ディズニー・アニメの名作、誰もが知る「美女と野獣」。あのカップル、「美女と野獣だよね」なんて慣用句的に使われてもいるw
2017年の美女と野獣は、なんと実写版なのだ!
美女と野獣といえば、紅茶セットが喋る!そして燭台が喋る!
そしてお城のゴージャスな舞台セットなど不思議でゴージャスなバックグラウンドで物語が繰り広げられる。
ミュージカル仕立てということだが、アニメと比べてどうなんだろうか。
口コミや評価をチェックしてみた。
「美女と野獣」(2017)のあらすじ
とある村に住む、読書好きの娘、ベル。本に夢中で男にまったく興味を示さないので、周りからは、変わり者扱いされている。父のモーリスに甘やかされ、また村の青年ガストンにずっと結婚してくれと、口説かれ続けているーが、ガストンはふられ続けているー。
村の近くのお城には野獣が住んでいる。野獣は、以前は王子様として知られていたのだが魔女によって醜い獣に変えられてしまっているのだ。魔女が贈った魔法の薔薇の花びらがすべて散ってしまう前に、誰かを真に愛し、愛されなければ、永遠に醜い獣の姿でいなければいけない。
お城の召使たちも、王子と一緒に魔法をかけられて、燭台や、時計、紅茶ポット、などに姿を変えられてしまった。そんなわけで喋る調度品たちでにぎわっている。羽毛ブラシさんもいる、自分で自分を奏でるハープシコードも登場する。
ある時、ベルの父モーリスは、道をはずれて、魔法にかかったお城に迷い込んでしまった。そして城に生えている薔薇を摘んでしまったために、野獣に捕まってしまう。父を探して城に入ったベルも、野獣に囚われてしまう。しかし、ベルと野獣は、お互い読書好きだったことから、少しずつ打ち解けていくのだった。
召使たちも、この二人の恋を応援する。ベルと王子が愛し合うようになれば、自分たちの魔法も解けるのだ。
真実の愛とハッピーエンディングの途上には、残酷なガストンに率いられた村人たちが、鋤や鍬、たいまつを持って城に押しかけてくる怖くてダークなシーンもある。
彼らは野獣王子を殺そうとするのである。幸運なことに、愛と勇気がピンチを救う。
「美女と野獣」(2017)の監督やキャスト
監督・・・ビル・コンドン
出演
- ベル役=エマ・ワトソン
- 野獣役=ダン・スティーブン
- ガストン役=ルーク・エバンス
- モーリス役=ケビン・クライン
- ル・フウ役=ジョシュ・ギャッド
主演のエマ・ワトソン嬢はハリーポッターシリーズ全8作でも、お馴染みだった女の子。いまや、こんなに素敵な娘さんに成長したのだった。
その他、燭台の声をユアン・マクレガーがアテレコしていたりする。
美女と野獣(2017)の上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・130分
- 日本公開日・・・2017年4月21日
- 配給会社・・・ディズニー
- ジャンル・・・アニメ、恋愛、ミュージカル
美女と野獣(2017)の感想やレビューをチェック!
