映画好きが英語を勉強する時には、やはり何かカッコいい台詞を映画から拾ってくると楽しめますよね・・。
そんなわけで、映画に出てくる有名な決め台詞を集めてみました!
英語と日本語訳両方のせておきます。
このセリフ、どんな意味??と分からなかった時にもご参照くださいー。
日常生活にも応用が効きそうです。それからキャッチコピーを考えたい時にも、かなり参考になるかと思います。
ちなみに映画やテレビドラマは、リスニングの勉強するには、とてもいいですよ。
May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)
スターウォーズ・シリーズで、たびたび唱えられるこの言葉。
意味的には「幸運を祈る!」とか「神のご加護のあらんことを」という意味だと思いますが、そこはジェダイの騎士。彼らの力の源、「フォース」に守られてあれ、というのが分かれの時の決め台詞になっています。
May~be with you.というかたちで、サラリと使えたらかっこいですね。
Of all the gin joints in all the towns in all the world, she walks into mine.
(地球上のすべてのバーの中の、この街のすべてのバーの中の、他でもない僕の店に、彼女は入ってきたんだ。)
恋愛映画の名作、「カサブランカ」(1942年)に登場する台詞。
all the towns in all the world と、allが二回繰り返されていることが、彼女がたまたま自分の店にやってきたことが、どれだけ奇跡的な出来事だったのかという感動を物語っていますね。
んーロマンチック。こんなこと言われたら、惚れそうになるなきっと。
There’s no place like home
(家みたいな場所は、この世でひとつだけ)
「オズの魔法使い」(1939年)に登場する台詞。意訳すると「おうちが一番!」「わが家がいちばん落ち着く~~」という、こんな感じでしょうね。
長い旅から帰って来て、我が家にたどりついてほっとするというのは、経験した方も多いのでは・・。
There's no place like--というフレーズも、応用がききそうです。
でもほんと、おうちって世界でたった一つ(人によっては幾つも持ってるが・・・)な場所ですよね。ああ、早く終の棲家を手に入れたいものだ・・・。
I’ll have what she’s having(彼女が食べてるものを、僕にもおくれ)
1989年の恋愛映画「ハリーとサリー」から。
これたぶん、食事の場面からの引用だと思うんですが、違ったらスミマセン・・・。
でもhavingと進行形になっているので、今まさに食べ進めているんではないかな~?とそんな光景が浮かんだわけでした。
でもこの言い回しは、あれこれ便利そうですね。メニューに何が書いてあるのか読めなかった時に、他のお客さんを指して、こういえば注文できます??
You can’t handle the truth!(お前に真実が分かってたまるか!)
軍事法廷を舞台にした映画「ア ヒュー グッドメン」(1992年)
直訳すると、「お前は真実を扱うことなんてできない!」って意味です。トム・クルーズ演じる法律家に「真実をいえ」と迫られた軍人が、ブチ切れて言う台詞。
身を持って生死を争う戦争の現場に携わってきた身にとっては、一言で「何が真実」かなんて言えない、っていう気持ちを表したかったのでしょう。
戦争のリアリティがお前なんかに分からんだろう、とそういった意味かと思われます。
CMなどで、結構パロディ化されたみたいです。
何かを大袈裟にはぐらかしたい時に便利そう・・・笑
Leave the gun, take the cannoli (銃を置きなさい、そして代わりに、カンノーリでもつまんだらどうかね?)
マフィア映画の金字塔、ゴッドファーザー。1972年の作品に登場した台詞。
カンノーリというのは、イタリアのシチリア島特産のお菓子です。かりっと揚げたクレープ生地に、リコッタチーズのクリームが挟んである、とても美味しいお菓子。
食欲に抗えなくなって、銃を思わず置いてしまいそうな台詞・・・。
I love the smell of napalm in the morning.(朝に嗅ぐ、ナパーム弾の香りは最高だ)
これは「地獄の黙示録」(1979年)の台詞。有名な戦争映画ですね。
朝といえば普通、珈琲の香りと目玉焼きの香りとか・・・そういう平和な食卓の匂いが浮かぶものですが、そうでなく「ナパーム弾」の香りが最高・・・
というのが意表を突かれますね。
そして半分狂気になったような登場人物の心境もよく表れています。
After all, tomorrow is another day! (明日はまた別の日!)
