異性を、時には同性を魅惑するためには、ある種の色気が欠かせない。
でも皆が皆、ナイスバディな色気ムンムン美女(死語・・)になれる訳でもないし、爽やかイケメンになれる訳でもない。人それぞれに似合った色気の出し方が色々あるはずなんだ!
百人百色の色でいこう!
そんなわけで色気の種類やら獲得の仕方を考察してみる。
女性と男性は色気上は、反対になっている??
昔演劇をやってた頃、ある演出家が
「男の色気は女性ホルモン、女の色気は男性ホルモン」
と言っていたのが、かなり腑に落ちた覚えがある。
これ、むろん比喩だと思うけれど、
かなり当てはまらないだろうか?
色っぽい女性の典型というと誰を思い浮かべるだろうか?
例えばマドンナや、レディ・ガガ。
アダルティな魅惑を放出しまくる彼女たち。
ピンヒール(踏まれたら痛そう・・・)に、露出的な服装、強いまなざし、挑発的な姿勢・・・、そう、共通点はアグレッシブなことなのだ。
攻撃的、といえば本来男性的とされる性質である。
自分から男心(時に女心)を狩りに行く彼女らは、肉食女子と呼んでもいいのかもしれない。
森ガール系で、おじさんルック、おばあちゃんルックなどを好む、ゆるふわ女子達に比べて、彼らはなんと、色っぽいことだろう。
いわゆるギャル系の子達がこのカテゴリーに当てはまるだろうか。
女っ気が強いが、気も強く、そのわりに、繊細な面を気の強さでカバーしている女子も多い。
反対に、では女性ホルモン多め・・・といっても、これは比喩だけれど、モテる男性というのは、どこか女性的な雰囲気を持ってはいないだろうか。
ここが、男子が勘違いしてしまいやすいポイントである。
筋肉を鍛えてむきむきマッチョ、
「男は黙って札幌ビール」的な硬派なのが男らしい!と勘違いしてしまうと、一般的なモテ路線からは外れてしまう。
何十年も、モテる男の王座をキープし続ける木村拓也を見てみよう。
なよっとしてはいないだろうか。
いわゆる「優男」といってもいいのかもしれない。
女性は、ある程度ふわっとした空気感を持つ、やわらかな男性に惹かれがちである。
そして、汗くさく泥まみれの男達よりは、時に洗剤の香りでもするような、清潔感に惹かれるものだ。
「清潔感」と「やわらかさ」という、女性的な性質こそ、男性の色気になっているのである。
そんな訳で、好きな異性にアプローチするさい、女子はふとした瞬間のアグレッシブな危うい色気、男子は清潔感とふんわり包み込むような柔らかさを意識するのがオススメである。
基礎としては以上としてみて、
でも人によって向き不向きというのはあるものだ。
そこで、他に色気を演出できる方法というのを考えてみた。
知的雰囲気を醸し出す
「メガネ萌え」という言葉がある。
「メガネ男子」「メガネ女子」の醸し出す独特の魅力である。
人は、未知の世界にひかれる。
相手が、何か自分の知らない世界の住人だと思うと、神秘的に見え、勝手に幻想が膨らんでしまうのだ。
そこでメガネと本をたずさえ、意中の人がよく通りかかる木陰のベンチか何かで、いつも本を読んでいるようにするのだ。
間違っても漫画を読んでいてはいけない。
単なるオタクだと思われてしまう。
できればなるべく厚めの、年代を経た本だとなお雰囲気が出る。
本をずっと読んでいる人というのは、どこか孤独に見えるし、何か崇高なものを求めているようにも見える。
メガネも、視力の悪さを補う道具なので、不完全なもろさを演出する。その不完全さに、自分が入り込む余地があるのではないかと、人は思ってしまうだろう。
素顔が見えないことで、ちょっと神秘的にする効果もある。
香水の力を借りる
つけすぎは勿論逆効果になってしまうけれど、さりげなくふんわりいい香りを漂わせるのは、意外と効果がある。
花にしても、鹿などの動物にしても、匂いで結婚相手を招く生き物はたくさんいる。
無意識に本能的な部分にうったえかける力が香水にはあると思う。
特に思わせぶりな態度を取る必要もないし、視線をキャッチしようとする必要もない。
単にふわっと匂いを漂わせればいいだけなので、ある意味とっても楽な手段だ。
匂いが勝手に色気のかわりになってくれる。
男子には、誰にも好かれる爽やかな香り、ブルガリプールオム、
女子には、シャボン系の香りが当たり外れなくておススメである。
あくまでも、そこはかとなく漂わせるのがポイント。
さりげに餌付けしてみる。
みんな、いつかは子供だった。
だから、どこかに世話されたい願望を持っている。
料理の得意な女子が好感度高いのは昔から変わらないけれど、実は男子が台所にたっている姿も、生活力ありそうで格好良くみえるものである。
(女子はうなずくと思う)
男子も女子も、目覚めたらお味噌汁の匂いやスープの匂いに起こされるのは、とってもほっこりしあわせなものだ。
なので、ちょっとした優しさを見せる餌付け的な行為、
「チロルチョコ一個やるよ」
「なんで?」
「別に意味はない」
などの、男子からのプチ餌付けも、女子にとって意外ときゅんとくるものである。
でも好き嫌いの大きそうなものや、かさばるものは避けたい。
ガム一枚やチョコ一つなどをスマートにさっと出してあげるのがいいかと思われる。
話している時に一個時自分で食べて、相手にもあげれば、二人でもぐもぐしているうちは、会話が続かなくてもいいし、同じものを食べた親密さも生まれてくるものだ。
こういうスマートな餌付け力も、色気の一環に数えられるだろう。
さりげない自然な色気を感じさせる方法まとめ
そんなわけで、
- 女子は時にアグレッシブに、男子はなよやかにふるまうこと、
- メガネや本などの知的小道具で、孤独感と世界観を醸しだすこと、
- 香水の力を借りる
- 餌付けする
こんなところを挙げてみた。
わりと自然に恋している人に意識させることができるのではないかと思う。
どうでしょ?