可愛い赤ちゃんの中身は、超絶におっさん、しかも何かを企んでいる・・・・というファンキーなアニメーションが登場。全米でも二週間連続ナンバー1で、アカデミー賞のアニメ部門にもノミネートされている。
そんなわけで、なかなか期待できそうな映画なのだが、実際に見た人の感想はどうだろう?
基本情報と共に、早速チェックしてみた。
ボス・ベイビーのあらすじと予告編
7歳のティムの家に、新しい家族のメンバー、一人の赤ちゃんがやってきた!
両親はベイビーを溺愛する毎日。
けれど、何かが変なことにティムは気づく・・・。ベイビーは、なぜかスーツケースを持っているし、夜中に何やら怪しい電話をかけている??
ティムは、ベイビーをなんとか家から追い出そうとする。
だが、ベイビーは、ある日自分が背負っている秘密の任務をティムに打ち明けるのだった。
そこで、ティムはベイビーに協力することにした。
任務を達成した暁には、ベイビーは家を出ていくという約束を取り付けて。
ボス・ベイビーの監督やキャスト
- 監督
トム・マクグラス
- 声優
アレック・ボールドウィン
△ボスベイビーを演じるボールドウィンは、本当に、堂々たる”おっさん”を醸し出していて、役柄ピッタリ過ぎると思う。
マイルズ・バクシ
ジミー・キンメル
リサ・クドロー
スティーブ・ブシェーミ
ボス・ベイビーの上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・97分
- 日本公開日・・・2018年3月21日(水)
- 配給会社・・・東宝東和
- ジャンル・・・アニメーション、コメディ
ボス・ベイビーの感想やレビューをチェック!
大人には物足りない、という評価
この映画のユーモアは、子供向けのジョークという範囲をけして越えることはない。
エルビス・プレスリーの物真似芸人が出てくる、ラスベガス出張のシーンなどは、かなり爆笑をそそるところまではいってるんだけど。
大人には物足りないけど、子どもたちは、見ていてずっと楽しめんでくれると思う。赤ちゃんたちが集まってビジネス会議をしているところとか。子どもたちにとって、無害な映画っていうとこかな。
また、赤ちゃんが家に来る前に、お兄さんの七歳のティムが、頭の中で思い描く妄想のアドベンチャーも、とても良く出来ていた。恐竜の仲間と一緒に冒険したり、海賊船の上で戦ったりするシーン。
ロバート・コイダー評より
Movie Review - The Boss Baby (2017)
敵対関係よりも協力関係を築こうというメッセージがあるという評価
△ついにはティムとも協力するようになる・・。
スカトロジーやら、会社のお仕事やらに関するジョークに隠れちゃってはいるが、メッセージ性もある。少年は最初、家族に新たに加わるメンバーに、愛情が惜しみなく注がれることについて恐れを抱くのだが、しまいに、愛はゼロサムゲームではないことを学ぶ。
(ゼロサムゲームとは、一方が得点すると、他の誰かが点を失うゲーム)
ティムは、ベイビーの本当の正体を明かそうとすることはやめて、兄弟の敵対関係よりも、協力関係を築くことに話は進む。幸せは、与られた恵みを守ろうとすることよりも、他の人と分け合うことに宿っているというメッセージを示してくれる。
リチャード・クラーク評より
Christianity Today Entertainment
おすすめできないという酷評も・・・。
△確かに赤ちゃんはこんな顔はしない・・・(笑)
この映画を面白がれるかどうかのテストがここにあるよ!
ステップ1:赤ちゃんを見つけよう。(法は守ろうね!もし自分に子供がいなかったら誰か友達に借りよう)
ステップ2:赤ちゃんに、会社の管理職みたいな服を着せよう。スーツ、ネクタイ、黒い靴。。。
ステップ3:ビジネスマンの格好をした赤ちゃんって面白い!とりあえずそこらの椅子に座って眺めて、笑おう。
ここで質問・・・。ビジネスマン・ベイビーを、どれくらい長く面白がっていられると思う?二分?十分?二十分??
