を、主人公が勝手に解いていってしまうから、観客が自分で頭を使って考える楽しみがあまりない、ということです。
ただそれよりも、アクションを楽しみたい!という人は楽しめる映画になっていそうです。
それから何気に面白いのは、秘密のダンジョンの名前が女王「ヒミコ」が眠る「ヤマタイ」島になっていること!これって、もろ邪馬台国からとってますね( ´艸`)