映画「風と共に去りぬ」で、エンディングにヒロインのスカーレット・オハラがいう台詞。
「明日は今日とはまた別の日」ですが、ここに込められている意味は、たぶん色々あるでしょうねー。
明日は今日とは状況がまた違うから、風の向くまま、気の向くまま、という意味にもなりますし、明日は今日はできなかったことが現実になるかもしれないし、まったく新鮮な時間が待っている、何回でもやり直せる!といったような解釈もできますよね。
たぶんどちらも、未来の予測不可能性というところでは通底しているかとも思いますが・・。
失恋した友達とかを、慰めてあげる時の言葉なんかに使えそうではあります。
I wish I knew how to quit you(いっそ君のことを忘れられたらいいのに)
カウボーイ同士の同性愛を描いた「ブロークバック・マウンテン」(2005年)に登場する台詞。中学か高校でも習うIwish+、過去形が使われています。
quitは会社を辞める、みたいな時に使われますね。単純に、forget とかの言葉を使っていないところもポイントかもしれません。
I don't want to survive. I want to live (生き延びたいんじゃない、生きたいんだ)
2013年の映画でアカデミー賞受賞した「それでも夜は明ける」より。
自由黒人だったのに誘拐され、12時間も過酷な環境で奴隷として過ごしたある黒人の自伝を元にした作品。
ただsurvie・・物理的に生きている、ということではなく、本当の意味で生きたい、という意味ですね。人生を楽しむ、瞬間を楽しむ、生きている実感を味わいたい、ということでしょう。
この台詞、ブラック企業に勤めている人も思わず共感しちゃうかも・・・。
Mama always said life was like a box of chocolates. You never know what you're gonna get (ママはいつも、人生はチョコレートの箱みたいなものだと言っていた。どのチョコレートを手にするか、けして分からない)
日本でも大ヒットした、トム・ハンクス主演の「フォレストガンプ・一期一会」。
チョコレートのアソートパックってありますよね。
色んな種類のチョコが入っているやつ。
ストロベリーだったり、珈琲ヌガーが入っていたり、ビスケットと組み合わさったチョコだったり、ホワイトチョコだったり・・・。
そこに手を突っ込んで、引き出すまでは、どんなチョコが出てくるか分からないっていうイメージです。
チョコっていうとこが、ワクワクして美味しそうでいいですね。
Listen to them. Children of the night. What music they make. (お聴きなさい、夜の子供たちの声だ。なんていい音楽を奏でるんだろう)
「吸血鬼ドラキュラ」は色んなバージョンがありますが、ベラ・ルゴシの元祖ドラキュラは素敵ですね・・・。わりと最近だと、フランシス・フォード・コッポラの「ドラキュラ」も最高です。キアヌ・リーブスも登場。
「夜の子供たち」というのは、狼のことです。古城に辿りついた主人公を向かえる、どこか陰のある貴族。その当主が、狼の遠吠えをきいて、うっとりしているところ。雰囲気が盛り上がる場面です。
「What music they make」と感嘆の言い回しが活きています。
It's 106 miles to chicago, we've got a full tank of gas, half a pack of cigarettes, it's dark, and we're wearing sunglasses. (シカゴまで106マイルだ。ガソリンは満タン、煙草は半パック残っている。今は夜、そして俺たちはサングラスをかけてるぜ)
「ブルース・ブラザーズ」に登場する台詞。映画のジャジーな雰囲気にふさわしい、物語性のある台詞ですねえ。
I'm your worst nightmare(俺は、お前の一番ひどい悪夢さ!)
「ランボー3」でシルベスター・スタローンが敵に攻め込む時の台詞。
電話越しに「お前は誰だ!??」と問われ、「俺はお前の悪夢だ!」と答えております。「悪い夢見せてやるぜ!」みたいな感じでしょうか。
「覚悟して待っておけ」というニュアンスがありますね。試合前のボクサーとかが、互いに兆発として言っていてもおかしくなり台詞です。英語では「You're a nightmare!」などの使い方もします。困ることをする人、といった場面で使われています。
To Infinity and Beyond (無限へ、そしてその先へ)
「トイ・ストーリー」のキャラクター、バズ・ライトイヤーのキャッチコピーです☆
無限の彼方へ、と訳されることが多いですが、無限の・・・さらにその先までも行く、というニュアンスがある言葉です!
Stay gold, ponyboy. (そのままの純粋な君でいてね)
直訳すると、「黄金のままでいて」になりますが、ロバート・フロストという詩人の
作品に由来します。
Nothing Gold Can Stay という作品で、萌えたばかりの若葉は金色なのだけれど、すぐにその輝きを失ってしまう、純粋な時は儚いものだ、といったような意味です。
世間に汚されないで、その輝きを曇らせないで、、という思いが込められています。
「Stay Gold」というと、ゴージャスな響きもあって、素敵な言葉ですね。
「アウトサイダー」という映画に登場する台詞です。
ちなみにheart of goldは、とても優しい、思いやりがある心の持ち主、といった意味になります。
英語で読む、映画の決め台詞まとめ
映画から名言をアレコレ集めてみました☆ 日本語にすると、どうももたついてしまうけれど、英語でいうと、妙にカッコいい言い回しが色々堪能できますね。
英語ってとても言い回しが直截というかシンプルというか、日本語に比べると単刀直入で、それがクールさに結びついているような気がします☆
映画は、英語とキャッチコピーの勉強にもいいですね。
あと、決め台詞好きだったら、以下の「男の美学」目白押しな、マッチョで体臭濃厚~~♪なキャッチコピー集も面白いと思います。