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ハリーポッター「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」原作本に出てくる幻獣を図鑑ぽく解説してみた。

LEGO Harry Potter minifigs

この秋にいよいよ公開になるハリポタ・シリーズ最新作、ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」だけど、今度は、面白い魔法動物があれこれ登場する映画みたいだ。

そこで、ネタ本「幻の動物とその生息地」に登場する幻獣を集めてみた。

妖怪とか幻獣とかって、何歳になっても、わくわくしてしまうものだ。

ポケモンブームなんかも、人類の不思議動物狩猟本能(??)をくすぐってるのかもしれん。

古今東西の伝説から引かれたものもあるし、原作者ローリング氏が、みずから想像したものもいるみたい。

 

ともあれ・・。

 

「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」予告映像


『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』新映像

本編は、2016年11月23日(勤労感謝の日)に公開。脚本を書いたのも、原作者のJ・Kローリング氏ということだから、物語の運びには、かなり期待できそう!

主人公は、魔法動物学者。

一般世間とは、そんなにうまく馴染めない彼は、トランクにいつも魔法動物を入れていて、

魔法動物と一緒にいくと安らぐらしい。

ローリングさんによると、彼女の書くものがたりの主人公はいつも、どこか世界から疎外感を感じているキャラクターなんだって。。

共感してしまう、引っ込み思案なわたくしである。

あ、ちなみに映画は早速みたが、その感想はこちらの記事で書いてるよー。

 

tyoiniji.hateblo.jp

 

 

「幻の動物とその生息地」とは、魔術学校の教科書

この本は、ハリー達が通う魔術学校で使われる教科書っていう設定だ。

魔法生物の基礎知識や、生態について教えてくれる本である。

この本に出てくる幻獣がどんな存在なのか調べてみた。

(昔から語り継がれてきた動物については、ローリングさんの描写とは細部が違う可能性もアリ。)

 

ユニコーン

Unicorn

  • 生息地: ヨーロッパの森の奥深く。
  • 生態: なぜか清らかな乙女が大好きで、いつもは獰猛なのにもかかわらず、処女に寄ってきては、恍惚として膝の上でぐっすり眠り込んでしまう。この習性がユニコーンを捕まえるのに利用されている。ユニコーンの角には、病を癒し、汚染された水を浄化してくれる力が宿っているという。昔は、角を持つ大型の水棲動物、イッカクの角が、ユニコーンの角だと詐称されて交易されていたこともあるとか。

 

 ピクシー

Pixie Snip

  • 生息地: イギリスの特にコーンウォルやデボンの、荒野に多く分布するという。

             古代の遺跡(ストーン・サークルや古墳など)周辺に出没するともいわれる。

     ケルト人の伝承に起源があるようだ。

  • 生態: 親切で、いたずら好き、小さくて童顔。 一晩中踊りあかしたり、とっくみあって遊ぶのが大好き。たいてい、緑色の洋服を着て、先のとがった帽子をかぶっている。目はヴィクトリア朝時代から吊り目で描かれていたけど、もっと昔の絵は、特に吊り目ではない。
  • 馬に乗るのが大好きで、たてがみに、小さなこんがらがった巻き毛があったら、それはピクシーの仕業。


バシリスク

 

  • 生息地:フランスやイギリス
  • 生態:、よく晴れた満月の夜に、年取ったオスの鶏(メスではないことに注目!)が産卵した卵から生まれる。蛇と鶏とドラゴンの特徴をあわせもっている。睨み付ける力が強烈に強く、ひと睨みで相手をノックダウンさせてしまう。
  • イタチには弱い。また、雄鶏の鳴き声にも弱い。

レプラコーン

 Leprechaun ill artlibre jnl.png
FAL, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=385145

  • 生息地:アイルランド
  • 生態:あごひげを生やした、小さなおじさん。コートと帽子を着ている。いたずら好き。靴を作ったり修理したりするのが仕事で、たいてい一人で過ごしている。
  • 虹のふもとに金の壷を隠している。人間につかまった時は、自分を逃がしてくれるかわりに、その人間の願いごとを三つ、叶えてくれる。

マンティコア

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  • 生息地:インドやマレーシア、インドネシアの森林
  • 生態: ペルシアの伝説動物。赤いライオンの胴体、人間の頭。口には鋭い歯がサメのように三列生えている。蝙蝠のような翼を持つこともある。トランペットみたいな鳴き声を出す。尻尾は、ドラゴンかサソリのようである。その尻尾の毒針で、獲物を麻痺させたり仕留めたりすることもある。獲物はぜんぶむさぼり尽くしてしまうので、洋服や骨や所持品も残らないという。

トロール

 John Bauer 1915.jpg

By John Bauer - Illustration of Walter Stenström's The boy and the trolls or The Adventure in childrens' anthology Among pixies and trolls, a collection of childrens' stories, 1915., Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=92923

  • 生息地:北欧
  • 生態:人里はなれた山の奥深くや岩場、洞窟などに、少人数の家族で住む。 見かけは、物語によってまちまちで、醜い姿をしていたり、ほとんど人間と同じ外見を持っていたりする。力が強いけれど頭が鈍く動きがゆっくりしているといわれることも多い。
  • 大きな岩などについて、トロールが放り投げたものだとされたり、トロールが日光を浴びて固まってしまってできたものだといわれることもある。
  • 余談だが、たぶんジブリの「隣のトトロ」の名前も、たぶん「トロール」由来なのかな?

