ちょい虹:映画情報

人生道草しまくり迷いまくりのstray dogが遂に故郷を見つけるまでの物語。

書評・読書案内

映画原作小説「孤狼の血」柚月裕子を読んだ感想。映画版とどこが違う?あらすじや設定、登場人物は?【ネタバレ注意】

さて、映画「孤狼の血」に、思いがけずドはまりしてしまった私。原作小説も読んでみました。こっちも面白い!けれど、かなり映画版とは違います。 ある意味で別の作品といっても言いかもしれません。 そんなわけで、どこが違っていたのかとか、読んだ感想な…

絵が可愛い、綺麗な名作絵本のおすすめ。プレゼントにも!美しいものを見たら頭が良い子どもに育ちそう・・・。

絵本は子どもの感性を養う、大切なツールですよね。 それに、小さな頃に眺めた絵本の世界って、大人になってからも、ずーっと心に残っているものです。 そう考えると、素敵な絵本をたくさん読ませてあげたい! 素敵な世界を見せてあげたい! ・・・そう思い…

「かがみの孤城」辻村深月を読んだ感想とあらすじ。面白い?つまらない?不登校の子に読んで欲しい本【2018年本屋大賞受賞作】

「かがみの孤城」本当に一気読みしてしまった! 全国書店のスタッフが、「本当に売りたい本」を選ぶ、本屋大賞ですが、今年は辻村深月さんの「かがみの孤城」に決定です! さっそく読みました。 ポプラ社から出ていて、これは一種の児童文学と言ってもいいと…

「羊と鋼の森」宮下奈都の感想。つまらない?面白い?ピアノ調律師の小説【2016年本屋大賞】

本屋大賞受賞の作品ですが、最近文庫化されたので、手に取ってみました。 「羊と鋼の森」と、題名はなんだかミステリアス・・・。 ピアノ調律師の話みたいだけど、一体どんなストーリーが展開されるのか? 羊とは一体??というわけで、読んでみましたのでレ…

「銀河鉄道の父」門井慶喜の感想やあらすじ。読めば、宮澤賢治のイメージが変わるかも!【2017年下半期直木賞受賞】

今回の芥川賞、直木賞は、なぜか偶然にも宮澤賢治に縁がある!「おらおらでひとりいぐも」は、もちろん賢治の詩から引用されたものだし、「銀河鉄道の父」など、もろに、宮澤賢治の父、政次郎の立場から、変わり者の息子、賢治を描いた作品になっている。 息…

「百年泥」石井遊佳の感想やあらすじ。面白いorつまらない?日本語教師の話。【2017年下半期芥川賞受賞】

今回は2作品がまた同時受賞です。(最近このパターん多い・・・売上伸ばすためかしら?)「百年泥」は、インドで日本語教師をする女性が、100年に一度の洪水に居合わせて、人々の記憶の断片と出会うというもの。 個人的には、もう片方の「おらおらでいぐも…

「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子の感想やあらすじ。これはッ!鬼気迫る傑作!【2017年下半期芥川賞】

ここ数年の芥川賞の作品は、正直半分眠って読んでいたわけだが・・この作品にはどびゃ!と目を覚まされた。 これは凄い。ベケットを思い出した。昨今ペラペラな小説が多い中、人生の渋み、と共に語り口が超斬新! 面白くて、グイグイ読ませる。 「おらおらで…

「忘れられた巨人」カズオ・イシグロを読んだ感想とあらすじ。哀切でスリリングな異色の冒険譚(''ω'')

2017年に、ノーベル文学賞を取った日系英国人のカズオ・イシグロ。現在日本語で読める、彼の最新作が「忘れられた巨人」です。 「私を離さないで」など静かで淡々とした作品で有名ですが、近年はSFやファンタジー、推理小説からカフカのように不条理な迷宮小…

カズオ・イシグロの作品でおすすめはどれ?日本語で読める、すでに翻訳されている小説の一覧を作ったよ。

ノーベル文学賞を受賞した、日系イギリス人の、カズオ・イシグロさん。 すでに何年も前から、文学好きの間では結構な評判になっていて、私も「日の名残り」と「私を離さないで」は、仲間から回ってきて読みました。 この機会に、他のも読んでみようと思いま…

【海外反応】カズオイシグロ、ノーベル文学賞受賞!海外での評価や経歴は?イギリス人なの、日本人なの。

めでたく、カズオ・イシグロがノーベル文学賞に選ばれました!「私を離さないで」などは映画化もされていて、ご存じの方も多いかもしれません。 イシグロ氏は、日系イギリス人。日本で生まれ、現在はイギリス国籍です。小さい頃からずっと英国で暮らしている…

