クリスマス前に公開される恐怖映画の第二弾・・。ドント・プリーズかと思っていたら、「プ」じゃなくて「ブ」でした汗「ドント・ブリーズ」(息するな!ってこと!?)
ホームアローン的な物語で、とある老人の家に金目当てで忍び込む若者たち。だがそこに待ち構えていたのは、とんでもなく危険な老人で、逆に追いかけまわされる羽目にッ!!
・・・って、なんかすごいコメディっぽいんだけど、これがすごい怖いホラー映画らしく・・・。はてさて感想はどうなんだろう。調べてみた。
ドント・ブリーズのあらすじ
ロッキー、アレックス、マニーはやんちゃなティーンエイジャーの三人組で、よく他人の家からお金を盗み出している。(やんちゃ・・ていうか立派に犯罪だがな)
そんな三人が今度目を付けたのは、盲目の老人が一人暮らしで住む家。しかもデトロイト郊外のその家のまわりには、ほとんど人が住んでいなくて、騒がれる心配もない。老人は、現金30万ドルを持っていると噂されている。日本円にして3000万円ほど!簡単に大金が手に入りそうだ。
・・・だが、家に忍び込んだ三人を待ち受けていたのは異常性格の老人だった・・。しかも、彼は退役軍人でベトナム戦争あがりだったのである。暗闇の家屋の中で、三人の若者は逆に、異常な老人に追いかけられ、非常な恐怖を味わうことに・・・!
ドント・ブリーズの監督やキャスト
監督・・・フェデ・アルバデス
製作・・・サム・ライミ
出演・・・ロッキー役=ジェーン・レビ
アレックス役=ディラン・ミネット
マニー役=ダニエル・ゾバット
盲目の老人=スティーブン・ラング
サム・ライミは有名ホラー「死霊のはらわた」でデビューした監督、そしてフェデ・アルバデスはリメイク版「死霊のはらわた」の監督だ。「はらわたコンビ」がお届けするドンドブリーズというわけだ・・・。
ドント・ブリーズの上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・88分
- 日本公開日・・・2016年12月16日
- 映倫区分・・・PG12
- 配給会社・・・ソニーピクチャーズエンタテインメント
- ジャンル・・・ホラー・スリラー
ドント・ブリーズの口コミ・レビューをチェック!
話がちょいと馬鹿馬鹿しいけど、スリルとサプライズ満点!という評価
ドントブリーズは実際、とてもハラハラドキドキする映画だ。絶叫するほどのスリルに到達する前から、緊張感は徐々に高められていく。メインの主人公達は、そこまでうまい演技というわけでもないがーとはいえロッキー役のジェーンは、目をまん丸に見開いて恐怖するという演技で魅せてくれる。
盲目の老人はステファン・ラングによって、徹底的にシリアスに演じられている。ティラノサウルスのような、凄い鼻息と、ドタドタ歩き回る音、ガラガラ声。
主人公の女の子ロッキーと一緒に行動する、ボーイフレンドのマニーと、その友達アレックスは、標準的なティーンエイジャーの性格をした、標準的なティーンエイジャーのつるみ友達である。マニーは、「金マネー」と呼ばれるにふさわしく行動する。アレックスは、より静かに集中して、本当にいそうな感じで演じられているものの、やはり、いわゆる悩み多きティーンエイジャーという単純なキャラになっていて、結局主人公ロッキーの演技を際立だせるだけになっている。
「ドントブリーズ」には全編通して、驚きや意外な展開が溢れている。そんなわけで、こうした種類の映画を楽しめるのは、観客が予想外の展開に椅子から飛び上がりそうになり、何が起こっているのか分からないままに絶叫する時だろう。だからネタバレは控えておこう。
時に、馬鹿馬鹿しいストーリーやら、キャラクター造形がひどかったりが、やや残念なところがあるのだが、全体的にいって、非常に面白い一時間半を過ごせる。ポップコーンを怖がった拍子に箱からすっ飛ばしてしまうほどのスリルには満ちた、よくできたB級映画だ。
善人が一人も出てこない、スリリングな映画、という意見
「ドントブリーズ」は息もつかせぬ、心底怖い、気が狂いそうになるスリルを味合わせてくれる。最後の最後まで。「ドントブリーズ」(息をしちゃだめ)というタイトルだけれど、本来は、息をするように言わなければいけない。最後の心臓が止まりそうになる30分間は、観客は息をしなきゃいけないことを思い出さなくちゃいけない。
ホラー映画が、幽霊や、取りつかれた子供達などに支配されている昨今、この映画は、すべての予期しない展開が、どんどん怖くなり続けるという、リアルな「ホーンテッドハウス」を見せてくれる。
ドントブリーズには良い人間は誰一人として出てこない。みんな汚い。そして、「みずから自分の家を守れ」という種類のファンタジーからスリリングな復讐劇、さらにそれを超えた地点まで到達する。
一般観客の反応を拾ってみた
・ 僕はこういう、家が侵入される系のスリラーが好きだけどそれって現実でも起こり得るシチュエーションだし、とてもハラハラする)2016年、そういう系列の傑作がまた現れた!それがこの映画。
オープニングシーンから、この映画がうまく監督されてることを予感させる映像。カメラワークも、一瞬観客に何を見ているんだか謎に思わせるのが見事。
・めっちゃ気味悪い。今年一番のホラー映画。
・登場人物の誰にも共感できなかったから、彼らの生死がどうなろうと知ったこっちゃないというのは、ちょっと残念な点だったか。
でもめちゃめちゃスリリングだった。
まとめ
こういう家に侵入系映画というのは、一軒家の多いアメリカの家や、開拓時代から家を脅かす侵入者と戦ってきたという心性にもマッチした、アメリカっぽい映画なのかもしれないなあ、とか思った。それにしても、軽いノリのしょうもないティーンエイジャーとか、最恐、最強じいちゃんとか、結構ネタになりそうな面白げなホラーである。そして、評判もかなり良かった。これはおすすめできそうな、ホラー映画だと思われる。
どんどん明かされていく、異常な老人の秘密というのが一体何なのかにも興味をそそられるところだ。