今度のスパイダーマンは、史上最年少!15歳という設定で、少年的なまだ細い体がすばしっこく、しなやかに動き回る!少年なだけにフレッシュだし、アクションシーンもどこか爽やかさが漂う。
しかも、今回の宿敵はというと、地球外生命体の残骸から作り出されたという、ターミネーターとオオコウモリを合わせたような、なんとも魅力的な姿のモンスター機械。
これは面白そうなのだが、口コミや感想はどうなっているのだろうか?
チェックしてみた!
スパイダーマン ホームカミングのあらすじ
おなじみスパイダーマンとは、放射能によって変異した蜘蛛に噛まれてから、超人的な能力を身につけてしまった男、ピーター・パーカーの話である。彼はメイおばさんと一緒に暮らしていて、ベンおじさんが殺されてしまってからというものの、悪者と戦うという秘密の生活を送っている。
今回の話は「市民戦争」エピソードの直後から始まる。アイロン・マン率いるチームと一緒に戦ったパーカーは、今は平凡な高校生活に戻っている。またアイロン・マンことスタークが現れて、自分を大胆不敵なミッションへと誘ってくれないものかと期待しつつ・・・。
でも、そんな機会は全然登場しそうにない。そこで、こらえ性のないティーンエイジャーであるパーカーは、自分で勝手にある一味の捜査を始めてしまう。
それは、アベンジャーズにも登場した、ニューヨークでのバトルの時に残された、地球外生命体のテクノロジーを利用した兵器を使う一団だった。彼らは、銀行強盗するのに、その兵器を使おうとしていた。
その中で、パーカーは彼らのリーダーであるバルチャー(もともと建設労働者だったのが、犯罪者に転向した奴)とガチンコ対決する羽目になってしまう。
スパイダーマン ホームカミングの上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・133分
- 日本公開日・・・2017年8月11日
- 配給会社・・・ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 上映方式・・・2D/3D
- ジャンル・・・マーヴェルコミックスシリーズ、アクション
スパイダーマン ホームカミングの監督やキャスト
監督・・・ジョン・ワッツ
出演
ピーター・パーカー/スパイダーマン役=トム・ホランド
エイドリアン・トュームス/バルチャー役=マイケル・キートン
ハッビー・ホーガン役=ジョン・ファブロー
ミシェル役=ゼンデイヤ
メイおばさん役=ゼンデイヤ
スパイダーマン
監督のジョン・ワッツは、ミュージックビデオ出身。主役のピーター・パーカーは、1996年生まれの21歳。でも細くて、童顔で、15歳でも全然違和感なし!
(というか、ごっつい欧米の大学生と違って、華奢な様子はアジア人っぽいかも)
スパイダーマン ホームカミングの感想や口コミをチェック!
冴えない高校生活が、また魅力!という意見
この映画は、高校生のおバカな青春生活を、お馴染みのスパイダーマンシリーズに密輸している感じだ。この話は、悪役と闘うシーンよりも、実は恋愛だとかに放課後のドタバタのシーンが面白かったりもする。
ピーター・パーカーは年若いスーパー・ヒーローであると同時に、普通の高校二年生だ。
トビー・マグワイアの演じるパーカーは、メロドラマ的な重厚さがあって、アンドルー・ガーフィールドの演じるそれは、颯爽としたロマンチックな様子があったけれど、今度の、トム・ホランド演じるパーカーは、実際のとこ、まだ若者・子どもで、むらっ気があるティ―ンだ。
パーカーはアヴェンジャーズに憧れていて、自分をメンバーに入れてくれるよう望んでいるけれど、彼らには断られている。こういうのは、大きなものに憧れるティーンエイジャーの気持ちを表している。パーカーや、その友達ネッドの送っている高校生活は、超パッとしない恰好わるいものだからだ。
ピーターとネッドは、3,803ピースものレゴブロックで、デス・スターを作ろうと夢中になったり、可愛い上級生のリズを、遠くからうっとり恋い焦がれたりしている。それから、意地悪なミッシェル・ジョーンズと皮肉を言い合ったり・・・。
こういう、リアリティある学園ものテイストが入っていて、スパイダーマン・ホームカミングは、今までなかったようなスーパーヒーローものだ。
バズフィードニュース アリソン・ウィルモア氏評価より
子犬みたいなスパイダーマンという意見
「ホームカミング」はスパイダーマン映画の中でも、待ち望まれていたものだ!シリーズの中の最高傑作と言ってもいい。アヴェンジャーズの、「アイロンマン鉄の男」ことトニー・スタークが、今回の主役の教育係として出てきているところも、何ともスウィートなテイストを加えている。
パーカーの、男の子っぽい向こう見ずさが、この物語の核になっている。彼は、一刻も早く、”補助輪”を外したくてたまらないのだ。まだその時が来ていないのに。「もし、お前がスパイダーマンのスーツなしでは、何もできないなら、お前はそれを持ってるべきじゃないよ」と教育係のスタークは言う。
第二幕の最後で訪れる、驚きの展開は、最後のスパイダーマンと悪役の対決シーンを意味深く、ぐっとくるものにしている。
ホランドは、少年の魅力でもって、完璧に、はしゃぐ子犬みたいなスパイダーマンと、ちょっとくたびれた感を醸し出す父親的な存在である教育係スタークの間のダイナミズムをうまく演出している。若い子たちは、パーカーに共感するだろう。
ニューズウィーク タフェル・アハメド氏 評価 より
一般観客の口コミを拾ってみた!
- 出演者一同が素晴らしかった!とりわけ、主役のホランドと、悪役のキートンだ。アクションシーンは大興奮させるものだし、楽しくて、ジョークもちゃんと笑える。マーヴェルコミックの映画の中では、圧倒的に面白い映画だった。なんと、ハイスクールコメディとアクションを組み合わせてしまってるんだが、これがちゃんとうまくいっている。
- 今までで一番弱っちいスパイダーマンかも。何にせよ、見る価値はある。
- なんか、アイロン・マンの映画を観ているみたいだった。スパイダーマンシリーズが持っている独特の魅力を、ぜんぶ台無しにしてしまっているよ・・・。アヴェンジャーズとスパイダーマンをくっつける真似とか、してくれなくて良いんだけどなあ・・。
- 凄い映画と思ってたけど、期待外れ。スパイダーマンシリーズの中では最低。
- すごい高評価もらっているけれど、傑作ってほどではないと思う。ストーリーテリングの手腕は、カリスマ的なものがあるし、たぶん君を最後まで掴んで離さないとは思うけれど・・・。
- すんごい、良い映画だった!でも今回のスパイダーマンはあまりに間抜けなので、映画見に行ったけど、DVDまでは買わないかな~~。
スパイダーマン ホームカミングまとめ
観客の評価も、批評家の評価も、90点以上と、かなーりの好評です。ので、これは結構おススメ。
単なるアクションだけでなくて、青春映画の要素も入っているのがいいですね。主人公のスパイダーマンが、15歳というのがやっぱり今回の特色で、
学園のマドンナにドキドキしたり、オタッキーな友達とつるんでたり(日本のオタク小学生にいそうなタイプが出てくる)何かと親しみやすい、身近なキャラクターに仕上がっているようです。
日本人にも、共感できそうな感じ。
一方、ファンの中には、「弱すぎる!」とか「間抜けすぎる!」という文句もありました。強くて格好いいスパイダーマンを愛している人々にとっては、不満なのかもしれませんね。
でも子犬みたいにはしゃぐスパイダーマンもいいのでは!映像も迫力あるし。