レオンのおかっぱ頭の少女役がすごくキュートだったナタリー・ポートマン。どこかエキゾチックな美しさと、知的な存在感があって、管理人も好きな女優さんの一人です。
そんなナタリー、いつの間にか私生活ではお母さんになってたらしい…!
リュック・ベッソン監督の「レオン」が公開されたのは1995年。ナタリーは1981年生まれだから、その時14歳か13歳。そして今はもう34歳くらいですー。なんと20年くらいの歳月が経過してるんですねー。おそろしい((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
さてさて同じ頃1996年に公開された「トレインスポッティング」主演を務めて、若者から圧倒的に支持されたユアン・マクレガーが、悪党役をつとめています・・。口髭生やしちゃってすっかりオサーンですな。月日の経つのは早いのう・・(遠い目)
「ジェーン」のあらすじは?
ジェーンは、夫のハモンドと、幼い娘と一緒に平和な日々を送っていた。
ところがある日、夫はビショップが率いる悪党一味に撃たれ、ボロボロに傷ついて帰宅する。ビショップはある理由があって、ジェーンとハモンドを付け狙っているのだった・・・。
ジェーンは幼いわが子と夫、家を守るためにライフル銃を持って立ち上がることになる。
「ジェーン」の監督や俳優陣
監督・・・ギャビン・オコナ―
出演・・・ジェーン・ハモンド役=ナタリー・ポートマン
ジョン・ビショップ役=ユアン・マクレガー
ダン・フロスト役=ジョエル・エドガートン
ビル・ハム・ハモンド役=ノア・エメリッヒ
その後、ナタリーポートマンは2010年の「ブラックスワン」でアカデミー主演女優賞を受賞してもいます。
「ジェーン」の日本公開日や上映時間
- 日本公開日・・・2016年10月22日
- 上映時間・・・・98分
- 配給・・・・・・ポニー・キャニオン
- 原題・・・・・・「Jane Got a Gun」
ていうか、原題は「ジェーンは銃を手に入れた」って・・・笑そのままじゃん!と突っ込みたくなるタイトルです。
さて次は観た人のレビューを私なりに要約してみました。
「ジェーン」の感想や口コミをレッツ・チェック!(少しだけネタバレあり)
ポートマンは男に頼りすぎててガッカリ・・という感想
西部映画の名作「シェーン」を、フェミニストの観点からかなり魅惑的に書き換える映画になりえたのに、退屈な人間関係ドラマになってしまっている。
ナタリー・ポートマンを主演にして、家庭と夫を守るために武器を手にして立ち上がる女性を描いた映画。西部劇というジャンルを書き換える、面白いチャンスが沢山あったはずだ。けれど、どうもこの映画は狙い通りにいっていない。
この映画が物足りない理由としては、まずポートマンが、がっかりするほど受け身だってことだ。
射撃の名手である有能な女は、ライフル銃を持って何をすべきか?この映画によればその答えは、幼い子を近所の農場に預けて、強く、寡黙ないい男を見つけてきて、助けを求めることだそうだ。この時を境目にして、つまらない人間ドラマになってしまう。回想シーンも多く挿入されるようになるのだが、そうすると、現在迫っている危機よりも、過去のポートマンとエドガートン(元恋人)の関係性に焦点が置かれてしまうようにみえる。
そして悪役のユアン・マクレガーは今回、髪の毛を黒く染めて、カールした口髭を生やして、アメリカのアクセントで話すのだけど、子供の仮装みたいに見えちゃって、全然怖くない。
いやいや、彼女は限られた選択肢を最大限に活かしたんだ!というレビュー
この映画は、当初の監督と著名スターが降板しちゃって、よくぞ公開にまでこぎ着けたという作品だけれど、ちっともそうした舞台裏の騒動を感じさせない一本に仕上がっている。
この映画では、西部劇の環境の中で、ある女性の気骨に満ちて実践的な視野が展開されている。昔の恋人と協力関係を結ぶのは、ロマンスからでなく、それが必要だからなのだ。そして、ジェーンは、協力してもらうその男性に依存するわけでもない。
彼女がすることすべては、現在時でも、回想シーンにおいても、彼女の行動すべては、それが生きるために必要だったからされていたことが分かる。
女性にとっておおいに不公平である世界、男性に頼る以外の道は、ほんのわずかしか残されていない世界でも、まだ女が自分を主張し、自分自身でいられることができる機会は沢山ある、ということを、充分に認識している映画である。
実際、限られた選択肢しか持たない人間が、どのようにして、その選択肢を充分に活かしていけるかというモチーフは、サスペンスに満ちたドラマになりえるのだ。この映画が見せてくれるように。
演技が良い!という感想
元恋人役のエドガートンは、誰もが顔は知っている俳優である。「ああこの男か!」とみんな思うだろう、彼は一般的によく名前が売れているわけではないのだけれど。彼は素晴らしい俳優で、演じるキャラクターに、快活さと思いやりという側面をバランスよく投入できている、ポートマンは、数奇な運命に巻き込まれながらも、苦境の中で、最大限うまく切り抜けて以降とする女性を、説得力を持って演じている。
この映画の舞台裏の騒動や、公開が遅れたことに言及しても意味はない。この映画は大きなスクリーンで見る価値のある、エンターテインメント性にあふれる西部劇に仕上がっている。
まとめ
人によって結構好き嫌いが分かれそうな映画です!確かに、テーマ自体は、かなりチャレンジングなものだと思う。西部劇なんて、まるっきり男の世界ですからね。でもどうなんだろう、事実は小説よりも奇なり、というから、時には女性がライフル銃やピストルを持って闘ったこともあるのではないかなあ?
それはわかりませんが、ともかく映画の中では、女性が主人公の西部劇というのは、まだまだ珍しいのだと思う。前例がないだけに、作る側も手探りなのかもですね。ナタリーポートマンが、西部の砂塵にまみれて闘う凛々しい姿はさまになっていそうです。