お外は北風ピュウピュウのこの季節。
別に、年末年始だからって、無理して出かけなくてもいんじゃない?
初詣?新年から人混みにダイブしなくても・・・。初売りセール・・?
春はもうすぐそこだから冬服買わなくても・・(??)
こんな時は部屋の中を暖かくして、ヌクヌクと穴熊のように過ごすのだって良いじゃない?
・・・ちょっとした飲み物とおつまみだけ用意して、映画鑑賞会はどう?
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そんなわけで、大晦日やお正月に見たい映画をチョイスしてみました!
レンタルで借りてくるもよし、動画配信サイトで探すもよし・・・!
新年、新たな年を迎えるのにふさわしそうな映画を独断と偏見で選んでみました!
ベイマックス
2014年公開のディズニー映画。
マシュマロみたいな人型ロボットと、日系少年の絆の物語。死と再生の物語にもなっているので、お正月にもピッタリ!
不覚にも、後半ではボロ泣きしてしまうかもしれない!
サンフランシスコと東京が合わさったような未来都市「サンフランソウキョウ」に住む天才少年、ヒロ。
彼は、小さな小指大のパーツが群れのように動いて、いろんな形を作り上げ、自由自在に動かせる、画期的なロボットを発明した!
(砂鉄みたいな感じといえば分かるだろうか)
ところが、そのアイデアが何者か不気味な仮面をかぶった人物に盗まれてしまう。しかも巻き起こった火事で最愛の兄まで喪ってしまった。
失意に沈んでいたヒロを助けたのは、兄が残した優しき看護ロボット、ベイマックスだった。ベイマックスは、人を傷つけることがないように、セッティングされていて、「ケアに満足した」と患者が言うまでは、止まらない。
ヒロはこのベイマックスを、戦闘用ロボットとして改造して、兄のロボット研究仲間たちと一緒に、ハイテクを駆使した5人組のロボ戦隊を作る!
そして、自分のアイデアを盗んだ何者かを追い詰めようとするのだった・・・。
こんなあらすじだけど、ともかくベイマックスの大きなマシュマロみたいな可愛さと、ヒロを守り抜く優しさがたまらない!
ロボマニア達の作り出すハイテク技術は楽しいし、わくわくドキドキして、最後には、家族やロボットとの絆を感じさせ、お兄さんの魂がよみがえったようにも感じさせてしまう、感涙必死のエンディング。
ほわほわ暖かい新年が迎えられそう!
ブリジッド・ジョーンズの日記(2001年)
大晦日に始まり、大晦日に終わるこの映画。
大ヒットして、シリーズものにもなりましたね。
32歳の独身女子、ブリジッドの恋愛模様と日常を赤裸々に描いてます。
映画公開時には、ブリジッドが酒を飲みまくり、たばこを吸いまくるせいで、R15指定になったとか(;''∀'')
さらに、「ブリジッドの生活を真似すると健康をそこないます」という注意書きまで、ポスターやチラシに書かれていたらしい(;''∀'')
イケメン弁護士に出会うもからかわれたり、恋人ができたと思ったら、浮気されて去られたり、それでもまたイケメン弁護士と再開しいい感じに・・・などなど、バタバタ奮闘しつつキュートに生きていくブリジッドに、新しい年へのパワーを貰えそうな感じ。
男子だって、これを見れば「こじらせ女子」(??)の気持ちが分かるかもしれない!
ブギーナイツ
1977年のアメリカ映画。
年末年始の馬鹿騒ぎ感と、その後の切なさというか虚脱感・・にぐったりした時には、この映画でいっそうグッタリ・・・(ええ??)
それか、年末年始に馬鹿騒ぎできなかったぞーという人も、気分だけ、はしゃぎまくるということでこの映画。
高校中退してバイトしてた主人公君が、なんとポルノ映画の監督に、その巨根具合を見込まれてしまい、スカウトされる。
顔の良さと、モノのでかさで、たちまちスターダムにのし上がった。
可愛い彼女もお金も手に入るし、ウハウハな気分。
しかし、スターにありがちなことに、ヤクにはまってしまい、モノも使いモノにならなくなって大ピンチ・・・しかも、ニューイヤーの浮かれ騒ぎの中、殺人事件まで起こってしまい・・・という内容です。
東京物語
1953年。小津安二郎監督。
あのヴィム・ベンダースにも影響を与えている、押しもおされぬ日本映画。
日本人なら一度は見ておくべし!
