
6月5日、画期的な国民投票がスイスで行われた。
ベーシック・インカムを導入するかどうかを問うもので、結果は23.1%が賛成、76.9%が反対となり、導入は見送られた。
日本でも、「働かざるもの、食うべからず」という慣用句があるくらいで、勤労道徳が強く、
抵抗感がある人も多いのではないかと思う。
でも実はこのベーシック・インカム、社会福祉制度としてでなく、色々経済効果をもたらす可能性も秘めているのだ。そんなわけで、アメリカのクオーツ紙の論説をご紹介。
6月5日の今日、スイスはベーシックインカム政策についての投票を行った最初の国となった。法案が通る見込みはなかったが、だからといって、アメリカやその他の国で、ベーシックインカム運動が広まっている現在、今回の件を無視していいことにもならない。
スイスは、すべてのスイス市民に、ベーシックインカムを供給するかどうか国民投票を行った。専門家は、成人一人につき、月に2,500フラン(27万円程度)、子供一人には、月に625フラン(7万円程度)ほどの金額になったのではと推測している。
既存の社会保障に、ベーシックインカムを追加する案だった。
このことで、スイス市民は、転職や、病気の親戚の介護、出産や、を乗り切ることができるようになる。
BI(ベーシック・インカム)の推進キャンペーンを行った人々も、国民投票を通ることはないと予測してはいたが、BIのコンセプトについて皆が学ぶよい機会だと見ている。
今回のキャンペーンは、スイス国内でBIの支持者を増やし、国際的にも話題となった。
2016年1月にDemoScopeの行った、最近の統計によると、35歳以下の人々のうち、59パーセントが、
ベーシックインカムは、スイスで実現されると考えている。若者は、圧倒的に
ベーシックインカムの導入を支持している。
今後数十年間で、BIが実現される可能性を示すものだ。
ロボットによる失業で拡大する貧富の差
富める者と貧しい者の収入差は、ますます激しくなっている昨今、購買力を持った人々はどんどん少なくなる。けれど、雇用先を保持し、企業の活動を安定させていくためには、より大きな消費者層が必要となるのだ。
ベーシックインカムをサポートする経済学者や、ビジネスリーダー達は、BIは貧困問題と立ち向かう手段であるとともに、
強い中流層の基盤を固めることにもなると論じている。
国民全員の収入レベルが上昇するわけだから。
今年の4月には、自動機械が普及することによる失業の増加に直面して、何百人もの人々が、ロボットの扮装をして、BIの導入を呼びかけた。
自動運転する車両や、様々な自動機械や、未来の労働については、自分の仕事を世界をより良いものにすることだと考えている科学技術のリーダー達にとっても大きな問題だ。
シリコンバレーをになう多くの人々もスイスのBIキャンペーンに共感している。
ベーシックインカムは、人々が仕事を失うかもしれないリスクを取って起業することや、自分に合わない職業を去って新たなことに挑戦するのを可能にする。そうして、イノベーションを促進することになる。
新興企業をパワフルに育成してきたYCombinator社は、五年間、ある人々にBIをフルで支給する研究を計画している。
また、ザ・ユニバーサル・インカム・プロジェクトは、「マイ
ベーシックインカム」というイベントを行った。
クラウドファンディングで集められた15,000ドルの金額が、先週サンフランシスコで、一人の人物に与えられた。
道路工事じゃなくて庶民にばらまこう!
色々むずかしい点もあるかと思うけれど、ちょい虹も割と賛成のスタンスかも。
よく「バラマキ」とかいって非難されているけど、
結局政府はいつでもバラマキしているもんなんだと思う。
景気対策とかいって。
富裕層への減税措置だって、
法人税減税だって、政府の収入を減らしているんだから、
実質バラマキのようなものだし、
公共事業で無駄な道路建設をするなんて、まさにばら撒き。
直接生活費を必要としている一般庶民にお金を渡すことで、消費に回してもらうっていう効果があるところだと思う。
皆いま、大
企業減税やら消費税
増税のおかげで、財布の紐を引き締めていると思う。
結果、ものが売れず、景気も回復しないという悪循環・・・。
富裕層が消費するお金は限られている
それから、人間が生活に使うお金なんて限られているので、いくら
億ションに住んで、
毎日フランス料理食べてても、
富裕層が消費するお金は限られている。
生活に使わなかったお金は銀行に預けられて、市場に出ていかないし
投資に回されて、穀物だとか燃料だとか、生活必需品の値段をいたずらに釣り上げたりするだけになってしまうのではないだろうか。
それよりは、毎日、納豆と卵とカボチャをローテーションして食費削ってる
低所得者層に、
月に数万円レベルでも支給すれば、みんな、ちょっとはいいもの食べようとする。
安い外国産の野菜や肉ばかりでなく、国産のいい食べ物を買って、
ちゃんとした栄養付けるようになる。
破れた靴をずっと履いていないで、たまには洋服も鞄も靴も新調するようになる。
・・・すると、生活水準が上がって、みんな少しずつハッピーになるし、
購買意欲が上がって消費が活発になって、企業が儲かる。
すると景気が良くなる。
というわけ。
それに最近はスーパーのレジだとか、居酒屋の注文取りとかも、機械化されてきてるけど、この先どんどんロボットですんじゃう仕事って増えると思う。
そうしたら、ロボットを導入して人件費を下げて、今までよりも儲かる企業家と、ロボットに仕事を奪われて収入が減少、失業する一般労働者のギャップって、いやおうなく広がってしまうと思う。
それが必然ならば、一般庶民の購買力はどんどん落ちていくし、社会全体、元気がなくなってしまう。
こんなデフレ・スパイラルな状況に、
ベーシックインカムって、けっこう良さそうなのでは?と思う。
今回スイスでは、そんなに
貧困層が多くないし、BI導入したら、外からお金目当てに人が流入してきちゃうのでは?という懸念もあって反対した人もいたという。
色々むずかしい点もあるのかもだが、色んな試行を見守りたい。