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スタートレック・ビヨンドの感想・口コミ情報を調べたよ。シリーズ最新作は、星間をスピーディに飛び回る本格アクションだった。

Pez Heads: Star Trek

1960年代に人気のテレビ番組からスタートした、長寿の「スター・トレック」シリーズの最新作。

 今回は、ハラハラドキドキの本格アクションに仕上がっているようだ。

前評判はどうなんだろう。人々の感想を調べてみた。

 

スタートレック・ビヨンドのあらすじ

 エンタープライズ号の乗り組み員一行が、五年に及ぶミッションを開始してから三年が経った。そしてみな休憩する必要を感じ始めていた。彼らは最寄りの宇宙港へと向かう。だが、カーク船長一行は、クラルという邪悪な強盗団に誘拐された、別の船の乗り組み員たちを救助することを要請されてしまう。

 到着してすぐに、エンタープライズ号は強盗団の一味である、蜂に似た軍団に襲われて故障してしまう。奇妙な惑星に取り残されてしまったカーク船長達は、クラルの攻撃から生き延びたジャイラと協力することになる。そして、クラルの邪悪な計画の規模に気づいたとき、彼らはもう、強盗団を阻止することができるか分からないのだった・・・。

 

スタートレック・ビヨンドの監督やキャスト

  • 監督・・・ジャスティン・リン
  • 製作・・・J・J・エイブラムス
  • 出演・・・カーク役=クリス・パイン

       スポック役=ザッカリー・クイント

       ウフーラ役=ゾーイ・サルダナ

       スコッティ役=サイモン・ペッグ

       ボーンズ役=カール・アーバン

 リン監督は台湾生まれ、アメリカ育ち。「ワイルド・スピード」シリーズを手がけ、興行成績を伸ばしたことで注目されている。

 

スタートレック・ビヨンドの日本公開日や上映時間

 

  • 日本公開日・・・2016年10月21日
  • 上映時間・・・123分
  • 上映方式・・・2D/3D
  • 配給・・・東和ピクチャーズ

 

スタートレック ビヨンドの評判や口コミをチェック!

アドレナリン放出する面白さ!というレビュー

 スタートレック・シリーズは、本作から本格的に、思想に満ちたドラマから、電光石火のアクションへと姿を変えた。スピードと熱狂を演出するので有名なリン監督は、このスペースサガの第三章にダイナミックな力を吹き込んだ。追いかけ合いや、戦闘シーンで観客に息をつく暇を与えない。ウィットにとんだ会話も豊富で、プロットは最終的に少し弱いところもあるが、相当凄いエンタメ作品に仕上がっている。

  物語の進行とか、誰が生き残るかなどは読めてしまうけれど、リン監督は、アクションシーンを生きるか死ぬかの戦い、といったことを感じさせるように演出するのがうまい。この映画は、観客に考える暇を与えないような大規模なシーンが、ごうごう流れていくような感じだ。けれど、対決シーンのそれぞれは、アドレナリン放出をかきたてるようにうまく演出されている、

 時時、カメラは接近しすぎるし、揺れすぎることもあるけれど、戦闘シーンは、キャラクターの個性を出している。俳優たちも、特に、いちばん緊張感が高まるシーンでさえ忘れられはしない、冗談のやりとりの場面などで、最大限うまく演じている。

  脚本は、それぞれの登場人物に時間を割いていて、口論するスポックとボーンズの間の関係性もよくわかるようになっている。なので、こうしたシーンは機知にあふれてるし、感情の裏付けを持って演じられることが可能になっている。

 これはスター・トレックシリーズの中で、今までで一番、薄っぺらいといえば薄っぺらい。けれども、終幕のさいにかろうじて、巨大な哲学的テーマが投入されもする。

 クールな舞台セットや、登場キャラクター、シリーズの他の作品への言及などなど、観客を飽きさせない。

リッチ・クライン氏 (コンタクトミュージック・ドットコム)

 

平凡だ、という感想

 リン監督の「ワイルド・スピード」シリーズは、意図的にお馬鹿感を醸し出していて面白かったけど・・・。スタートレック・ビヨンドも、もっと馬鹿馬鹿しくお間抜けに作ってあったら、こんなふうに平凡でつまらなくはなかったかも。

キンベリー・ジョーンズ氏 (オースティン・クロニクル)

 

宇宙でバイクレース!爽快!という感想

 スタートレックビヨンドは魅惑的な映画だ。宇宙空間をワープでかけぬけ、最近のスタートレックの中で一番笑える場面があふれている。

 船長の日記を、導入部に使われてるから、観客はキャプテンになったような気持ちで、他のメンバーを見たり、ミッションについて考えたりできるようになる。脚本は、このシリーズが、人類が理想として描くユートピア的未来を舞台とした話だってことを利用して、面白い台詞を放り込んだりしている。例えば、ビースティ・ボーイズは「クラシック音楽」とされてたりする。

 リン監督はなによりもアクション映画の監督だ。そんなわけで、宇宙船の代わりに車をつかってみせる。特に、強盗団の群れが乗ってる乗り物とか。それから、きわめてレトロなタイプのバイクを登場させて、星間バイクレース(星間グランプリ・レース!)みたいなシーンを撮影してしまったりもしている。

ブレーク・ハワード氏(グラフィティ・ウィズ・パンクチュエーション)

 

面白くないぜーーという感想

遊園地の案内所に立ち寄るくらいの面白さはあるかな。(つまり、それくらいしか面白くない)

 音楽も冴えない。スタートレックシリーズの、過去の音楽によりかかって、やたらと匿名的な個性のない曲を流している。「ビヨンド」に特有の音楽はない。音楽に関しては、もともとのテレビ番組版の時のテーマ音楽を使うシーンが一番良かった。

 もっと目が回るような感じでダサいことには、ビースティボーイズの「サボタージュ」(これは本来不朽の名作なんだが)の的外れの使い方である。

 

まとめ

 今回、スタートレック・シリーズは、アクションが得意な監督を抜擢して、良くも悪くも、エンタメ重視の方向に舵をきったみたいです。

 ヒューマンドラマとか、深みのある物語は期待できないかもですね。

 

 バイクレースや、カーアクション分野で培った観客をハラハラさせる方法は、ふんだんに使われていそうです。

 それから宇宙活劇なのに、むりやり車やオールドタイプのバイクを登場させちゃう!っていうのは、ちょっと見てみたい気にさせられます。

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