(日本人なら・・・って言い方がそんなに好きなわけではありませんが)
広島県は、瀬戸内海に面する風光明媚な港町、尾道に住む老夫婦が、東京の子供たちの家を訪ねる。
けれど、久しぶりに訪ねてきた両親を、子供たちは内心、面倒に思って、なんだかじわじわと冷たい。けれども、老夫婦に流れている穏やかな時の流れはそのままに・・・。
もう現代では失われてしまった、ゆったりした時間の流れ、がなんともいえず胸に迫る一本。
役者に、大袈裟な演技をさせず、役者がしゃべる場面でもあまりカメラを動かさず、海や空などの大きな自然を映すかのごとく、ゆったりと構えて撮る。
この独特の時間の流れが、やっぱり小津安二郎なんです。
しかも、ゆったりしているからといって、決して眠くなるわけではない。
おばあちゃんちに帰って、畳の上でごろーと寝転がって、縁側でお茶をすすっているかのような静かで充実した時間が味わえます。
お正月だし、本当に大切なものって何なんだろう、とゆっくり考えるのにいいかも。
ラ・ラ・ランド
2017年の大ヒットミュージカル、アカデミー賞も作品賞こそ逃したものの、監督賞など6部門を受賞、ゴールデングローブ賞も総ナメでした。
確かに、よくできている!
冒頭の、高速道路の渋滞から、突然みんなが車のドアを開けて踊りだしちゃうシーンからして愉快だし、テーマ曲も切なくビター、けれど軽快な甘さがあってよいです。
ピアニスト志望の青年と、女優を目指す女の子の恋物語と、夢を持って活動する日々が描かれています。
夢があるなら、最後まで希望を捨てないで!というメッセージも、新年らしくて勇気づけられるではないですか・・・。
万人受けする映画だと思うので、友達同士で見るにしても、無難なチョイスかな。
2001年宇宙の旅
1986年公開。スタンリー・キューブリック監督のあまりにも有名な一本。
オールタイム・ベスト・ランキングの常連映画。
類人猿が投げ上げた骨が空に舞い上がり、宇宙船に変化するオープニングも、いろいろパロディ化されてるくらい有名ですね。
年末年始には、壮大な宇宙と、人類の終わりと始まりに思いを馳せるのもいいのではないでしょうか・・・。
そして、何かとAI、アーティフィシャル・インテリジェンスが取りざたされる昨今。
宇宙船を司る、やわらかな男性の声を持った、人工知能の「ハル」は、暴走するAIの元祖ともいえるかもしれません。
広大な宇宙空間を漂い・・・・・・たどり着くのは、もう人類の理解を絶した異次元空間。そして、クライマックス部分では、驚きのサイケデリック・トリップと、摩訶不思議なカタルシスがあなたを待っているッ!
ある意味、生まれ変わりのテーマも。
最後の場面で覚える戦慄と、場面構成の美しさは圧巻です。
キューブリックの天才を見せ付けられるッ!
