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映画「スクランブル」の感想・レビュー。ヴィンテージ・カーと南仏の光景が壮麗!面白い?

Hotchkiss Grégoire

 超可愛い、夢の高級車が集合しまくる「スクランブル」。

クリント・イーストウッドの息子が主演。世界の名車を盗みまくる若者二人が、うっかりマフィアの車を盗んでしまい、捕まって危地に・・・というお話。

 とにかくチラシにも載っている車達は、フォルムからして凄く魅惑的だ。

 女性の私でも、うっとり眺めてしまう。ミニクーパーとか、ジャガーとか、外車は外見が洗練されている・・。

 さて、ある意味ルパン的な、泥棒お宝ハントなこの映画、面白いかつまらないか、評判をチェックしてみた!

 

 

「スクランブル」のあらすじ

 高級車専門の、車泥棒の兄弟、アンドリューとガーネット。何千万、何億もする、超プレミアムなお宝カーだけを盗み出すのが稼業。

 彼らは今、南フランスをうろちょろしている。1937年ものの高級車「Bugatti」、何億円もするやつを盗むよう依頼されたのだ。

 ところが、その高級車の持ち主であるマフィアのボスに取っ捕まってしまう。ボスは、命を助けてやるかわりに、ライバルのマフィアが持っている、1962年もののフェラーリ250GTOを盗み出せという。

 泥棒兄弟は、この申し出を承諾する・・・と見せかけて、実はもっと大それたことをしようと、密かに計画を巡らせるのだった・・。

 この盗みに加わる一行は、アンドリューの恋人ステファニー、スリの名人でデヴィン、建物解体のプロであるレオン、そして無名の敏腕ドライバー達だ。

 彼らはライバルマフィアの豪勢な邸宅を襲撃すると見せかけて、隙をついて車を盗もうとするのだが。

「スクランブル」の監督やキャスト

監督・・・アントニオ・ネグレ

出演

アンドリュー・フォスター役=スコット・イーストウッド

ギャレット・フォスター役=フレディ・ソープ

ステファニー役=アナ・デ・アルマス

デビン役=ガイア・ワイス

 

主演のスコット・イーストウッドは、父親クリントの渋さを少し引き継いで、割と男っぽい雰囲気のお兄さんだ。

 

「スクランブル」の上映時間や日本公開日

  • 上映時間・・・94分
  • 日本公開日・・・2017年9月22日
  • 配給会社・・・ギャガ
  • ジャンル・・・アクション、クライムアクション

 

「スクランブル」の感想や評価をチェック!

Bugatti

 一般観客の口コミを拾ってみました!

ワイルドスピードとかの映画とは違うという意見

 まず、いい面を話すと、ヴィンテージの高級カ―は、凄く美しくて、南フランスの景色も魅力的だった!(マルセイユがフランスで一番綺麗な街ってわけでもないけどさ)

 キャストはまあまあ。でも二流映画っぽい感じ。女の子は、中途半端に可愛くて、悪役も、中途半端な迫力しかない。スコット・イーストウッドは、良かったけど、他のキャストの平凡さを埋め合わせるほどのカリスマは持ってないかな。

 物語は非常に先の展開が読みやすいけど、ちょっと捻りもあるので、そこまで退屈ではない。カーチェースシーンは、それが高級車を扱っているだけに、スローだ。僕だって、車が傷付きやしないかってとこが、一番ハラハラさせられた!

 「ワイルドスピード」みたいな、カーチェイスものの映画とは違うかな。

全然ダメ!という意見

俺は、最初から終わりまで、失望して首を横に振り続けていた。

二人兄弟の演技はイラつくし、マフィア役もひどい。それに音楽は犬に食わせろって感じ。

 

面白い要素がぎゅう詰めになってる!という意見

「スクランブル」は、ほとんどのシーンが南フランスの港町マルセイユと、またパリで撮影されている。

 カーチェイスのシーンが盛りだくさんで、新しい車もクラシックカーも出てくる。アクション、射撃、暴力、爆発、信じられないようなスタント、犯罪者達、スリル、恋愛、ユーモアあるシーン、車が破壊されるシーン、誘拐、チームワーク、家族、友情、マルセイユの、細い道や山のある、とても綺麗な風景。

・・・こういうものが詰め込まれている映画。

 そんなわけで、ワイルドスピードとかカーチェイスものが好きなら、観るといいと思う。

 

期待より面白かったという意見

 B級アクション映画っていうポジションに徹底していて、キャラクターの内面の掘り下げとかはあまりなかったけど、予想より面白かった。アンドリューとガレットが走行中のトラックからヴィンテージカーを盗み出す場面とか、後半の、ヴィンテージカーを乗り回すカーチェイスの場面とか。

 

アクションはいいけど・・・という意見

アクションシーンには満足した。主役の二人はハンサムだ、演技はそんなに上手くないけど。笑える場面や、フランスの美しい風景が見れる。貴重でエキゾチックな高級車も。台本も、例えばリュック・ベッソン監督の映画とかと比べちゃうと、独創性には欠けるな。ニコラス・ケージとか、ブルース・ウィリスとかが出演している映画よりはやっぱり見劣りしちゃう。

 ポップコーン食べながら気楽に見るのがふさわしい映画。スコット・イーストウッドの演技は、見るたびに良くなっていってるとは思うけどね。

 65点くらいかな。

 

筋がないしクライマックスもないという辛口評価

この映画、マレーシアで見たけど酷かった・・・。まず劇場に10人しか観客がいなかったし、35分過ぎたら、そのうち5人が席を立って出て行ってしまった。なんて表現したらいいか・・。巨額の予算が投資されているんだけど、物語と言えるようなものがないし、クライマックスとかもない。ともかく、全篇を通じて、高級カーが見せびらかされる映画。

 

欠点が多い・・・という辛口評価

この映画は、他の映画から色々とアイデアをパクッていた。もちろん、他の映画からパクることは悪いことじゃない、もし自分独自の新しいものを付け加えるんだったら。「芸術家みたいにパクれ」って台詞にあるみたいに。

 けど、この映画では他の映画から考え無しにパクって、それを新しいものにしようとはしてなかったので、ツギハギ感がある・・・。

ヴィンテージカーやスポーツカー、そして素敵なロケーション、カーチェイス、可愛い女の子・・・こういうのが登場するんだけど、演技がなってなくて、どんでん返しが多すぎたり、わき役が沢山出てき過ぎたりして、あとはカーレースのシーンにスリルがなかったり、欠点が多すぎて、ずっこけている感じがする。

 あとは、効果音とかのボリュームがでかすぎる気がした・・・。

 まあ、フランスの景色がパノラマで映されるのは綺麗だったし、主人公の、兄弟たちは、本当に兄弟みたいに見えたのはいいところ。

 ティーンズだったら、登場する美男美女に惚れてしまうかもな。でもそんなに、一般観客におススメはしない。

 

「スクランブル」まとめ

Ferrari 250 GTO waiting for Disc Race

 大体、好意的な意見と、DIsってる意見の割合は半々くらいでした。

車が好きな人は、登場する車を見ているだけで目の保養になったようです。

ただ「ワイルド・スピード」ほどの超激しいカーアクションを期待すると、ちょっと違うかもしれません。

 激しさよりは、車のフォルムの美しさ、そういう超高級な車が実際に走行している姿を観れるっていうのが醍醐味かもしれません・・・。

(本物使ってるのかは分かりませんが・・)

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