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【復習】スターウォーズ2クローンの攻撃の見どころ・感想。ジェダイは恋愛禁止!?

Star Wars vs Haunted Mansion

 エピソード1で、まだまだ銀河共和国解体途中の超不安定な状態でちょん切れて、この先どうなるかと散々ハラハラして、エピソード2に移ると、またもや、見せ場てんこ盛りが待っていました。大規模な太刀まわりあり、恋あり、スペースチェイスあり、しかも今回はヨーダまでもが剣を抜いて派手に闘うシーンがありました。

 それでは、見どころや感想を書きます!

 

 

スターウォーズ エピソード2クローンの攻撃のあらすじ

 前作ファントム・メナスから10年が経過して、小さな子どもだったアナキンもすっかり青年に成長した。オヴィワンケノビのもと、今ではライトセーバーをふるう、一人前のジェダイの騎士である。しかし、幼少期奴隷だった体験や、母を置き去りにしてしまったなどのつらい過去に影響されていることもあって、忍耐強さがなく性急に行動してしまうことを、師のオビワンからはたびたび注意される。

 いまや銀河共和国は、ますます腐敗が進み、様々な勢力へと解体しようとしていた。特に、デューク伯爵は、暗黒の力に誘惑されて共和国側と対立状態にある。

 そんな中、アナキンはアミダラ姫の護衛として派遣されるが、アミダラ姫の故郷ナブーで過ごすうちに、二人は恋に落ちてしまう。だが、ジェダイが恋することは禁じられていて、アミダラ姫もいまや、共和国議員である。二人の愛は禁じられているのだった。

 前作で母親と生き別れ、ジェダイ一行に参加したアナキンは、たびたび母が登場する悪夢を見る。そして時にそれは現在愛しているアミダラ姫と入れ替わる。アナキンとアミダラは彼の母を探そうとする。ところが、二人が母の行方を突き止めた時、母は盗賊に捕まり、アナキンが救出した直後に息を引き取る。

 憤怒にさらわれたアナキンは、盗賊の一味を女子ども含め、すべてその場で斬り捨ててしまう。ダークサイドへと引きずり込まれる始まりである・・。

 またオビワンケノビは共和国からの分離勢力のドロイド工場を視察。そこでは一人の戦士からつくったクローンの大軍隊が製造されているのだった。オヴィワンはそこで危うくとらえられそうになるが、ヨーダ率いる共和国軍に助けられる。

 そして共和国の議会の中にいるパルパティーンが暗黒卿シスその人であり、デューク伯爵を手下としながら、共和国をのっとり、自分が独裁制を築こうとしている陰謀が明らかになるのだった・・・。

 

スターウォーズ エピソード2クローンの攻撃の監督やキャスト

監督・・・ジョージ・ルーカス

出演・・・オビワン・ケノービ=ユアン・マクレガー

     パドメ・アミダラ姫=ナタリー・ポートマン

     アナキン・スカイウォーカー=ヘイデン・クリステンセン

     パルパティーン最高議長=イアン・マクダーミド

     デューク伯爵=クリストファー・リー

 オビワン役で引き続きユアン・マクレガー。そして、デューク伯爵には、なんと「吸血鬼ドラキュラ」で古典的なホラー俳優として有名だったクリストファー・リーが出演しています。アレ、御幾つなんだあ?出演当時はどうも82歳くらいだったらしい。そうとは思えない矍鑠かくしゃくぶりでした。

 

スターウォーズ エピソード2 クローンの逆襲 上映時間や日本公開日

  • 上映時間・・・143分
  • 日本公開日・・・2002年7月13日
  • 配給会社・・・20世紀フォックス
  • ジャンル・・・冒険活劇・SF

スターウォーズ2クローンの逆襲 感想や見所

物語はダークなトーンに・・・

 アナキン・スカイウォーカーが次第に暗黒面へと誘われていく過程が描かれている。それと共に、物語も次第にダークな側面を帯びだす。

 前作の、やぶにらみのアナキン少年の目つきの悪さを受け継いで、ヘイデン・クリステンセン演じる青年期のアナキンも、基本的に上目遣いでねめつけるような目つき。見るからに生意気そうな青年に仕上がっている。

