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「モアナと伝説の海」の感想や評価をチェック。北の「アナ雪」、南の「モアナ」!?

disney moana poster

 ディズニー待望の新作、「モアナと伝説の海」は、ハワイが舞台。

「アナ雪」は北の国だったけれど、

今度は南の国での大冒険と、パワフルな主題歌が待ってます。

 

 どこまでも広がる海はきれいで、モアナは可愛いし、冒険もわくわくする感じ。

 

 北と南で対照的だけど、果たして、「アナと雪の女王」並みのヒットになるんでしょうか?

 

感想やクチコミをチェックしてみました。

 

「モアナと伝説の海」のあらすじ

 

舞台は二千年前のポリネシア(ハワイ)。
主人公は16歳の女の子で、島の長老の娘。次世代のリーダーとなる運命である。
 モアナは普通の10代の子のように、自由を求めている。島を出て村を囲む珊瑚礁のかなたまで行ってみたいと思っている。
 しかし島は今苦難のときにあった。
 島では作物が収穫できず、魚を捕るのが難しくなっている状況だ。でもモアナの父である島の長は「われわれの未来は、どっか別の場所じゃない、この島にあるんだ」と言い続けている。
 
 モアナはそれでも出発する。そして、半神であるマウイに出会う。

 

彼は、ある重要なものを巡る過ちから、千年間もの間、無人島に追放されていた。モアナは、その物体を見つけていたのだが、それを元あった場所に帰すことが、島の人々を救うことにつながると信じて、自分に協力してくれるよう、マウイを説得しようとする。
 
 この話は現実の、歴史的な謎に基づいている。何世紀もの間、ポリネシア海域では多くの船乗りが島々を発見してまわっていたのだが、千年間、なぜだかそれが止まっていたことがあるのだ。「モアナと伝説の海」は、この空白の裏に何があったのかという推測を想像力豊かに物語に展開してみせる映画だ。

「モアナと伝説の海」の主題歌


「モアナと伝説の海」主題歌“How Far I’ll Go” PV<英語歌ver.>

主題歌は「How far I'll go」という曲です。

日本語吹替え版の声優は、モアナを屋比久知奈、タラおばあちゃんを夏木マリ、マウイを尾上松也がつとめてます。

 主題歌を歌うのは、屋比久知奈さん。

 オリジナル楽曲は、アレシア・カーラさんという若手のシンガーソングライターの曲です。

歌詞(私訳につき、変なところはご容赦)

私は水辺に立っていた
でもなんでだったんだろう、思い出せない

完璧ないい子になれたらどんなにいいだろう

けれど、私は水の中に帰っていく

こらえようとしてもこらえきれない

 

私が道を曲がるたび、道をたどるたび、道を切り開くたびに

どの道も、私の知っている場所に導いていくのだから

私が行くことが出来ない場所、でもとても行きたい場所に

 

空が海と出会うあの水平線が見える?

私はあそこから呼ばれているの

そして誰も、水平線がどこまで続いているかなんて知らない

もしも私の船の帆に吹く風が、私の後ろから吹き続けてくれるなら

いつの日か私はそれを知るだろう

私がどこまで遠くまで行くのか、誰も知らない

 

「モアナと伝説の海」の監督やキャスト

 監督・・・ジョン・マスカー/ロン・クレメンツ

出演

モアナ役=アウリー・クラバーリョ

マウイ役=ドウェイン・ジョンソン

たらおばあちゃん役=レイチェル・ハウス

トゥイ役=テムエラ・モリソン

シーナ役=二コール・ジャージンガー

 

 

「モアナと伝説の海」日本公開日や上映時間

  • 日本公開日・・・2017年3月10日
  • 上映時間・・・107分
  • 配給会社・・・ディズニー
  • ジャンル・・・アニメーション・冒険

 

「モアナと伝説の海」登場人物

モアナ

 島の族長の娘。16歳。

天真爛漫で大胆。好奇心にあふれている。しっかりものだが無鉄砲なところも。

マウイ

ポリネシアの伝説に存在するヒーローで、半分神である。

だがモアナが見つけたマウイは、自己中心的だしナマケモノだった・・。

そして島民たちが巻き込まれたトラブルの原因もマウイにあった。

しかしモアナとは次第に強い友情で結ばれるようになる。

ヘイヘイ

モアナが飼っているオンドリ。最初は、頭がよくてうぬぼれた奴、という設定だったが、一転してお間抜けキャラに変えられた。

 特技は目の前の地面をついばむこと。

 