甘いとこがないのが一層スウィート☆という意見
この「美女と野獣」は目にキラキラ星が光るような少女マンガ的ロマンスや、動物の可愛さで引き付ける映画ではない。けれど互いの喪失を理解しあうことの慰めについての映画で、このことが物語りをいっそう、スウィートなものにしている。野獣のメーキャップは完全にコンピュータグラフィックで作られているけれど、野獣役のスティーブンは、野獣王子の居丈高さや、牙をむき出しにする敵意を、情熱やユーモアを持って演じている。
ワトソン演じるヒロインのベルには、狼の群れと戦って追い払うシーンがあるくらいで、元気のいい娘だが、スティーブン演じる野獣と、とてもいい感じで引き立てあっている。
瞬く間に過ぎてしまう一瞬の出来事だが、二人のゲイのキャラクターが一緒に踊る場面がある。この場面も、この映画の幅を広げている。外見、外面に惑わされないとき、内面のエッセンス、そして愛が前面に出てくるのである。
ワシントンポスト紙 アン・ホマデイ氏要約
追加されたシーンは不要だったんじゃ、という感想
この映画は、オリジナル版から逸脱する要素があるが、そのどれもが、へんてこで不必要に感じられてしまった。新しい歌「エバーモア」は、トイレ休憩として絶好という感じでぽしゃっている。二時間以上もある映画の中で、この歌は、すでにダラダラ引きのばされた物語を盛りあげたりはしない。飛ばしちゃっていいと思う。
トリビューン・ニュースサービス誌 ケイティーウォルシュ氏 より
オリジナルアニメよりも、きらびやかで良いという意見
2017年の「美女と野獣」はオリジナルのアニメにあったスリリングさや、冒険をすべて含んでいて、さらに幻想的なビジュアルを見せてくれる。きれいな色彩や歌に満ちていて、この映画は、子供達のためのフェアリーテールの装いをまといつつ、現代社会についての、的確な批評もしている。
今の時代は、外国人排斥ムードや、同性愛嫌悪、などが蔓延していると言われる時代だが、ディズニーはそういう面でも、色々努力してくれている。「美女と野獣」は、エネルギッシュで、子供にも大人にも凄く楽しめる映画だ。
トロントサン紙 リズ・ブラウン氏要約
美女と野獣(2017)、一般観客の口コミをチェックした★
- このアニメのリメイク映画は、僕の意見では、オリジナルよりも良かった。特にベルや、父親のモーリスのキャラは作りこまれていた。アニメにはなかったシーンや歌が3~4つくらい追加されてて、とてもパワフルでエモかった。旧作の歌も良かったけど、今回の方が、夢中になれた。ヒロインや、野獣、ガストンの演技もとても良い。
- オリジナルの歌に加えて、新しい楽曲も加わっていた。歌は、物語を先に進めて、キャラクターをさらに魅力的にみせる。ソウルフルで、新鮮で、エモーショナルな音楽!今回加わったあたらいい曲と昔からの曲はうまく絡まりあっている。
- けど、CGがちょっとダサいとこもあったな。
- ゲイのシーンがあることで、色々話題になってたけど、問題のシーンは本当に一瞬だった。で、そんなにハッキリしたものでなく曖昧な描かれ方をしている。
- 子供の時に夢中になったアニメを、本物の人物が演じている!泣けた。CGも素晴らしくゴージャスにできていた。
- ちょっと長いけどよい!
- ディズニーの最高傑作!
- 面白い映画!老女が、どんなにフードを不気味に脱げるか、、というのが楽しめた。
- 本当に好き!家族みんなで楽しめる。
- この「美女と野獣」はひどかった・・・。脇役は良かったけど、ヒロインを演じるエマは全然だめだった。彼女の歌声は明らかに、コンピューターで調整されていたし・・・。村娘のコスチュームも、すごい俗っぽい。大半を、(特に野獣と恋に落ちるシーン)、思春期前の恥ずかしがり屋さんみたいな演技してるし。
- 映画館で見る価値ない。DVDになってからでいいと思う。
- 正直、予想してたより面白かった!
まとめ
絶賛する意見が7割方でした。ゲイのカップルを思わせるシーンが一瞬挿入されるところも話題になっていたようです。そしてCGが、不出来なところがちょっとあるというのが、マイナス意見としては出されていました。
けれど、喋るティーポット達などの不思議なキャラ達は、驚くほどよく描かれていたようです。視覚的に楽しめるのは間違いないことでしょう。それから何気に、フランケンシュタインやドラキュラなどのモンスター好きの人にも、怪物である野獣と、美女の恋というモチーフは、ぐっと来るテーマなんじゃないかと思います。