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ブリジッドジョーンズの日記3 ダメな私の最後のモテ期の感想・評判は?女子だってたまには夢を見たい!

ΤΟ ΜΩΡΟ ΤΗΣ ΜΠΡΙΤΖΕΤ ΤΖΟΟΥΝΣ / Το Μωρό της Μπρίτζετ Τζόουνς / Bridget Jones's Baby

なんと前作からもう11年ぶりとなるシリーズ第3作目。観ましたが、いよいよ本作でこれが最後か?というところまで話が展開してました。・・・英語タイトルは「ブリジッドジョーンズ ベイビー」ですよ!!

 日本語でなぜ、この大切な部分を強調しない方針にしたのか謎ですが・・・。あくまで「ダメな私」感を出したほうが逆に客にはモテそうだから??ありえる・・。

 美人ではなく、スタイルが特別いいわけでもない、普通なモテない女子が頑張って恋する感が、一般女子からすると親しみやすくて好感度高いんですが、

今回は本当にモテてる~~。でもお茶目でキュートな魅力は失わない、等身大なヒロインでする。

 レニー・ゼルウィガーさまは、実は1969年生まれの、もう47歳(!)この年でもキュートさを失わないのはすごか。

では、口コミをチェックしてみましょーー。

 

「ブリジッド・ジョーンズの日記ダメな私の最後のモテ期」あらすじ

 映画は冒頭いきなりゴージャスな結婚シーンから幕を開ける・・・。今頃こうなってたはずなのに・・・しかしいまだに独身!と夢の場面から切り替わり、ソファーで一人誕生日ケーキのろうそくを吹き消すブリジッド。

 テレビ局で敏腕(?)プロデューサーとして働いているが、プライベートでは、元彼の、堅物弁護士マークは結婚してしまったし、もう一人の元恋人もこの世にいない。

 ある日、同僚と一緒に出掛けた野外ロックフェスで、みごとに泥の中にこけた彼女を助け起こしてくれたのが、感じのいい髭のナイスガイ。これは・・・恋の予感!

 しかも、相手はIT実業家で、ブリジッドにぞっこんみたい。

 そうこうするうち、元恋人のマークとも再会。気持ちが揺れ動く。

 しかし、また最大級のハプニングが・・・。なんとベイビーができちゃったみたい!?しかも、どちらが父親だか分からないっていう状況。二人の男は、ブリジットをめぐって熱い火花を散らしはじめるし・・・どうなっちゃうの?

・・とこんなあらすじ

 

ブリジッドジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 日本公開日や上映時間

  • 日本公開日・・・2016年10月29日
  • 監督・・・シャロン・マグワイヤ
  • 出演・・・ブリジッド・ジョーンズ役=レニー・ゼルウィガー
  •      マーク・ダーシー役=コリン・ファース
  •      ジャック・クワント役=パトリック・デンプシー
  • 上映時間・・・123分

感想や口コミをチェック!(ネタバレあり)

個人的レビュー

オランダ滞在中に、日本より先に観ましたので、折角なので管理人の感想をば。

他にも、いくつか選択肢があったんだが、これを観に行って大正解だった!

 ラブコメということで、恋愛のわくわくと笑える要素が詰まっている陽気な映画なんだろーと予想はついたものの、なにしろ今回は、ブリジットに赤ちゃんができる!という話だし、元恋人のマークは既婚者だっていうし、要素としては、深刻になりすぎちゃいそーじゃないですかっ。

 だからやや警戒したものの心配する必要なかった!最初から最後まで、「ふぁっくおふ!」と深刻さを吹っ飛ばす、明るく陽気で笑いがつまった一本だった。客席では、オランダのお客さんは最初から最後まで笑っていた。

 まず、イギリスという舞台がいい。イギリスの煉瓦造りの街並みが(雨のシーンも含め)キレイに映し出されている。それから、ブリジットの部屋の家具や寝間着、小物もいちいち可愛くて、暖色かつカラフルで、それだけで楽しくなってくる。テラスハウス的なアパートの一室で、一階かららせん階段を上って二階の部屋にのぼる。IT実業家のジャックは、「ここ狭いし、ふたりと、あと赤ちゃんで一緒にどこかもっと広い家に暮らそうよ」と誘うのだが、「ここ落ち着くのよ」とブリジットがいうとおり、心地よさそうな、女子部屋である。

