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「カーズ3クロスロード」の感想。車が喋って歌って「全員破壊レース」に参加するってよ。

Cars 4

 「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」など数々のヒット作を飛ばしているピクサー・スタジオから、レーシング・カーアニメの第三弾!

 以前のような走りが出来なくなってしまい、自信を失っている「ライトニング・マックイーン」が再起を賭けて奮闘するドラマになっている。

 迫力満点、なのに可愛い!そして励まされる・・という映画に仕上がっていそうだ。

 奥田民生の主題歌でも盛り上がる。

 果たして面白いのかつまらないのか、感想をチェックしてみた!

 

 

「カーズ・クロスロード」のあらすじ

 「ライトニング・マックイーン」はカーレースの王者の座にいた。

しかし、最新鋭の技術を搭載した「ジャクソン・ストーム」が登場。たやすくマックイーンを破ってしまう。しかも一回だけでなく、それ以降のレースでも、マックイーンは全然、彼に勝つことができない。

 困り果てたマックイーンは、若いトレイナーのクルーズが運営している、ヴァーチャル・リアリティを使ったレーシングスクールに入門する。でもその訓練には効果がなくて、マックイーンはクルーズを泥地を走るトラックに連れ出して、実際のレースに参加するっていうのがどんなものだかを分からせようとするのだった。

 新しいトレーナーとしてクルーズ・ラミレスとタッグを組むマックイーン。

 次のレースで負けたら引退するという約束をオーナーとしてしまったマックイーンは、自分の能力の限界にチャレンジしようと、トレーニングに励むのだった・・・。

 

 

「カーズ・クロスロード」の監督やキャスト

  • 監督

ブライアン・フィー

  • 声の出演

ライトニング・マックイーン役=オーウェン・ウィルソン

クルーズ・ラミレス役=クリステラ・アロンゾ

ジャクソン・ストーム役=アーミー・ハマー
スターリング役=ネイサン・フィリオン
スモーキー役=クリス・クーパー
 
 日本語吹替え版も、主役を土田大、ルイジをパンツェッタ・ジローラモ、ボブ・カトラスにはラジオDJでお馴染みの赤坂泰彦が出演するなど、何気に面白いキャストが揃っている。
 主題歌は奥田民生。
 

「カーズ・クロスロード」の上映時間や日本公開日

  • 上映時間・・・102分
  • 日本公開日・・・2017年7月15日(土)
  • 配給会社・・・ディズニー
  • ジャンル・・・アニメーション、アクション、カーレース、ファミリー映画

 

「カーズ・クロスロード」のレビューや評価をチェック!

 

年を取るっていうことについてのメッセージがある。

  この「カーズ」の最終作と思われる映画は、年齢と共に訪れる変化を受け入れることについての深い洞察に満ちている。ただ、同じメッセージを発していたトイストーリー3ほど、感情に訴えてくるものはなかったけれど。

 「カーズ・クロスロード」は、大いなる再起物語みたいな感じで始まるけれど、次第にどんなに凄いチャンピオンだろうと時の流れには勝てない、ということについての、深い物語になっていく。過去の栄光や勝利をずっと心の中で繰り返すよりは、ともかくも今先に進むことの方が、人生を意味あるものにするのだ。

 けどこの映画は、レースの場面に時間を使い過ぎている嫌いがある。製作したスタッフ達はカーレースが本当に好きなんだなあというのは伝わってくる。けれど、ちょっとその情熱を出し過ぎているんじゃないか。車もカーレースも、美しく表現されているけれど、すっごいエキサイティングに仕上がっているかというと疑問だ。

 とはいえ、この「カーズ」シリーズの中では良く出来ていたし、この「カーズ」シリーズは、続編を出し過ぎなんじゃないか、と疑ってた人達の期待を、いい意味で裏切るほどには、良い映画だ。

ジェームス・ベラルディネリ リール・レビュー誌より

 

ビジュアルは凄いけど、子ども向けという意見 

 ビジュアル的には凄い。アニメ漫画っぽいトーンから、写真みたいにリアルな描写で、革新的に良く出来ている。

 それから、「カーズクロスロード」は子どものための映画だ。10歳よりも上の人間には、笑えるシーンは少ない。けれど、声優はいい仕事しているし、アニメーションは、目玉が飛び出るほど良く出来ているから、そんなに文句をいう余地はない。特に、ここのところピクサースタジオの作品は不調だったし。

ジェイ・オルソン シネミックステープ誌より

 

「壊滅ダービー」と歌う車達が見どころ!という意見

 キュートなキャラクターが出てこないってことで、小さな子どもたちよりも、付き添いで来ている、お父さんや、年上のお兄さん達の方が楽しめるかもしれない。

 このシリーズのファンは、お気に入りのキャラクター達が今回は脇役に待っていることでガッカリするかもしれない。けれど、新しく登場した車達も、愉快な奴ら揃いなので、変わらずに楽しめる。

 レースのシーンは、驚くほど良くできていて、スポーツカーをアニメにするっていうことのお手本になっている。

 見所は、「壊滅ダービー」。ここでは、すべての敵を破壊することがゴールになる。それと、車達がガレージでバンドを組み、ブルース・スピリングスティーンの「グローリ・デイズ」を演奏するシーンも面白い。

リチャード・ジェームス・ハービス サウスチャイナモーニングポスト誌より

 

一般観客の口コミを拾ってみた!

  • 子どもは喜んでた。
  • 最初の一時間は退屈だったけど、その後から巻き返すし、思わぬ感動も覚えた。けど、傑作ってほどじゃない。「カーズ2」よりは良かったけど。
 
  • 私たち車好き一家は、すごい楽しめた。三部作のいい締めくくりになってるし、マックイーンの栄光もずっと続くようになっている。沢山笑えたし、感動する場面もあった。

 

  • レーサーになりたかったけど、なれなかったトレーナーという、クルーズ・ラミレスの設定はなかなか良かったし、アニメは凄く良く出来ているけど、物語はありがちだ。このシリーズのファンじゃないなら、見に行かなくてもいいんじゃないかな。
 
  • 車が大好きな息子と一緒に見に行った。すごい良かった。ユーモアあり、泣かせるシーンあり、可愛いシーンあり。素晴らしい映画。
 
  • シリーズの内で一番良かった。ちょっとダークになっていた。ペースはじゃっかんスローに感じたけど、レースの場面は家族皆で楽しめた。
 
  • だらだらした展開で、シリーズの中では一番面白くない。
 
  • ほろ苦く甘い、ビタースウィートな物語になってる。けど結末は気にいらなかった。

 

「カーズ3クロスロード」まとめ

 

 大体、観客の7割の人が好意的に評価していました。

中でも、ともかくビジュアルは凄い、とのこと。砂浜を走るシーンでは、輝く水面や砂粒がまるで本物みたいに表現されているとか。キャラクターデザインも、良く出来ています。

 欠点としては、レースのシーンが多すぎるというものが結構ありました。

車好きのお子さんがいるなら、間違いなく喜ぶ映画のようです。

クルマ好きの大人も楽しめそう。

 でも、別にそんなにクルマとか、レースとかに興味ないやって人には、微妙といえば微妙かもしれませんね。

 車の「中年の危機」を描いているってことで、ボクシング映画の「ロッキー3」似てるっていう意見もありました。

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