もし、君が30分以上、この光景を愉快に思っていられるんだったら、たぶん君は「ボスベイビー」を見通すことが出来ると思う。
もし君が単に子供に見せるために映画館に一緒に行くだけなら、たぶん90分くらい退屈するはめになると思う・・。
ボスベイビーのユーモアは単調だ。赤ちゃんが、管理職の格好をしているという、ちぐはぐさにかなりの部分を委ねている。なので、最初はクスクス笑いたくなるけど、すぐに飽きてしまう。
物語の後半でティムとボスベイビーがラスベガスに行ってお互いに協力する段になってから、急にキャラクターは活き活きし始めるし、はじめて彼らに共感を覚えることができた。
とはいえ、ちょっと遅すぎる。クレイジーな追いかけっこがあって、ラスベガス出張に行って、おまぬけなエンディングがって、はい、おしまい、である。
あまり「ボスベイビー」はおすすめしない。
マット・ニール評より
Movies Ate My Life: The Boss Baby
皮肉がきいてるけど、切れ味が鈍くなっているという評価
「ボスベイビー」は「ソーセージパーティ」みたいなクレイジーな想像力の高みまでには達していないし、「ズートピア」みたいな、深いウィットもない。
けれど、イマジネーションは豊かだ。敵対関係について、次に友情についての奇妙なストーリーが展開して、まだ幼い男の子と、ビジネスマン・ベイビーの、シーンはなかなか面白いし、皮肉もきいている。けど、子どもたちには、なんで両親が笑っているのかよく分からないシーンも半分くらいあるかも。
とはいえ、大人も子どもも、どこかしら楽しめるところはあると思う。
問題は、この映画は子どもにも大人にも受けるようにするために、ちょっと切れ味が鈍くなってしまっていることだ。
ボスベイビーは苦み走ったキャラなのだが、それを活かしきれていない。
リチャード・ジェームス・ハビス評より
一般観客の口コミをチェックした!
△窓辺に並ぶベイビー達・・・。
- とっても面白い、けど変てこな映画。
- イマジネーションと現実の並列が素晴らしい、物語は愉快さとハートウォーミングの間でバランスをとっている。一方、ブラックバードの歌とか、あまりに何回も繰り返されるシーンとか、追いかけっこやバトルのシーンは、見ていて、面白くなかった。そして15分くらいは、もう少し削れるかもなあと思った。
- やっとこの映画見れたけど、皆が文句言ってるほど、わるくないよ。面白いし、滑稽な瞬間をうまく演出している。それに、道徳的な側面でも、心を打たれた。
- 私の2歳になる子どもは毎日これを見るし、7歳の子どもも、感情移入できている。主人公ティムの想像力がすごく重要な枠割を果たす映画だけど、これはバランスのとれた映画で、子どもの目から世界を見ることができるので、とても楽しい。家族全員で見る価値があると思う。
- 何でこの映画が存在するのか意味分からん!ストーリーも、アニメ映像もひどい!なんで続編作るの?意味わからん!
- この映画は、30分くらいしか見るのに耐えなかった・・・。うぐぐ・・・。
- 僕は寝落ちした・・・けど、僕の嫁さんは気に入ったっていってたな。僕が目にした場面はあまり良くなかったけど、子どもは楽しめるだろう。
「ボス・ベイビー」の見どころまとめ
アニメーションは、ベビーパウダーの粉の質感まで再現されるなど、なかなか良くできているようです。
それと、テーマになっているのは、新たにやってきた赤ちゃんに嫉妬する男の子の気持ち・・・っていうところなので、そういう問題を抱えている時に見ると、何か発見があるかも??
でもあくまで、コメディのようです。
スーツを着てる、おっさんくさい赤ちゃんという意外性が一番のポイント。
多かった意見が、子どもは楽しめるけど大人は飽きるということ。
人によっては大人でも楽しめるかもしれませんが・・・。子供向けのアニメと思っておくのが無難かもしれません。