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映画「パッセンジャー」の感想・評判は?【ネタバレ】

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 大きなスペースシャトル、他のすべての乗客が冬眠カプセルで長い眠りに着く中、なぜか予定より90年も早く目覚めてしまった二人の男女・・・。

 一体なぜ?どんな試練が二人を待っているのか?そして二人は恋に落ちる・・・。

 という、なんともスリリングな物語。

 評判や口コミをチェックしてみた。

 ・・・しかし、目覚めているのが二人だけ・・・という状況で両思いならいいが、女性の方が、好きでない男性に迫られたらいやだよなあ・・・とか、逆にもし女性が男性に片思いするケースだったら、かなりの確率で思いを遂げられそう・・・などとどうでもいいことを考えてしまった・・。(これは偏見かもな)

ともあれ。

 

 

「パッセンジャー」のあらすじ【ネタバレ有】

ジム・プレストン(クリス・プラット)は、星間宇宙船アヴァロンの乗客だった。計画によれば、ジムと、ジムを含む5,000人の乗客、それに258人の乗組員は120年間の間、新しい植民惑星ホームステッドⅡへと向かう旅の間、冬眠を続けるのだ。

 ところが、まだ眠りについて何十年か過ぎたあと、ジムの冬眠ポッドの蓋が開いてしまう。そしてホログラムの女性が登場し、ホームステッドⅡへの航海はまだ完了していないと告げる。

 それからジムはホログラムに導かれてキャビンへと向かい、解凍されたほかの5000人の植民者との会議に出るため準備するよう促される。

 しかし、彼が「学習グループ38」の集まりに出席しようとしたら、他には誰もいなかった。同じように、ジムがカフェテリアに立ち寄ったときも、誰もいないし、巨大ショッピングモールにも、買い物客はいなかったのである。

 何が起きていたのか。アヴァロンは、隕石群が浮かぶ領域を横切るときに、機体に幾つか浅めの引っかき傷を受けたのだが、その時にジムのポットの回線をショートさせて、ジムを起こしてしまったのだ。皆よりも90年も早く。ジムはなんとか事態を収拾しようとする。彼は宇宙船のコンピューターと対話するが、予定よりも早く起こされてしまったような事例は過去になかったというばかりで助けてはもらえない。

 ジムは、船の乗組員を起こそうと試みる。しかし彼らは、頑丈に閉ざされた部屋の中で眠っていて、起こすことはできない。ジムは一人きりだ。

 しかし、宇宙船のラウンジには、陽気なロボットのバーテンダー、アーサーがいる。アーサーは、その日その日を来るがままに過ごしていきなよ、といったバーデンダーっぽい助言でジムをなぐさめる。 ジムは宇宙船の豪華な施設を楽しみ、もっと素敵な客室に移動し、ビデオゲームでダンスする、そしてあごひげを生やし、酒を飲む。

 ジムはある日、乗客の冬眠ポッドの中に、素敵な金髪の女性オーロラを見つけた。ジムは船に積まれたファイルを探し、オーロラはホームステッドⅡに、物語を書くインスピレーションを求めて来た作家だということを知る。ジムは、オーロラは自分が夢見ていた女性だと確信し、何ヶ月もの間、彼女を起こすかどうか煩悶した。オーロラを起こすことになれば、それは宇宙船の中でジムと二人だけで生きて死ぬということを彼女に強いることになるし、一方、もう一年もの間、ジムは一人ぼっちで孤独だったのである。

 ジムは最初、自分がしたことをオーロラには言わないでいる。やがて二人は恋に落ちる。後からオーロラは、ジムがオーロラを起こしたのだということを発見してしまう。そしてその少しあと、宇宙船の故障はひどくなり、二人は生死をかけたアクションシーンへと突入する。

 

「パッセンジャー」の監督やキャスト

監督・・・モルテン・ティルドゥム

出演・・・オーロラ・レーン役=ジェニファー・ローレンス

     ジム・プレストン役=クリス・プラット

     アーサー役=マイケル・シーン

 クリス・ブラットは「マグニフィセントセヴン」「ジュラシックワールド」にも出演、オーロラ役のジェニファー・ローレンスは、過去にアカデミー主演女優賞、ゴールデングローブ主演女優賞を受賞している実力はの女優さんだ。

 

「パッセンジャー」の上映時間や日本公開日

  • 上映時間・・・116分
  • 上映方式・・・2D/3D
  • 配給・・・ソニーピクチャーズエンタテインメント
  • 日本公開日・・・2017年3月24日
  • ジャンル・・・SF・恋愛

「パッセンジャー」への評価やレビューをチェック

結局面白くなかった、という意見

  「パッセンジャー」という映画はどんな映画なのか?それは言うのが難しい。最初は、ちょっと高尚なSF映画みたいにして始まる。けれど、その設定は崩れていく。ジムとオーロラは他の乗客を起こすことを考えないし、潜在的に面白くなりそうな要素もあるのに、そちらには行かない。

 オーロラが起きてからは、映画は恋愛ロマンスのかたちをとる。けれど物語の筋にはあまり心が入っていなくて、ちゃんと結末がつけられもしない。そして、大きなアクションシーンがある終盤については、あまり語らぬが良かろうくらいの代物だ。

 皮肉なことに、「パッセンジャー」は、ジムがシリアルボウルを食べたり、のろのろ射的ゲームするなどする映画の最初の方の退屈な時間を描いているときに、一番色々感じさせた。そんな場面では、彼と一緒にいる気がしたものだ。

アトランティック誌、クリストファー・オー氏 要約

 

ロボットバーテンダーのアーサーが良かったという感想

 会話がとっても下手クソに書かれているため、名女優のローレンスも、それを演技でカバーできないでいる。彼女のカリスマ性を引き出すためだろうか、ローレンスが演じるオーロラは、作家という設定になっているが、どういう作家かというと、たまたま夕食を一緒にとったりすると彼女が今取り組んでいる作品の話について聞かされて、面倒というタイプの作家だ。

 映画の作り手たちは、むしろ宇宙船の造型に一番こだわっている。やわらかい家具、そしてアール・デコと極端なキッチュの中間にある舞台装置。

 特にバーテンダーのアーサーをめぐるシーンでは、人工知能であるアーサーと、即興で行動する人間の掛け合いが面白い。アーサー役のシーンは、洗練された都会的礼儀正しさとともに、真実を告げようという葛藤も見せるのだが、それはこの映画の中でも見所の一つだ。

 それにしても、ジムの行う行動(オーロラを冬眠から起こす)ことは、倫理、善悪、罪の問題なのだが、この映画の一番の罪といえば、つまらないことだ・・。

 

シドニーモーニングヘラルド誌 サンドラ・ホール氏 要約

 

一般観客の口コミを拾ってみた!

  • SF映画のファンとしては、舞台装置やコンピュータグラフィックスだけでも、観る価値あった!
  • 舞台セットは美しくて、物語にもずっとひきつけられた。でも主役の二人がくだす決断には疑問を持った。
  • 特に他にいいプランがないなら、家で鑑賞するにはいいかもね。
  • すごい映画。CGだけでも楽しめるし、主人公の行う倫理的選択についても考えさせられる。
  • ひどい映画。宇宙の映像は綺麗だったけど。無音(ミュート)に設定して観たらいいんじゃん?

 

まとめ

 宇宙や、スペースステーションの舞台セットなどは美しく、観る価値あった、という意見は多かった。でも、物語そのものはあんまり面白くない・・・という評判が大半ではありました。

 宇宙船の運命や、最後に二人がくだす決断については、どうなるのか、ハラハラはさせられそうですが・・・。あまり大きな期待はできない感じです。

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