 あと、ロック・フェスティバルではしゃぎまわったりするシーンも、海外フェスの雰囲気が出てて愉快。

 英語が聞き取れれば、もっと楽しめたと思うのだが、全体4割くらいしか台詞が聞き取れなくても、全編楽しめた。

 ブリジットが仕事でプレゼンテーションしてる時、背後の説明スクリーンに、彼女がいつも検索してる言葉や画像が勝手に表示されちゃったり・・・。(「どうやってイやな上司をやめさせるか」とか「イケメンセクシー画像」とか・・)

 (ホットプレス紙のロー・マクダモット記者は、この点について、だんだんハイテク化していく職場環境で奮闘するブリジットの姿が、現代性を映画に付け加えていると指摘している)

 今回の恋人二人は、対照的な魅力を持っていて、どちらが好きかで観客の意見も分かれると思う。片方は、いつでも真面目な堅物弁護士マーク、もう一人は、リラックスしてて組織にしばられないIT実業家のジャック。この二人がブリジットをめぐって、こぞって火花を散らすさまは、ある意味では女子にとっては夢みたいな事態かもしれない。

 レニー・ゼルウィガーは、さすがに40代後半だけあって、ちょっと皺とか目立つようになってきたなあ・・・感は否めないものの、持ち前の、あの田舎のパン屋さんみたいな??ちょっと照れた感じの笑顔はあいかわらずチャーミングなのであった。

 ファッションや部屋のインテリアの参考にもなるし、まさにポジティブな女子力満載の映画だった。

しかし、調べていたら、批判的な感想もあったのでご紹介。

 

 けっきょく夢物語では・・?という感想

ヒンデュスタンタイムス紙では、スミヤ・スリバスタバ氏が、批判的だった。内容はだいたい以下のとおりである。

・この映画は理想の男性があらわれるまで希望を持って待て、と元気づける。43歳になった?あきらめないで。妊娠した?気を強くもって、誰かいい男性を見つけましょう。子供を育てるには男の人が必要だから。って。(それって現実的??)

・非現実的なことといえば、今回ブリジットは彼女を追いかける男性をもう一人手にする。ベジタリアンスムージーを作ってくれる、最先端をいく作家で億万長者のジャック

だ。これに対抗するのが、きちんとフォーマルスーツを着こなすマークで、女性が結婚を夢見る法律家という職業についている。この二人がブリジットをめぐって競争するのは、ずいぶんと嬉しいトラブルである。

・カジュアルな人種差別的ジョーク(難しすぎる名前を持ったインド人男性や、ピザを売り、マリオみたいな喋り方をするイタリア人)、フェミニズムの戯画(生理、去勢、解放について歌うガールズバンド)などが登場するのはいかがなものか。

 

まとめ

 確かに、これは夢物語といえば夢物語なのかもだけど、それでいいじゃないっていう気が個人的にはします・・・。ブリジット・ジョーンズのいいところは、もし今回も結果的にまた独身で終わったとしても、彼女は別にめげないだろうし、楽しく日々を過ごせるんじゃないか、というのを感じさせるところではないだろうか・・。

 レニー・ゼルウィガー独特の、ぽわんとマイペースな魅力がこれは大きいだろう。

 またインド人男性の複雑すぎる名前もネタにされるものの、同じくらいかそれ以上に、ブリジットの挙動不審ぶりも目立つし、インド人も「へんなやつ・・」と逆にブリジットを見つめ返している視線があるから、そこまで目くじら立てなくてもよいのではないかな??とも思った。

 スミヤ氏も、この映画がロマンティックで希望に満ちて、面白おかしい、、っていう点は認めていたので、この三点は間違いないと思われる。

 インテリアも街並みもファッションも、ファッション雑誌をめくるような楽しさだし、なにより・・・

 女子にもたまには夢を見させろ~ガオー!ってことで。

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