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「ヒットマンズレクイエム」マニアックな人にだけ面白い?ベルギーを舞台にした渋いクリスマス映画

「ヒットマンズレクイエム」はヨーロッパヨーロッパした渋い映画

ヒットマンズレクイエムは、InBRUGE が原題。ベルギーのブルージュという街が、ある意味たいとるどおり、モチーフになってます。

二人のヒットマンが、ボスの命令で美しい欧州の古都に派遣。

クリスマスホリデイの、美しいレンガの街並みや運河を散策しつつ・・暗殺を。

標的は神父。

しかし、アクシデントが起こって・・・という話です。

コリンファレルが主演。

ヒットマンズレクイエムの見どころは?


www.youtube.com

 

私は好きでした。けど、人によってめちゃめちゃ好み分かれることは必至。

この映画に、手に汗握るアクションシーンや、クライムサスペンスの緊迫感を期待してはいけません!

 

まず、ベルギーの街並み、そして映像がとても美しいのが見どころです。

ベルギー観光に行ったかわりにヨーロッパの古都を楽しみたい人にはいいです。

役者も皆いい味だしてて、映画としてはよくできてるかと。

 

独特の、淡々とした時間が流れてます。

あえていうならば、ジムジャームッシュ監督作品に少し近いでしょうか。

そして音楽は哀切。

なんで肩の力をぬいて、ぼーっと見てられます。

そういうのが好きな人に。

 

あと、絵画もうつります。元祖妖怪画家、ヒエロニムス・ボッシュの絵も。ガーゴイルのついた中世の建築とかも。そういうの好きな人もいいかな。

 

それと微妙なゆーもあ。

超うー--っすらとしたユーモアです。英国のシニカルなブラックユーモアがベースではあるんですが、そんなに笑わせようと狙った感じのものでもなく、そこはかとなーくうっすら滑稽さが漂ってる程度。

気付かないくらいの隠し味程度に。それも独特でした。

ヒットマンズレクイエムのあらすじ(ネタバレ注意)

Bruges

イギリスからベルギーに派遣された殺し屋二人。

1人は若いレイ、もう一人はベテランのケン。

 

歴史や街並み好きのケンはブルージュ観光にウキウキ。でもレイは、この町はクソさ、といって全然興味なし。

たまたま広場でやってた映画撮影の場所で女の子をナンパ。

ところが実はこの子は、観光客をカツアゲとかする犯罪者の一味で、レイは巻き込まれてトラブルに。

そんなこんなで、命令を待ちつつ過ごす。

ところがレイは、ターゲットの神父を殺した時に、小さな男の子を巻き添えにしてしまい、罪の意識に苦しむ。

そこに、ボスからケンに、男の子を巻き込んだレイを始末しろとの命令が。

葛藤しながらピストルを握ってレイを探すが、

公園にいたレイは自分で自殺しようとするとこだった。

それを思わずとめてしまったケン。

まだ若いレイはやり直せるからと、逃がすことに。

 

それを知ったボスは怒って、みずから二人を始末しにベルギーに乗り込んでくる・・・。

そしてレイは、列車の中で、ブルージュでカナダ人観光客を殴った疑いで牢屋に入れられてしまい、結局連れ戻される。でも、ナンパした女の子が保釈金を払ってくれて出れた。

さてボスは到着して、まずケン、次にレイに迫ってくる・・・。

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