気象コントロール衛星が、突如暴走を始めて、世界各地に超異常気象が襲い掛かる!!という、気候変動が問題になっている昨今、妙にリアリティのある設定の映画。
南国ブラジルの海辺も、あっというまに凍り付き、ロシアには熱線が・・・。
そして香港もピンチ・・・!
一体、衛星には何が起こってしまったのか?
ということで、これを作った科学者が、探査しに行く、というお話。
新たな形の「地球を、人類を救え」ストーリーになっている。
現代の重要トピックも扱っているし、なかなか面白そうだが評判はどうなんだろう?
チェックしてみた。
「ジオストーム」のあらすじ
2019年、巨大な自然災害が地球のあちこちで起きるようになってしまった後、各国の科学者達は国境を越えて一つになり、気候をコントロールできる衛星のネットワークを作り上げた。
このプロジェクトの中心にいたのが、ジェイク・ローソンである。
ローソンは、一匹オオカミタイプで、その後、このプロジェクトからは解雇されてしまう。彼の兄弟、マックスが代わりを務めることになった。
そして三年後、気象変更衛星達が暴走を始める。
探査するために、ロケットに乗って衛星へと飛び立ったジェイク・ローソンは、この衛星の暴走の影に、何者かの陰謀を嗅ぎ付けることになるのだった・・・。
アフガニスタンの砂漠が一瞬のうちにピキピキに凍り付いてしまったり、香港の街中からは炎が吹きあがる。
こうした事態を受けて大統領と、閣僚はジェイクを任務に呼び戻す。
そして、国際宇宙ステーションへ、故障の原因を調べるために送り込むのだった。
同時に、ジェイクの兄弟マックスも、事態の裏で何が起こっているのを、掴み始める。
香港にいる気象プロジェクトの科学者が、ワシントンまでやってきて、何者かが地球規模の嵐「ジオストーム」を起こそうとしていると警告する。
(それは、災害の連鎖のかたちを取るだろうという)
しかし、香港の科学者は、事態をすべて説明する前に何者かに消されてしまうのだった。
何者かが、人間の文明を滅ぼすことによって、地球全体を自分の手中におさめようと陰謀を巡らせているのだった。
「ジオストーム」の監督やキャスト
監督
- ディーン・デブリン
デブリン監督は、「インディペンデンスデイ」の脚本や製作も手掛けた人物。
スペクタクルには期待できそう!
出演
- ジェイク・ローソン役=ジェラルド・バトラー
スコットランド出身の、野性的なイケメン、ジェラルド・バトラーさん。
濃いブルーの瞳がとても綺麗です。
「オペラ座の怪人」の怪人役で、一躍人気者になったのだとか。
- マックス・ローソン役=ジム・スタージェス
イギリス出身、音楽活動もしている俳優さんです。
- サラ・ウィルソン役=アビー・コーニッシュ
「ジオストーム」の上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・109分
- 日本公開日・・・2018年1月19日(金)
- 配給会社・・・ワーナーブラサーズ
- 上映方式・・・2D/3D
- ジャンル・・・アドベンチャー、SF、スペクタクル、カタストロフィ
「ジオストーム」の感想や評価をチェック!
スペクタクルな場面は意外と少ない?という意見
映画を見に行く人は、たぶん予告編に出てきたような映像・・・ドバイを襲う津波とか、東京に降る壮絶な雹嵐などに惹かれたと思う。
でも実際、この映画に出てくる場面といえば、人々がコンピューター・サーバーにログインしようと奮闘したり、暗号をどうやって作るか議論したり、衛星調査映像を見直したり・・・そういうものが多い。
地球上でのシーンでも、宇宙空間でのシーンでも、こういう傾向は同じだ。
主人公たちは遠隔通話する時にSkypeを使ったりはしない。
壁前面に映し出される、バーチャル会議システムみたいなのが登場して、デザイン的には、なかなか格好良かったけども。
ジョン・デフォレ氏レビューより
'Geostorm' Review | Hollywood Reporter
誉めてるんだか、けなしているんだか??という感じのレビュー
大胆なぐらい陳腐で、バカバカしいのだけど、ついつい見ちゃう映画!
