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子供を叩いてはいけない、これだけの理由。【体罰は愛情ではない】

体罰の是非

 

 最近は、相撲部屋の「可愛がり」やら、運動部やらの「シゴキ」それに親や教師の虐待のニュースが目に付きますよね・・。

 体罰というのは、一昔前はまだ、看過されてたものです。

 筆者が小学生の頃(90年代・・・汗)

は、教科書を忘れると必ず、教室の前で長い竹定規でお尻ぺんぺんする先生が有名でした。

 しかもクラス全員の前で、ショーみたいに行われるので、まあちょっとした見世物です・・ww

 これについては、そこまで深刻な叩き方ではなかったですけど、今だったら絶対PTAとかで炎上してると思います。。(;^_^A

 さて、しかしいまだに「子供は叩かないということきかない」「子供のしつけは体で分からせるのが一番」という考えが払拭しきれない、頑固ジジイとかもいるのではないでしょうか・・・・。

 そんなわけで今回は真面目な話題。

 

 子供を叩いて叱るとこう育つよ!!

 

 ってのを、実体験から警告したいと思います・・・。

 

 結論からいうと、大人になった今、親にはまったく気持ちを打ち明けません。

 最小限度しか会わないようにもしています。

 

 ありゃりゃ~。

 

子供を叩いて育てた結果

 あ、ちなみに私は叩かれた方ですので・・・・。

どう叩かれていたかというと、「虐待」の域までは達してはいなかったと思います

 

まあ「精神的虐待」は色々受けていたかもしれませんが・・・??(;^ω^)

 

ここでは虐待の程度としては、痣や傷が残るような叩き方、という定義にしときましょう。

 傷は残らなかったです。

 

グーで殴られるのではなく、基本は平手打ちです。

(まあ、たまに爪がささって、少し出血することもありましたが・・・それはともかく)

 

どういう時に叩かれていたのか?頻度は?

 別に、友達をいじめた、とかそういう深刻な悪事をした時ではなかったのは確かです。

 部屋を散らかしている、という理由が一番だったような・・(?)

 

 そうして叩かれて泣いていると、「いつまで泣いているんだ!うるさい!!」といって再度叩かれました(鬼)。

 当然、火に油とはこのことで、子どもも、好きで泣いているのではなく、身体的ショックを受けて、勝手に涙がこみあげているので、止めように止められはしないのですよ。

 

 頻度もけっこう頻繁だったように思います。週に一回は叩かれていたのではないかな。

 

 叱られ方としては、他には、「外に出てろ!」とマンションの廊下に出されたり、口頭で怒鳴られたりとかありました。

 今考えると、まだこちらの方がマシだったというか悪影響は少なかったかな??

 

親のスタンス

とくに父親が暴力的でした。

動物番組などを家族でみていて、豚ちゃんを、叩いてしつけするシーンを見て

「子供も同じだな」

とか言ってしまうような考え方の持ち主です・・(-_-;)

 

また「子供は親の言うことを黙ってきけ」

と、頭ごなしにいうタイプ。

 

まあ、ある意味典型的な昔の頑固爺さんかもしれませんね・・・。

 

体罰の悪影響(1)いじめ

 

体罰を加えながら育てると、どうなるか。

実体験から分かったことは、

 

その子供は、いじめられっ子、または、いじめっ子になってしまう可能性が高くなる。

ということです。

 

なぜか。

日常的に叩かれていると、暴力が当たり前のことになってしまうんです。

 

わたしはいじめられっ子になってしまったケース。

いじめっ子になるよりはマシだったかもしれませんが??

 

誰かに教室で暴力を振るわれたり、叩かれたり、蹴られたりしても、怒れないのです。

普通は、急に友達が叩いたりしてきたら、怒るかショックで泣くかすると思います。

その結果、その行為をやめさせることができますね。

 

でも、普段から親に叩かれていると、反発がとっさに出てこないし、

かえって「自分がわるい」「自分が怒られている」と無意識に委縮してしまい、

相手にやり返したり反応できません。

 

その結果、相手からは舐められて、「こいつは叩いてもいい」と思われてしまうのです。

 

そして家で虐待されている子供が、その鬱憤を晴らす様に他の子をイジメてしまう、というのもよく聞くケースですよね。

 

たまたま体格がいい子とか、気が強い子だったら、いじめっ子になってしまうのかもしれません。

 