 さらに、母の惨たらしい最後を見て、怒りに取りつかれたアナキンが村をすべて全滅させてしまうあたりから、ダークさは色濃くなってくる。自分の中の暗黒面や性急さと葛藤するアナキンの様子はよく描かれている。

 パルパティーンは、実は暗黒卿シスなので、デューク伯爵をアナキンが打ち負かした時も、ジェダイの倫理に基づいて「命を奪うことはすべきじゃない」とためらうアナキンを「やれ!」と命令する。(このシーンはエピソード3だったかも)

 

アナキンとプリンセス・アミダラの恋愛模様もドキドキする

 そうした狂暴さを内に秘めたアナキンは、いつも穏やかなアミダラ姫に魅かれはじめる。アミダラ姫は、アナキンがまだ幼かった頃と変わらず、十年経過したのにまだ若いままだ。そういう種族なのだろうか・・?

 ティーンズのような外見の二人は、初々しい恋模様を見せつけてくれる。惑星ナブーの緑なす草原をはしゃいで転げまわったり、テラスでキスしたり・・・・というか、クリステンセンとポートマンはスターウォーズをきっかけに本当に付き合いだしたらしいw

 

クローン大軍隊が出現

 伯爵デュークなど今回の敵役が繰り出してくる兵士は、ほとんどが、機械仕掛けのロボットである。色んなタイプがあり、ダンゴムシみたいにころころ転がってきたと思ったら後足で立ちあがって銃を構えてくるタイプ(鼻づらが長い)や、クローンやら。

 そしてジェダイ一行は、この軍勢をバッサバッサと斬っていく。銃弾をライトセーバーで跳ね返しつつ・・・。このシーンは、日本の時代劇のラストシーンの大立ち回りにとても似ていて、スペクタクルでクール。息を飲んでみていられる。

 で、思ったのが、適役がロボット軍勢であることで、残酷さの印象を減らせているんじゃないかと。最初の三部作では、敵も人間または他の生物だったことが多く、大量に殲滅していく様子は、敵とはいえ、なにか倫理観に欠けるものを感じさせられたものだった。けれど今回はロボットということで、いくらライトセーバーで薙ぎ倒していこうと、それほど罪悪感はないことになる。

 

お約束?の巨大奇怪怪獣との闘いも

 これはもうスターウォーズの恒例になっていると思われるのが、ジェダイたちが巨大な変てこ怪獣と戦うシーンである。本作「クローンの攻撃」でも、オビワンやアナキン達は闘技場で巨大な怪獣三匹により処刑されそうになる。一体は、カマキリが巨大化したような化け物で、四本の足を斧のようにして襲ってくる。もう一体は牛がアンデッド化したような巨大な生き物。これはオヴィワンがなんとか手なずけ、逆に馬がわりに騎乗することに成功。

 

今回の決闘シーンも迫力あり。

 ヨーダは、ジェダイマスターの中では、知恵を司ると思われている傾向があるようだ。そして伯爵デュークも、「あなたは知恵を知っているかもしれないが、ライトセーバーの技術はどうかな」云々いって、二人はマントを脱ぎすてて剣を交わすわけだが、ヨーダもなかなかどうして強いのだ。小さいからだですばしこく飛び回り、天井や壁に着地してそこを起点にデュークめがけてジャンプして切りかかっていく。

 柱や建築構造をフォースの力で引っこ抜き、ヨーダに投げつけるデューク。ヨーダも、それを受け止めて投げ返すなどハラハラドキドキさせる。

 

オヴィワンはなんか活躍できない・・・

 オビワンは、やんちゃな生徒を見守りつつたしなめる、苦労の絶えない先生みたいな役回りになっちゃっていて、やや見せ場が少ないのが損かもしれない。あと、一生懸命任務遂行するのだが、いつも相手にやられそうになり、危機一髪のところを弟子であるアナキンに救われるなどのケースが多く、逆に人を守るという場面があまり目立たなくて可哀そうではあった。。

 

まとめ

 個人的には初期三部作エピソード4~6よりも、この三部作1~3の方が俄然面白く感じた。1の終わりもそうだが、エピソード2が終わった時も、早く続きが見たくてたまらなくなるという中毒性があるのだった。

  しかしジェダイは、執着心から離れるため恋愛は禁止だったとは・・・初めて知った。彼らは皆独身なのか??なんか修行僧みたいだなあ。

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