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ジャック リーチャー・ネバーゴーバックの感想・評判は?トム・クルーズが素手でガチンコファイト!

Tom Cruise

トム・クルーズが米軍の元秘密捜査官ジャック・リーチャーを演じるシリーズ。

現在のジャックは、アウトローとして街から街へ放浪の旅を続けている。

今回は、彼に女性軍人のターナーという相棒がつく。

とにかく、素手で見せる格闘シーンで、男女2人がストイックなアクションを展開しているようだ。

 面白いのかつまらないのか、感想を調べてみたyo!

 

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK のあらすじ

謎めいた男、ジャック・リーチャーは、元アメリカ軍の捜査官。現在はアウトローとして街から街へ放浪を続け、人々の知らぬ間に、私的に悪や不正と戦っている。

 何かの陰謀からスパイ容疑を着せられた女性軍人、ターナー少佐を牢獄から助けだした彼は、ある10代の少女と出会うのだが、彼女は行方不明になっていたリーチャーの娘かもしれず・・・。

ジャック・リーチャー の監督やキャスト

監督・・・エドワード・ズウィック

出演・・・ジャック・リーチャー役=トム・クルーズ

     ターナー少佐役=コビー・スマルダース

原作・・・リー・チャイルド

 

 ズウィック監督は、「ラスト・サムライ」の監督や脚本を務めている。戦争映画や大規模アクションを得意としているようだ。

 主演はおなじみのトム・クルーズ。公式身長は170㎝だけれど、なんか画面で見るともっとコンパクトに見える・・ので160㎝台なのでは?という疑惑もあるらしい。なんにしろ、アメリカ人の中では低い方なので、背が低くても恰好いいアクション・ヒーローになれる、というのは背が低い世の男子に希望を与えてくれる気がする・・。

1962年生まれの54歳だが、アクションシーンは渋く光っている。(ほんのちょっとだけ郷ひろみに似ている気がするのは、私だけ??)

 

ジャック・リーチャーの上映時間や日本公開日

  • 上映時間・・・118分
  • 日本公開日・・・2016年11月11日
  • 配給・・・東和ピクチャーズ
  • ジャンル・・・アクション

ジャック・リーチャーの評判・口コミ情報をチェック!(多少ネタバレあり)

素手のファイトシーンは新鮮だったのに・・・惜しい!という感想

 この映画は、リー・チャイルドの原作が持っていたようなドラマチックさや緊張感に欠けてしまっている。

 唯一、この映画で魅惑的なところといえば、コンピューターによる特殊効果がほとんど使われていないことだ。アクション映画のジャンルでは、なかなか稀有である。耳をつんざくような爆発シーンや、ヘリコプターによる決着シーンなどのかわりに、「ジャック・リーチャー ネバー・ゴー・バック」は奇妙にも、古典的な闘いのスタイルを採用している。素手による殴り合いや、シンプルな、二台だけの車によるカーチェイス、それに、おとなしめの発砲シーンが少し、というふうに。

 なのでこの映画は、もっとド派手なアクションを多用する最近のハリウッド映画の傾向からしたら、新鮮な一本になりえただろう。もし、もっときちんと演出・監督されていたならば。

 バーリー・ヘルツ氏 グローブ・アンド・メイル紙 より

 

ポップコーン齧るには最適の、気楽な映画!という評価

ジャックリーチャー、この映画は、頭を使わないアクション映画としてよく出来ている。プロットには欠点があるけれど、アクションシーンは豊富で、ユーモアもある。ポップコーンをむしゃむしゃ齧りながら気楽に見るのに良い映画だ。

 リーチャーは、元軍隊の捜査官だが、私設探偵みたいだし、射撃の名人、キックボクシングのチャンピオンみたいな特性も備えている。彼はどんな状況をも潜り抜ける技能を持ち合わせているようにみえる。この映画は、アクションの他にも、ラブロマンス、犯罪ミステリー、そして、ロードムービーの要素も持ち合わせている。

 トム・クルーズは、格闘シーンや曲芸シーンでいい仕事をしている。女性の相棒役のスマルダースも、格闘シーンをうまくこなし、(頼りないお嬢さんでなく)独立した勇敢な女性をうまく演じている。

ロバート・ローテン氏 ララミー・ムービー・スコープ紙 より

 

原作小説を忠実に再現するのは難しい、という指摘

原作者リー・チャイルドと、パラマウントピクチャーは、原作の小説のすべてが、忠実に映画へと翻訳されるとは考えていない。この物語は、元軍隊警察だった50代の男が、アメリカをバスやヒッチハイクで移動しながら、モーテルからもモーテル、年金だけを頼りに、ホームレスのように旅している姿を描いている。彼は、鋭い捜査眼と、タフさを有していて、それでいつも冒険に巻き込まれることとなる、

 「ジャックリーチャーネバーゴーバック」では、原作本の中の基本的なあらすじだけが使われている。

ヴィクトリア・アレクサンダー氏 フィルムス・イン・レビュー紙より

 

主人公がストイック過ぎる・・という感想

トム・クルーズのストイックなアクションパフォーマンスによっても、この映画は救われていない。ジャック・リーチャーという登場人物は、人間らしい感情も持っているが、もっと謎めいていて尊大な人物にみえる。

 トム・クルーズは、彼のカリスマ的オーラでもって、リーチャーをもっと好ましい人物に仕上げているけれど、リーチャーの危険で、自分の意図を隠しておく抜け目のない側面については、表現できていない。

 今回の映画では、娘かもしれない少女が登場するなど、リーチャーの過去についても断片的に秘密があかされる。けれど、トム・クルーズには、重々しさや怒りといった以上の感情を表現させてはいない。

 多くのアクション映画では、感情を表に出さないストイックな主人公を採用しているが、もし主人公がどんな脅威や状況にも動揺しないのであれば、観客の方も同じように退屈に感じてしまうのは分かり切っているのだから、私にはこの方針が理解できない。

 ターナー少佐を演じるスマルダースは、アクション映画を演じる能力をみせている。スマルダースが、時にトム・クルーズのシーンがだらだらするところを、幅広いアクションを行って救っているのは、驚きでもあり、新鮮でもあった。

マイケル・オサリバン氏 フィルム・アイルランド紙 より

 

まとめ

 アクションシーンは特殊効果を使わずストイック、そしてトム・クルーズ演じる主人公も感情を抑制したストイックなキャラ、と禁欲的なスタンスで作られている映画のようだ。

 ターナー少佐を演じるスマルダースは、元モデルの女優さん、彼女のアクションシーンはなかなか格好良かったという意見も多かった。

 丸腰、素手での格闘が一番の見どころかもしれない。

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