体罰の悪影響(2)親に心を許さなくなる

 

 これは当たり前といえば当たり前ですが・・。

例えば、わたしは、小さい頃から理屈っぽい子供でした。

すると、親に何か言われた時、

「それは何でなの?」

とか聞き返してしまいます。

 

頑固親父からすると、それが気にくわなかったようです。

 

その疑問は

「屁理屈」と受け取られ

「口答えするな!!」と、はたかれるのでした。

 

これが繰り返されるとどうなるか・・・。

 

自明の理ではありますが、子どもの方としては

「この人は話が通じない、話をする気がない」

と思います。

 

そして、「この人と話をしても無駄だな」

と、色々話す気をなくしてしまうのです・・・。

 

親には「なぜおまえは何も話さないんだ??」

とか聞かれることが昔はよくありましたが

「いやいや、あなたがそういうふうに、育てたんでしょ」と思うしかありませんでした・・苦笑

 

そして、何十年もすぎた今でも、親子仲はよくないです。

よくないというか、全然話さないといったらいいのか。

 

体罰の悪影響(3)ブラック企業体質になる

 

私はこうはならなかったのですが、

仮に「親のいうことは何がなんでも聞け」という教えを正面から受け止めて育ってしまったらどうでしょう・・・。

 

それは社会に出てから翻訳すると「お上のいうことは何が何でも従え」という理屈に化けます。

超封建主義的体質になってしまいます。

 

すると、上司の命令がいくら変でも、それには逆らわず、大人しく従うだけの社員になってしまいます。

ブラック企業順応体質ともいいましょうか・・・。

 

そして反対に自分が偉くなった時には、部下には有無をいわせないという・・・。

 

でもそういう、窮屈な環境ではアイデアも限られてしまい、業績にもよくはなさそうですよね。。。

 

体罰が横行していた旧日本軍の事例なんかみても、そういう感じがします。

 

・・・こんなわけで、三つ、体罰がもたらすデメリットを挙げてみました。

二つは自分の実体験から由来します!

 

じゃあ理想の叱り方は?

 そんなこといっても、しかり方で悩んでいるお父さんお母さんは、結構多いですよね。

 (とはいえしょっちゅう手を上げるのは論外な気も・・・(-_-;))

 

じゃ、どんな叱り方だったら、まだ受け入れられたのかな?というのを少し考察してみます。

 

なぜいけないか、理由を口でちゃんと説明する。

 やはり、これだったと思います。

暴力を使われても「親がいけないというから、いけない」というだけで、子供は何も覚えられません。

 盗みとかイジメとか、明らかに悪いこと以外は、どうしてその行為がいけないのか、どうして叱っているのかを、面倒でもちゃんと説明してあげるのが一番だと思います。

 これこれこういう理由があるから、〇〇さんが困っちゃうから、とか、ちゃんと言い聞かせてあげ、子どもが何か反論してきても、

口答えとは思わずに、議論できる頭を育ててあげる心意気で、根気よく答えるのがよいでしょう。

 ・・・ま、なかなか難しいとは思うのですけどね。理想としては。

 

でも、その方が、頭が良い子に育つと思いませんか?

そして、ちゃんと人と議論も出来る子になる・・・。

 

感情的にならず、あくまでも愛情を持って。

 これも、言うはやすく・・・ということかもしれませんが('◇')ゞ

 

子供ってやっぱり、親が愛情を持って怒ってくれているのか、

ただ単にイライラして感情をぶちまけているだけなのかは、

見抜けるものです。

 

どこかに、愛情の片鱗だけでも持って、ひとつ深呼吸して、五秒沈黙して冷静になってから、なるべく理性的に叱るようにするといいと思います。

 

うちの親は感情ぶちまけが丸だしだった上に、

子供がまだ泣いている時も、自分は気分を直すためになのか

ふんふん鼻歌を歌い出したりしていたので、やでしたねえ。

 

イライラしていると、すぐに食器や戸棚を乱暴に扱って、ガチャガチャ音を立てるのも、マイナスでした。

その結果、音に過敏になってしまった気がします。

 

まあ、こんなわけで、別に今更、親に文句というわけでもないのですが、

叩かれて育った子供というのは、どうなってしまうのかという一例を書いてみました。

意外と、こういう影響について、いじめ以外の観点から書いている記事って少ないような気もしたので・・・。

 

何かの参考になればいいなと思います!

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