スターウォーズ初期三部作の完結編が「ジェダイの帰還」!これは間違いなく初期三部作で一番面白いんではないかと思うよ。何しろ、観客サービスがてんこ盛りなんです。前二作がストイック過ぎるように感じちゃうほど、色々と観る人を楽しませる外連味(けれんみ)に溢れております。
小さい頃に見て一番印象に残っていて「スターウォーズといえばこれでしょ!」の感覚を養ってくれたのは、このエピソード6です。
スターウォーズ6ジェダイの帰還のあらすじ
前作で、カーボンフリーズされてしまい、なめくじの化け物みたいなジャバザハットの要塞で飾り物にされてしまっているハン・ソロ。その要塞に、レイア姫たちは潜入し、ハン・ソロを救おうとする。
しかしとらえられてしまい、砂漠の大きなサンドワームの餌食にされかける。なんとか危機をのりこえ、ジャバザハット一味もやっつけた一行。
その間に、銀河帝国の皇帝とダースベイダーは、着々と新しいデス・スターの建設を進めつつあった・・・。それは森の惑星エンドアの近くに作られているのだった。
これを破壊するためには、デススターを守っているシールドを破壊しなくてはいけない。ハンソロとルーク達一行は、惑星エンドアにおりて、シールド破壊の方法を探る。だがこの惑星には、インディアンみたいな装飾をつけた、可愛いキモイ熊のような一族が住んでおり、一行はその網に絡めとられてしまう。
あやうく食事にされかけた一行だがなんとか脱出し、この一族を見方につけることに成功する。銀河帝国と反乱軍の、決戦がいよいよ幕を開けることにっ。
スターウォーズ6ジェダイの帰還の監督やキャスト
監督・・・リチャード・マーカンド
製作総指揮・・・ジョージ・ルーカス
出演・・・ルーク・スカイウォーカー=マーク・ハミル
ハン・ソロ=ハリソン・フォード
レイア姫=キャリー・フィッシャー
オヴィワン・ケノビ=アレック・ギネス
ダース・ベイダー=(演技)デヴィッド・ブラウズ
(殺陣)ボブ・アンダーソン
(声) ジェームズ・アール・ジョーンズ
皇帝=イアン・マグダーミド
スターウォーズ6ジェダイの帰還の上映時間や日本公開日
ちなみに、もともと最初に公開された時の日本版タイトルは「ジェダイの復讐」だった、けれど、アメリカで「復讐」なんていう言葉は正義の味方であるジェダイにはふさわしくないんじゃないか、とか女性客は引くんじゃないかってことで、きゅうきょ「帰還」に変えたらしい。でも日本語版は、そのまま公開され、最近までタイトルは「ジェダイの復讐」のままだったという。
- 上映時間・・・133分
- 日本公開日・・1983年7月2日
- ジャンル・・・SF・冒険活劇・アドベンチャー
- 配給会社・・・20世紀フォックス
スターウォーズ6ジェダイの帰還の感想・見どころ
はっきりいって、エピソード6は本当に、見どころの嵐です!前二作は、割とストイックに闘いシーンに焦点を当てていたと思いますが、本作では、怪奇幻想趣味や猟奇趣味が満足させられるような、奇天烈で面白くで色っぽいシーンが盛り沢山。
アラビア風衣装を着たレイア姫が色っぽい~~
まずっ、レイア姫といえば、全身白装束で、パンツスーツ、髪の毛はお団子で後ろに束ねて・・・とけっこうストイックな服装をしていたイメージがあると思います。
それが露出度の高いギリギリセクシーな恰好を披露してくれちゃうのが今回。
恋人のハン・ソロを救出するために、大胆な賞金稼ぎのふりをして、ジャバザハットの砦に潜入して、凍らせられていたハンソロを無事にしゅわーっと解凍!しかし、そのままレイア姫も捕らわれてしまうのです。
ジャバザハットは、綺麗なお姉ちゃんを、身辺にいつも侍らせているのが好き。そんなわけで、レイア姫も目をつけられて、侍らせられるのでありました。
衣装は、ビキニみたいなアラビア風の大胆な衣装、髪はおろして、化粧も入念、首には鉄鎖とかなり煽情的な服装です。今までの禁欲とツンツンした感じから打って変わって、妙に綺麗に見えてしまう。背中もぱっくり空いてるし、これはもう男性観客向けサービスとしか思えない感じっ。(女性でも、綺麗な体のラインを賞賛できます)この恰好でアクションをしてくれちゃいます。悩殺!
ジャバザハットとその怪物がきもすぎていい
ジャバザハットは、なめくじが巨大になったような、しわしわで目がぎょろぎょろしている、なんとも奇怪な怪物。強欲商人の醜怪な内面を具現化したらあんな感じか。それが、舌なめずりしたり、レイア姫に「そのうちお前もわたしを楽しめるようになる」といったりとか、ともかく気色わるくて、いいですね。
怪物好きには楽しいかと。それから、ジャバザハットが地下室で買っている、巨大な猛獣も、ジャバと同じような皺皺でぬめっとしていて、でも牙や爪があるという、グロテスクな恰好をしてます。ルーク・スカイウォーカーはこれと対決するはめになる。そして、これを切り抜けたと思ったら、今度は砂漠で、サンドウォームの餌食にされそうになる。この芋虫はアリジゴクみたいな漏斗状になった砂の底にひそんでいる巨大な怪物で、砂の斜面から鋭い牙が突きだしてます。
この形状も、なかなか見物。
惑星エンドアの、キモ可愛いテディベアみたいな一族
惑星エンドアでは、ハンソロとルーク達は、イウォーク族の仕掛けた網に絡めとられて一網打尽にされてしまい、危うくそのまま丸焼きにされかける。
が、イウォーク族が金色に輝くアンドロイドのC3POを神だと間違えて崇めだしたのがきっかけで助かることになる。
このイウォーク族が、なんともいえずキモくて可愛い。身体は、ふわふわもこもこしたティディベアそっくり。なんだけど、顔が人面熊というか・・・やけに人間臭い顔つきをしていて、きもちわるい。で「イッチャンウイウイ」みたいな奇妙な声というか言葉で会話している。
習性はインディアンみたいな感じである。羽根飾りをつけ、弓矢や投石器というプリミティブな武器を使い、たき火をあげる・・・。
今の時代だったら、ネイティブアメリカン団体から「差別的」と抗議が来てもおかしくないかも??w
C3POを神だと思って崇めるというのも、インカやアステカの先住民が、舟でやってきた白人を神だと勘違いしたという歴史上のエピソードからヒントを得ていそうである。
ダースベイダーとルークの親子対決!
そしてやはりラストは、ダースベイダーとルークが、皇帝の前で決闘するというスリリングかつエモーショナルなシーンである!
ダースベイダーの中の、暗黒ではない光の部分は、まだ残っていた。ルークはその光の部分に訴えかける。そしてダースベイダーが、皇帝をぶん投げて落とす!のだが、皇帝は意外と弱ちい感じである、いとも簡単に落とされてしまうのだから、あっけない・・。そして、ダースべいダーは虫の息で、わが子ルークの顔を直接見れるよう、マスクをはずすことを要請するのだった・・・。
ついにベイダーの素顔が登場ーー。
まとめ
エピソード6は、正真正銘本当に面白いエンタメに仕上がっているのではないだろうか。一番最初の三部作の中ではこれが一番。盛り沢山色んな場所やキャラクターや決闘シーン、恋愛シーン、師ヨーダとの別れなどが詰め込まれているので、二時間の中にうまく凝縮できているのが信じられないくらいだ。