2010年にメキシコ沖で発生した、海底油田の爆発事故をもとにした、実話サスペンス!下請け会社と、親会社の間の軋轢やら、人的ミスの連鎖などといった、積み重ねが大事故につながる様子を克明に描き出しているという!
なんか色々事故の多い、昨今の日本にも身に摘まされますのう(*´Д`)
そしてド迫力の炎と海の映像、使命を帯びて戦う男たちの姿が、、海を焼き焦がすような映画です。
さて、つまらないんでしょうか、面白いんでしょうか。
評判をチェックしてみました。
バーニングオーシャンの予告編とあらすじ
126人の乗組員が働く石油採掘船、ディープオーシャン号。
緊急時の自動船位システムなどハイテクな装置を搭載した巨大な船だ。
だが、通信機器やエアコンなどの故障があいついで、それを修理する役目の主人公マイクは頭が痛い。
さらに、BP社の管理職ウィドリンは、工期が遅れていることを気にしており、時間を省略するために安全テストの担当者を帰してしまうのだった。セメントの強度を検査したところ異常値だったのに、誰もウィドリンを止めることができない。
そしてその夜、海底からのメタンガスが船のパイプに入り込み、原油があちこちから漏れだす。そして船内はガスでいっぱいだ。きわめて危険な状況で、女性技術者は、外部に救助を求める信号を出そうとするが「勝手なことをするな」と止められてしまう。
その直後船は、炎上爆発。
寝室で妻とスカイプをしていたマイクは異常に気付き、仲間を助け出そうと自分の命をかえりみず動き回る、そしてなんとか電源を復旧させようとするのだが・・・。
バーニングオーシャンの監督やキャスト
監督・・・ピーター・バーグ
出演・・・マイク・ウィリアムズ役=マーク・ウォールバーグ
ジミー・ハレル役=カート・ラッセル
ヴィドリン役=ジョン・マルコビッチ
アンドレア・フレイタス役=ジーナ・ロドリゲス
ケイレブ・ハロウェイ役=ディラン・オブライエン
主演のマーク・ウォルバーグは、貧困家庭で育った元ラッパー、
脇役では、ジョン・マルコビッチも登場!
自身が無数に登場する奇妙な映画「マルコビッチの穴」でもおなじみの、独特な風貌が印象的だ。
バーニングオーシャンの上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・107分
- 日本公開日・・・2017年4月21日
- ジャンル・・・ノンフィクション、サスペンス、ドキュメンタリー
- 配給会社・・・kadokawa
バーニングオーシャンの口コミや評判をチェック!
想定外の事態がよく描かれているという意見
事実に基づいたドラマにありがちなことだけど、この映画も物事を単純化し、脚色している、けれど核心をはずしてはいない。破壊規模の大きさと、石油採掘船の警報装置や安全装置が次々壊れていくときの、乗組員の凄いパニック具合は、迫真のものとしてせまってくる。そして、指令もうまく伝達されない。この映画の脚本のベースになった、ニューヨークタイムス紙の説明によると、この採掘船の緊急時マニュアルは、「夢みたいに完成された代物」だったという。だが、いちど事故が起こってしまうと、理論的前提は、現実の状況の前ですっとんでいってしまう。そして、登場人物たちは、次に何をしたらいいのだかわからず途方にくれ、また何かやるにしても、それを自分が引き受けるべきかと、うろたえるのである。
シドニーモーニングヘラルド紙 サンドラ・ホール
これぞヒーロー達の物語! というレビュー
ディープウォーター号の乗組員たちは、屈強な男っぽい男たちだ。途方もないプレッシャーのもとで、タイムリミットのある仕事をこなす。簡素な服を着て、安い珈琲を紙コップから飲む、自分の手で仕事をする、アメリカのエネルギーを下支えしている男たちだ。
僕らは電気のスイッチをひねったり、車にガソリンを入れるとき、それがどこから来ているかなんて考えたりしない。この安くて豊富なエネルギー源が、誰の技術や知恵や勇気によって手に入れられているのかを気にしたりはしない。この映画「バーニングオーシャン」は、そういう自分の命を危険にさらして働く人間たちについて、私たちにしばし考えさせてくれる。
クライマックスの場面の迫力は素晴らしい。石油船の中が地獄と化すちょうどその場に、観客は立ち会う。監督は、乗組員の勇敢さや機転に目をいきとどかせる。また、燃え盛る炎をくぐりぬけ、命からがら海に飛び込む者たちも映し出される。
破局をサバイバルするカタストロフィーを味あわせてくれる、今年もっともよい映画だ。そしてアメリカを、光の当たらないところで日々支えてくれているヒーローたちがいることを教えてくれる。
ナショナルレビュー紙 カイル・スミス
一般観客の口コミをチェック!
- 金曜日の夜に一人で見に行ったけれど、その価値あった。ドラマとサスペンスに満ちていてインパクトある映画だった。
- 石油採掘船の規模や内部のディテールを非常によく再現した舞台セットだった。心かきむしられるような映画。本当は事前に防げたはずのショッキングな事故で命を落としてしまった人たちの記憶に忠実な、いたましい映画だった。
- 石油業界の人々やテクノロジーについて、どんなものかよく教えてくれる、よくできた映画。
- 非常に、真剣なテーマを扱っているが、同時に楽しめるものともなっている。
- この映画は強欲なビジネスマンと、爆発が登場しまくる映画。どっちも楽しめない。
- 凄いってほどじゃないけど、なかなか見応えあった。
- 素晴らしい映画。私たちは、まだこの事故を片付けている途中と思うとおそろしいね。
「バーニングオーシャン」まとめ
未然に防げたはずの事故・・・そして、お金を節約しようとして、安全面を度外視する・・・まさしく日本の原発事故でも起きたような事態です。
今、見ておいて色々と考え直すところがある映画かもしれません・・・。
そして、スポットライトの当たらないところで働いている、勇敢な日々の労働者たちについても思いを巡らせたくなりそうです。