「モアナと伝説の海」評価や口コミをチェック!(少しネタバレ)

 

面白キャラクターいっぱい、という感想


 アニメは全編、CGで作られているが、幼いモアナが海亀の赤ちゃんを助けるシーンから、成長したモアナが溶岩を吐く怪物と対峙するシーンまで、効果的にうまく作られている。
 モアナとマウイの間のやりとりはユーモアたっぷりで、「ヘイヘイ」という名前の雄鶏はお道化キャラで笑いを誘う。(ディズニーアニメの中で、もっともお間抜けなキャラという意見もある・・)
 モアナ達は、モンスター達がひそむ場所へと赴くのだが、そこには、感情を持つココナッツなんていうキャラもいる。僕は、でかくて、傲慢で、大食いなヤドカリ、タマトアに夢中になった。
 マウイはポリネシア神話に出てくる英雄で「すべての男達、そして女達にとってのヒーロー」である。この映画でもまさしく、その役を見せていた。


 ザ・オーストラリアン紙 ステファン・ロメイ より


今までになかった、女の子の冒険物語!というレビュー


 モアナを観終わって歩いていたら、観客の男性が、奥さんと子どもに「いやあ本当に女子力(ガール・パワー)な映画だったなあ!」と言っているのに出くわした。たしかに、他のディズニー映画と比べても、それらでは女子の力が発揮されそうで、フルには発揮されてなかった。この映画はその点画期的だ。
 私は、この映画を見て自分が泣くとは思っていなかった。でも2.3場面経過するたびに泣いていた。ある時は嬉し涙も。
 ポリネシア文化も、とても正確に描写されていた。
 「女子力」映画だというのは、モアナがそのお母さんやお婆ちゃんと人生について語り合う場面もたくさんあるし、彼女らが自分自身の人生遍歴を語りもする。モアナが最後に対決する悪役すら、雌なのだ。
 そしてモアナは族長の娘で、次のリーダーと目されているから、誰も彼女を女の子扱いはしない。わたしは少女時代、こういう映画見れるのを夢見ていた!老いも若きも、この映画には夢中になれると思う。家族皆で見にいくべき!

マリー・スー紙 テレサ・ジュシノ 要約

 

歌で永遠のテーマを表現しているという感想


「モアナと伝説の海」には、情熱が響き渡り、自分自身の目的を探求し、理解するという永遠のテーマが描かれている。そして未来を理解するために、過去を把握するということも。それは、モアナがお祖母ちゃんの幽霊に向かって歌うという、感動的なシーンでよく表現されている。
 物語が進むのが少しもたつくところや、火と闇のクライマックスシーンはちょっと不出来だったけれど、この映画には血が通っていて、登場人物たちの友情にも魂がこもっている。家族連れも、ミュージカルファンも、揃って楽しめる映画だ。


フレバーワイヤー紙 ジェイソン・ベイリー 要約

 

一般観客の口コミは?

  • CGの可能性というものに、目が覚めるような思いだった。髪の毛や水の動き、それに超自然的な要素まで、視覚的に凄いことになっていた。
  • 物語のペースが「アナ雪」に比べて早く展開し過ぎなのが気にかかった。
  • ドワン・ジョンソンの歌いっぷりは見事!
  • もし、音楽の話だけすれば、五つ星あげたいけれど、物語はイマイチだったな。
  • スーバーキュート!やどかりが歌うシーンはサイケデリックだった!
  • ディズニーの古典ミュージカルに戻ったみたいに美しい映画。
  • 息子と一緒に見た映画の中で、初めて寝落ちせずにすんだよ。
  • 21歳にもなるけど泣けた。
  • 脚本は良いし、音楽も抜群!
  • 歌うシーンが多すぎる。「アナ雪」ほどの映画じゃないかな。
  • 面白かったけど、ストーリーが単純すぎるとこも。
  • 最低のディズニー映画。
  • リン・ミランダ・マニュエルのサウンドトラックが最高!
  • 「アナ雪」ほどじゃないけどいい映画。マウイ役が魅せる。
  • ディズニーのお姫様系映画の中では、主人公が恋に落ちない珍しい映画で、新しい試みだった。
  • この映画良かったから、小さな姪にも見せてあげた。
  • 「ズートピア」の方が良かったかな。それでも、これはとってもいい映画だった。
  • もしも、君がピクサースタジオ(ニモ等の制作会社)の映画のような、ジェットコースターに乗るかのような感情的アップダウンを期待しているのだとしたら、がっかりすると思う。ただ、ハートが痛くなるほどに迫ってくる感情的要素がないからといって、この映画がつまらないといいたいんじゃない。 もし、君が視覚的な要素も映画を観る上で重要と思うのなら、これは見る価値があるし、アニメ好きや、子ども連れの人だったら、必見だといっていい。
  • ハワイにもう一回遊びにいって、ココナツの海賊団と戦ってみたくなったな~。
  • プロットはスローだしつまらない。音楽もどうも生彩に欠けている。有色人種のヒロインが出てきたのは良かったけど。
  • 時々、モアナよりもマウイが活躍しすぎて主人公みたいになっているのが気になった。そこそこ楽しい映画。
  • ちょうど映画に出てくるあたりの海に、新婚旅行に行ったことがあるから、とても楽しみにしてた。ハワイのあたりの海の素晴らしさを良く描き出してたよ。特に水の描写はみごとだった!
  • 忘れがたい映画、ってほどじゃないけど、面白い。
  • ライオン・キングとかアラジンを思わせた。ディズニー映画はハッピーエンディングなのがいいよね。
  • 映像は綺麗なんだけど、その他は平凡だったな。