地球上の嵐全部を、まとめて一つの嵐にして、人類絶滅の危機・・・という、何か間抜けなセッティングである。。。
だが、ある意味かなり感動できる。
この映画はともかく大破壊についての映画で、政府が陰謀を巡らしているというふうな物語で観客をかき乱し、そしてエンディングは、名もないインドの少年が、愛犬と再会するシーンで終わる。
「ジオストーム」の道具立てというのは、ここ10年から15年くらいのカタストロフィ映画の紋切り型をこれでもかっていうほど、採用している。
冷徹な声のナレーション、謎の大量死からなる幕開け、色々な国、人種の、多文化な国際チーム、我らがヒーローをただ邪魔するだけに存在している官僚たち、、そして、上に挙げた、愛犬との涙の再会シーンみたいなやつ・・・。
確かに、お馴染みのプロット、キャラクターでオリジナリティはない。
だがまあ、駄作にしては、すっと身に馴染んでくる駄作ではある。
ウィトニー・セオボルド氏レビューより
面白い映像が見れる!という評価
この映画は、色々面白い発想を見せてくれる。
ドミノ倒しみたいに倒れていく高層ビルや、大衆が瞬間冷凍されてしまったりとか。
空から、凍り付いた小鳥が落ちてきたりもする。。
「ジオストーム」は、ディザスタームービーのなんたるかをよく分かっている、
フレッド・トッペル氏レビューより
Geostorm in 4DX Review: Roughhousing in the Aisles | We Live Entertainment
一般観客の感想をチェックした!
- ひどい!
- この映画は凄い!低評価のレビューを信じるな!この映画は、気候変動についての映画じゃなくて、政府が我々にHAARP(気候兵器)を使っていることについての映画なんだ。天気を操作するのは可能だ。
- バトラーとハリスは、もうこういう種類の映画に出ない方がいいね。名誉を損なうから。
- この映画はまあまあ及第点ってとこだった。ハートウォーミングな場面もあったし、ラストシーンで子犬が無事だったのは、良かった。
- 自然災害映画というよりは、宇宙空間が出てくるシーンが多かった。
- 会話の場面が多すぎた。CGとか音楽もいまいち。
- 紋切り型すぎ、ありきたり。たまに笑えてくる。
- プロットがハチャメチャだし、キャラクターの人物像もちゃんと練られていない。とはいえ、幾つかわくわくどきどき出来るシーンもあったけど。
- 世界各地で起きる、いろんな気候現象が面白かった。ストーリー自体は薄っぺらいけれど、それでも面白い。
- ジオストームは、とても愉快な映画だった。クレイジーで楽しかった。
「ジオストーム」まとめ
△このメカデザインは、結構かっこいい気がす。
評価といえばけっこう低め・・・。
観客の点数は40点くらいでした。
ま、「インディペンデンスデイ」の別バージョンみたいに思っておけばいいかと思います、世界各国が、凄まじいスケールで破壊されていく破局的な映像。
こういう終末的な映像を見たいという要望はあると思います。
まあ、ジェットコースターとかお化け屋敷みたいなものですね、ある意味。
東京もちらっと登場するようです。
ただ破壊シーンの他に、会議シーンが長すぎ・・という意見も・・。
感想の中には、地震やハリケーンなど、自然災害を人為的に引き起こすという陰謀論界隈でささやかれる兵器「ハープ」について言及しているものもありました・・・!
まあ、確かに原子を作った爆弾などというものを、人間は発明できるので、多少雨を降らせたり、嵐を起こしたりも出来そうなものですが・・・。
真相は一般ピーポーには分かりませんね(;^_^A