ノーム

pag 8 leuke kabouters

  • 生息地:地下
  • 生態:小人。物語によって描かれた方はマチマチ。ハリーポッターシリーズの中では、魔女や魔法使いの庭に住む厄介者とされている。ずんぐりした体つきに、じゃが芋みたいな頭をしている。害はないけれど、いたずら好きで、やたらと体が丈夫にできている。
  • ノームはよく、魔法使い達に、とんでもない遠くまで放り投げられるが、全然ピンピンして庭まで帰ってこれる。

このノームについては、やたらと可愛いイラストが沢山描かれているので幾つかご紹介~。

 

GNOMES

△リアルなおっさん(おじいさん)ノーム。サンタクロースにもちょっと似ている・・・。

pc kabouter elf freddy Langeler

△ノームとフェアリーの恋模様?

kabouterkaart

△かたつむりを乗り物にするノーム。

Na 4 uur- 1939 kleurillustratie   5 straatverlichting

△キノコのおうちと、ろうそく一本を手押し車に乗せて・・・。ノームはよくキノコと一緒に描かれる。彼らがよくかぶっている赤い帽子も、きのこによく似ている・・・。

ウェアウルフ(狼男)

Werewolves moshing

  • 生息地:ヨーロッパ全域
  • 生態:狼に変身する力を持つ、または、狼と人間が混ざったような姿をしている。普通の人間が、呪いをかけられたか、他のウェアウルフに噛み付かれたり、引っかかれたりして、狼男へなってしまう。変身中でも、目つきや声が人間のままであることが多い。
  • 数々の映画や漫画などで、満月の光を浴びて狼に変身してしまう姿が描かれてきた。突然体が大きくなり、牙が伸びて毛が生え、洋服を引き裂いて変身する様子はなかなかドラマティックである。

グリフィン

Martin Schongauer, The griffin (15th century).jpg
By Hieronymus Wierix - Hieronymus Wierix, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=47266496

  • 生息地:ギリシア、ペルシャ、エジプトなど
  • 生態:ライオンの胴体・後ろ足に、鷲の頭・翼を持っている。前足には、猛禽類の鉤詰めが生えている。ライオンは陸の、鷲は空の王者とみなされてきたから、両方が合体したグリフィンは、とりわけ強力で威厳のある魔法動物である。
  • 宝物を守るガーディアンとして知られている。

フェニックス(不死鳥)

Phoenix-Fabelwesen.jpg
By Bertuch-fabelwesen.JPG: Friedrich Johann Justin Bertuch (1747-1822) derivative work: Tsaag Valren (talk) - Bertuch-fabelwesen.JPG, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7038417

  • 生息地:ヨーロッパ、インド、アラビア、中国まで世界各地
  • 生態:1,400歳ほどの長寿で、最後はみずからを火で焼いて、灰の中から甦るという。太陽や復活などを象徴する。とさかが生えている姿で描かれたり、太陽を象徴するために後光と一緒に描かれたりする。その羽は色彩豊かで、孔雀のような色、赤や黄色の場合がある。サイズについても、鷲と同じくらいか、それ以上、中にはダチョウよりも大きい、という説もある。日本でも手塚治が「火の鳥」で、人間世界を超越したキャラクターとして描いているのは周知のとおり。

ドードー鳥

dodo

  • 生息地:インド洋マダガスカルの、モーリシャス島に本当に生息していた。絶滅してしまった飛べない鳥。
  • 生態:高さ1メートル、体重は10~20キロもあった。1700年までには滅びてしまったので、生態については謎が多い。卵は一度に一つしか産まなかったとか、モーリシャスの乾燥した沿岸地域に住んでいたとかいわれる。水夫に狩られたり、人間の連れてきた外来種に襲われたりして、消滅してしまったのである。

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グリンデロー

  • 生息地:イギリス
  • 生態:水のふちに寄って来た小さい子をつかまえて溺れさせてしまうという。子どもが危険な泥沼や水たまり、池などに近づかないように、大人はこの存在を持ち出して注意した。
  • ハリーポッターシリーズの中では、ホグワート近くの湖の中に住んでいて、大きな黄色の目玉、鉤詰め、ウエストから下には八本の蛸みたいな触手を持つ幻獣として描かれている。小さく、人間に似ていて、皮膚は灰緑色でまだらがある。

 

まとめ

やっぱり妖精や小人、幻獣、魔法動物の類は、眺めていて、とても面白い。

どこかに本当に、こういう生き物がいるんでは?と思っちゃう。

そういう動物や妖精とコミュニケーションが取れたり友達になれたら楽しいだろうなー、と。

そんな願いを、今度のハリポタ「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」は、かなえてくれそうで期待大である。

たとえ映画館の中だけにせよ・・・。

いや、本当に世界のどこかには生息してるかもよ!?ナルニア国もあるかもよ?

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