ネズミが主人公の、野ばらの村シリーズ。
この「ふねのたび」では、
塩がなくなってしまった森のねずみ一家が、海のねずみに塩をもらいに、川を航海して海まで行くというもの。
パステルカラーの海の色が爽やかなので、夏の絵本プレゼントにいいかもです。
野ばらの村シリーズは、なんといっても
細密で色彩の綺麗な絵が魅力!
本作でもそれは活かされてます。
服装がかわいい、木の幹に窓がついてたり、
ネズミの巣穴の断面図も健在。
倉庫、食事をする部屋、キッチン、寝室、螺旋階段とか色々な部屋がみえて
わくわくします。
部屋のディテールも、色んな雑貨がかわいくごちゃごちゃしているのがなんとも楽しいです。
貝殻をお皿につかってたり、コートをかけるフック、
海藻が天井から蔓下がってたり、丸くて可愛い窓の外にビーチ。
お手拭きタオルとか、カーテンの下がったベッドとか、
生活感のあるがなんともいいです。
昔は小さな判型が基本で出版されてましたが、
今は大きな判型で出てて、じっくり絵の隅々まで眺められて没入感あるのもいいですよ。