「影裏」沼田真佑を読んだ感想とあらすじ。釣りと煙草と日本酒と。【2017年上半期芥川賞受賞作】

2017年夏の芥川賞が発表になった。多くの人の予想と異なり?受賞したのは、沼田氏の「影裏」(えいり、と読む。かげうらでなく)。五月に文学界新人賞を獲ってデビューしたばかりなので、トントン拍子である。 はっきしいって、最近の芥川賞はつまらな過ぎて…

あとは野となれ大和撫子の感想。「独立国家ガールズ」が、かっちょええ!【宮内悠介作2017年上半期直木賞候補】

今年2017年夏の、直木賞候補作、「あとは野となれ大和撫子」を読んでみましたのでレビューします。 あとは野となれ大和撫子 posted with ヨメレバ 宮内 悠介 KADOKAWA 2017-04-21 Amazon Kindle …最近、芥川賞があまりにつまらんので(;^_^A、 どっちかという…

村上春樹最新インタビュー「みみずくは黄昏に飛びたつ」を読んだ感想(聞き手川上未映子)

村上春樹の、書下ろしならぬ、語りおろしインタビュー発売! 「騎士団長殺し」のこと、それに女性の視点から、フェミニズムっぽいことについても春樹に突っ込みが入るということで、興味が出て読んでみたのだった。 何しろ、春樹といえば女性のムネの描写が…

【辛口】又吉直樹「劇場」を読んだ感想。純文学はもうオワコン?【恋愛?小説】

又吉直樹の話題作「劇場」を読んだのでレビュー。個人的には、やはりあまり面白く感じられなかった("^ω^)・・・やっぱもう、純文学は死んでるな、文芸誌なくなるのも時間の問題・・・と思ったのだった。エンタメ系のはまだ読んで面白いのが多いけど・・…

「ASKA700番」第1巻の感想。芸能人はなぜ薬物に走る?

700番 第一巻 posted with ヨメレバ ASKA 扶桑社 2017-03-19 Kindle 楽天ブックス ちょっとミーハーだが、お茶事件や逮捕事件など様々な点で話題になっていた、チャゲアンドアスカの、ASKAの手記が発売されたので読んでみた。 まず理由としては、あんなに人…

騎士団長殺し第二部感想と謎解き。春樹は何を伝えたかったのか?を考察!

さて騎士団長殺しも第二部の丁度半分くらいまで読みました。驚愕の展開にさしかかってきた~!とりあえず気付いたことを。これまでの作品と共通するのは数々の女性が登場すること。特にぶっきらぼうな喋り方の少女、 主人公を捨てたようにみえて実はまだ主人…

「騎士団長殺し」を読んだ感想。舞台設定は?二重メタファーとは?【村上春樹最新作】

小説を読むのなんて、もう二年ぶりくらいかも知れない。村上春樹の「騎士団長殺し」早速に購入して読んでいる。とりあえずの舞台設定や感触を速報でお届け! 第二部以降の謎解き考察については、こちらの記事で書いています↓ tyoiniji.hateblo.jp ネタバレは…

目取間俊「水滴」を読んだ感想とあらすじ。沖縄はリゾートだけじゃない!【1997年芥川賞受賞作】

今年2016年4月1日に、辺野古での抗議活動中、米軍に拘束された目取間俊さん。ずっと基地問題などの取り組んでこられた方のようだ。 サングラスがトレードマーク(??) 気になって、目取間氏の出発点となった「水滴」を読んでみた。 戦争体験や社会問題への…

柴崎友香「春の庭」を読んだ感想とあらすじ。ネタバレ有。【2014年下半期芥川賞】

「春爛漫の間取り図小説」と解く。その心は…。 第151回芥川賞受賞作。柴崎友香「春の庭」(2014年下半期) 物凄く淡々としているけど、なぜか飽きずに読ませてしまう。 そう、なんというかぼーっと日向ぼっこしているような、 日曜日にお気に入りの部屋に引…

日本文学の名作をおさらいっ。斬新過ぎる「学問のすすめ」【日本文学史まとめ・明治時代①】

自分のためにも日本文学の歴史をまとめるシリーズを書くことにしました。 何を隠そう、わたしも文学少女でしたが、どっちかという外国文学にかぶれてて、なんとなく地味な印象のある日本文学にはイマイチ興味を示せてなかったんですが、 しかし!日本文学に…