わけがわからないうちに、恍惚となる、この体験をするのは如何でしょうか。
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
2017年1月に公開された、ティム・バートン監督の良質な映画。
「チャーリーとチョコレート工場」とかほどは話題になりませんでしたが、ティム・バートン作品の中では、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」に続くくらいに好きかもしれない。
バートン監督の、本質的なところ、いいところが、ぎゅっと詰まっていると思うッ。
怪物であることの切なさ、世間からのはみ出し者であるという切なさ、怪奇幻想への憧れ、モンスターの不気味さと同時に存在する可愛さ。
そして、儚い恋の感じ。
秘密の世界に迷い込んでしまう感じ。
こういう要素が揃っています。
その他、年末年始に見たい映画のおすすめ
やはり、年末年始というと、新しい一年の始まり。
だからなのか、どこか、暗い夜が明け、少し黎明の光が差してくるような、復活と再生の要素がどこかにあるような映画を中心にチョイスしちゃいたくなりました。
ワンサイクル終わって、新たなる場所へ旅立てるような・・・そんな映画。
以上で紹介した以外にも、幾つか新年におススメのものを挙げておきます。
アメリ
2001年フランス映画
私はアメリ・・・と共感しちゃう女の子も男の子もいるかも。
頭の中では、色んな妄想を繰り広げる、ちょと不思議系女子のアメリ。
けれど現実世界では臆病で、好きになった青年にも、なかなか直接声をかけたりできない・・・。
そんな不器用なアメリに「今動かなきゃ、一生そのままだ。おまえさんは、わしのように骨がガラスでできているわけではない!動け!思いを告げろ!」と励ましてくれる、画家のお爺さん。
新たなことに挑戦したいけど、なかなか勇気がなくて踏み出せない・・・そんなときに見たい映画です。
ファッションも、めちゃ可愛い。真似したくなります。
ゴッドファーザー パートⅡ
1974年アメリカ映画
革命直前の、キューバ。大晦日のパーティシーンがあります。
ゴッドファーザーになったマイケルが、裏切者を始末する場面。
新年から物騒でいいですねー(??)
ゴッドファーザーシリーズは、とにかくイタリアはシチリア島の自然が美しい!
オリーブの葉と地中海がキラキラ。そこに響き渡る銃声・・・。
漂う哀愁・・・。やはりマフィア映画だけあって、人がバタバタと倒れて行きます。
襲撃シーンも多い。
親密さと殺意が紙一重で反転していくのも、日本のヤクザものとある意味似ていますなあ。。。
時間がたっぷりあるお正月に、見てみるのもおススメ。
キッズ・リターン
画像出典:youtube予告編
1996年日本映画。
北野武の監督作品。
青春映画。
仲良い落ちこぼれの高校生、マサルとシンジ。二人はボクシングジムに通い始めるが、やがてマサルは極道の世界へと道を踏み外してしまい、一方シンジはプロボクサーとして歩んでいく。
若者の青春や夢、挫折を描く群像劇。北野映画独特の、まるであの世から現世を見てでもいるような、変に静謐な優しさがみなぎる一本。
ラストの「マーちゃん、おれたち終わっちゃったのかなあ?」「馬鹿野郎、まだ始まっちゃいねえよ!」の台詞はあまりに有名。
恋人たちの予感
1987年アメリカ映画。メグライアン出演。男女は、友達になれるのかという永遠のテーマをモチーフにしたラブコメディ。
大晦日のハートウォーミングなパーティシーンあり。
ストレイト・ストーリー
1999年アメリカ映画。
実話を元に、デビッド・リンチが監督した映画。73歳のお爺ちゃんが、仲たがいしていた兄弟が倒れたことを聞きつけて、農作業用トラクター(時速8キロ)で、何百キロと旅をして会いにいく話。
ポンヌフの恋人
1991年フランス映画。
ポンヌフ橋の巨大セットを作り上げ、壮絶に打ちあがりまくる花火をバックに、二人の恋人がもつれあい、ダンスをして進んでいくシーンは圧巻。
35億くらいかかったらしい。情熱的で、景気のいい花火のシーンも、新年ぽいです。
スターウォーズシリーズ
あとは、友達と最新作を見に行く前に、HULUだのネットフリックスだので、スターウォーズの過去作をおさらいしておくのもいいかも。
私的には、エピソード3が最愛。
スターウォーズは、一番古いのがエピソード4、5、6の三部作。
その後が、ダースベイダーの若かりし頃など、前日譚を描いたエピソード1,2,3.
なので、旧6作品の中では、このエピソード3を最後に見るのが正しい・・・
というか、一番楽しめる順番になっているよ!
・・・こんな感じですた。
部屋におこもりして、映画三昧のお正月だって、いいものだと思います!
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