ルネサンス期の壮麗なスペインと、現代(??)を行き来する、二つの騎士団の争い。主人公は記憶喪失の死刑囚で、しかも祖先の遺伝子の記憶をたどって、何百年も前にスペインに飛ぶという、なんとも奇想天外な話である。
とりあえず、ちょっとマリリン・マンソンと「マトリックス」の組み合わせを思わせるようなダークなロックミュージックと渋い映像のコンビネーションが恰好いい。
面白いのかどうか、感想やクチコミをチェックしてみた。
アサシン・クリードのあらすじ
死刑囚リンチは、処刑されたはずだった…。だが、次に彼が目覚めると「アニムス」と呼ばれる機械装置の中に入れられていた。そして、遺伝子に刻まれた記憶をたどり彼の祖先アギレルの生を生き直すことになる。アニムスによってリンチは、15世紀のスペインに連れ戻され、そこで彼の祖先アギレルは、邪悪なテンプル騎士団とスペインの審問官から、ある強力な力を持った宝物を隠そうとしていた。
アサシン・クリードの監督やキャスト
監督・・・ジャスティン・カーゼル
出演
- カラム・リンチ/アギラール役=マイケル・ファスベンダー
- ソフィア・リッキン博士役=マリオン・コティヤール
- アラン・リッキン役=ジェレミー・アイアインズ
- ジョセフ役=ブレンダン・グリーソン
ソフィア・リッキン博士役の、マリオン・コティヤールは、ブラッド・ピットとスパイの夫婦役を「マリアンヌ」でも演じているところだ。
正統派で超絶な美貌の持ち主である。
アサシン・クリードの上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・116分
- 日本公開日・・・2017年3月3日
- 上映方式・・・2D/3D
- 配給会社・・・20世紀フォックス
- ジャンル・・・ゲーム、SF、アクション冒険活劇
アサシン・クリードの口コミやレビューをチェック!
俳優陣に少しだけ救われている、という意見
ゲームファン以外は、意味が分からないよ、という評価
ゲームの映画化作品にはいつもがっかりさせられてきた。「サイレントヒル」「ペルシアのプリンス」そして「ファイナルファンタジー」に至るまで…。今度こそ良い映画が出来るに違いない!と思っては期待は裏切られてきた。僕は、「アサシン・クリード」はポテンシャルがある!今度こそ今までとは違う!と思っていた。 けれどやはり、アサシン・クリードには、ゲーム版を面白いものにしている情熱やユーモアが欠けていた。視覚的には面白いアクションシーン。だが、キャラクターには魅力がない。映画は、ある意味で、オリジナルに忠実なのだが、あまりに真面目すぎて、面白みがなくなっている。それから、物語が展開する舞台もうまく構築できてないゲーム版をプレイしたことがなかったら、訳わからないんじゃないだろうか。
オープニングで、簡略に、アサシン騎士団(いい奴ら?)とテンプル騎士団(悪い奴ら?)の抗争の歴史がまとめられる。けれど、その他はほとんど説明されない。観客にあらかじめ知識があることを前提にした脚本になっている。 確かにこの映画は、特殊効果は素晴らしいし、スタントシーンも凄いし、バトルシーンは迫力がある。でもそれだけじゃ、満足できる映画にはならない。もし、この映画の予告編が気に入ったんなら、とりあえず「アサシンクリード」のビデオゲームを買ってプレイする方がいいだろう。
フィルム・ソレット紙 アンソニー・レイ・ベンク氏 レビュー 要約
一般観客の意見を拾ってみた
- 欠点もあるだろうけど、それでも素晴らしい映画だった。ゲームの第一弾から物語をとってきているが、オリジナルなキャラクターも採用しているし、「アニムス」はゲームより面白い。アクションシーンはかっこいいし、特殊効果はうまくいっている。もしゲームのファンなら、きっと気に入ると思う。批評家は、どうせゲームファンじゃないし、彼らの意見は気にしなくていいよ。
- この映画は、本当に純粋なる無駄遣いだ!ビデオゲームの遺産をドブにすてているし、優秀な俳優たちを無駄遣いしているし、125百万ドルもの予算をつぎ込んでいて、て、バトルシーンやチェイスシーンを、適当な脚本で台無しにしている。 この映画も結局、ゲームを映画化した作品のうち、ワースト10に入ると思われ。
・・・どうも、この映画の評価は相当低い部類に入ります・・。やはり、ゲームを映画化するのは難しいのでしょうか。「ファイナルファンタジー」がその昔大コケしていたのを思い出させられます。
日本の予告編では、背景説明編として、少し物語世界を説明してくれている動画もありますのでゲームファン以外は、それを見て行った方がいいかと。アクションシーン以外には、あまり期待できなそうです。