ハリーポッター「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」原作本に出てくる幻獣を図鑑ぽく解説してみた。

この秋にいよいよ公開になるハリポタ・シリーズ最新作、ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」だけど、今度は、面白い魔法動物があれこれ登場する映画みたいだ。 そこで、ネタ本「幻の動物とその生息地」に登場する幻獣を集めてみた。 妖怪とか幻獣と…

気になる人文書・自己啓発書のおススメをピックアップ!【2016年6月新刊】

人文・知識の分野は、平積みになったタイトルだけ見ていても、世相を映し出していて面白いものです!今月はどんな新刊が出ているのかな。 気になる書籍をチョイスしました。 学べるマンガ100冊 学べるマンガ100冊 posted with ヨメレバ 佐渡島 庸平,里中 満…

20代のうちに読んでおくべき、おススメの思想・哲学書の基本文献をチョイス!

20代はまだ、体力も気力もあるし、新しいことを吸収しようとする好奇心もいっぱいの年代だ。この時読んだ本は、確実に心の培養土になってくれる。一生、心の一部になってくれるのではないだろうか。 そんな支えになってくれる本のおススメをピックアップ!軟…

西村賢太「苦役列車」を読んだ感想とあらすじ。面白い!ハードボイルドで江戸っ子で恥じらってて。ネタバレ有【2010年下半期芥川賞】

ワーキングプア小説なんだが、悲愴感はあまりなく、カラッとして自分を笑ってるようなとこもあるのは江戸っ子気質ゆえんだろうか? 日雇い労働の若者という底辺労働者を書いてるのに、妙に明るいのはなんでだろう。 西村賢太「苦役列車」。2010年下半期芥川…

小野正嗣「九年前の祈り」を読んだ感想とあらすじ。大分県が魔法の光に°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°ネタバレ有【2015年上半期芥川賞】

2015年上半期芥川賞。九州のど田舎の離島とカナダの旅の記憶が交錯して、ここではないどこかの光が立ち上がる、マジカルな小説。 星は、二つにしてますが、細かくいえば、1.7くらいかなあ。 小野さんは、立教大学の先生なんですね。東京大学に入り、その…

羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」の感想とあらすじ。ボディビル( `ー´)ノネタバレ有【2015年上半期芥川賞】

パキパキと簡潔な文体で孫と祖父それぞれの、しぶとさが闘わされます。 2015年上半期に第153回芥川賞を授賞した、羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」を読みました。

本谷有希子「異類婚姻譚」を読んだ感想とあらすじ( ^)o(^ )結婚はキモいこと!?。ネタバレ有【2015年下半期芥川賞】

アメーバのように付きまとってくる旦那が怖いホラーチックなファンタジー。 2015年下半期芥川賞受賞作。 本谷有紀子。美人と評判だが、確かに可憐なルックスだ。(あ、写真の烏と一緒のお姉さんは関係ないモデルさんです念のため) だが、このお方のプロフィ…

滝口悠生「死んでいない者」の感想とあらすじ。まっったり~~(p_-)ネタバレ有【2015年下半期芥川賞】

「眠たい系葬式小説」だと解く。その心は…。 2015年下半期に、本谷有希子と同時受賞。 滝口氏は受賞して「ますます不安が大きくなった」とか。 何故!?? 昨年会社を辞めたらしく、専業作家としての道を歩み始めた矢先だというから、幸先のいいスタートなの…

又吉直樹「火花」の感想とあらすじ。ネタバレ有【2015年上半期芥川賞】

お笑いとは、美しい世界を壊すこと、など独自のお笑い哲学が爆発していて読ませます。 愛書芸人の又吉が受賞で話題になった芥川賞。 ★二つ付けましたが、実は1.5くらいです…。又吉の人生が滲み出すような、妙にいじらしい感じがあって、0.5点上げてます。 ピ…

円城塔「道化師の蝶」を読んだ感想とあらすじ。迷宮か!?実験しまくり小説【ネタバレ】2011年下半期芥川賞

2011年下半期芥川賞受賞作。田中慎弥と同時受賞。 記者会見では田中氏の強烈キャラクターのかげに隠れて、目立たなかったですね。普通の爽やかでおとなしそうな、お兄さんという印象でした。 「道化師の蝶」読んでみましたら、よくこれが芥川賞獲れたなあ・…

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