評判は上々!

「モアナと伝説の海」はかなり評判が高かったです。観た人の9割方からは大好評でした。物語がシンプル過ぎる、予測できる、という意見も中にはあったものの、大抵の人が楽しんでました。見せ場は、やはり音楽と、水の描写、そしてユニークなキャラクター達が沢山出てくるところ。

 ハワイに行ったことのある人は、観たらもう一回行きたくなっちゃうかも。

 子どもも大人も楽しめそうな映画です。 

映画「アサシンクリード」実写版の内容は?ゲームファン以外にはチンプンカンプンな気配・・・。

 

Assassins Creed: Revelations

ルネサンス期の壮麗なスペインと、現代(??)を行き来する、二つの騎士団の争い。主人公は記憶喪失の死刑囚で、しかも祖先の遺伝子の記憶をたどって、何百年も前にスペインに飛ぶという、なんとも奇想天外な話である。

 とりあえず、ちょっとマリリン・マンソンと「マトリックス」の組み合わせを思わせるようなダークなロックミュージックと渋い映像のコンビネーションが恰好いい。

 面白いのかどうか、感想やクチコミをチェックしてみた。

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映画「ムーンライト」の感想・口コミは!?アカデミー賞受賞のLGBT映画!【ネタバレ】

Moonlight Serenade

 今年度のアカデミー作品賞は、番狂わせで(??)「ムーンライト」が受賞しました。授賞式では司会者も思わず「ららランドが受賞!!」と言ってしまい、一同ステージに上がったあと、「あ、間違いだったテヘ」っていうまさかの展開に・・・。

 しかしこの「ムーンライト」、小規模公開ながら、かなり観客の評判は高く、麻薬常習の母親、いじめ、そして主人公は同性愛者で、黒人の男性が男性を好きになる青春を描くという、かなり色々なことを考えさせられそうな内容になっている。

 どんな映画なのか調査してみました。

 

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騎士団長殺し第二部感想と謎解き。春樹は何を伝えたかったのか?を考察!

OLVERA CADIZ 6819 20-1-2017

さて騎士団長殺しも第二部の丁度半分くらいまで読みました。驚愕の展開にさしかかってきた~!

とりあえず気付いたことを。

これまでの作品と共通するのは数々の女性が登場すること。特にぶっきらぼうな喋り方の少女、
主人公を捨てたようにみえて実はまだ主人公を求めてるかもしれない妻。

違ってるのは男同士で酒を酌みかわすシーンがすごく目立って多く描かれてることだ、。珍しく女っ気が少ない。

う、眠いので続きは明日にする、、

なお、第一部の謎解きや二重メタファーについてはコチラの記事です。
tyoiniji.hateblo.jp


読み終わった!!
この作品の感触をお伝えするとともに。
自分なりに、春樹が伝えたかったメッセージの謎解きもしてみようと思います。

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「騎士団長殺し」を読んだ感想。舞台設定は?二重メタファーとは?【村上春樹最新作】

haruki_murakami

 小説を読むのなんて、もう二年ぶりくらいかも知れない。村上春樹の「騎士団長殺し」早速に購入して読んでいる。とりあえずの舞台設定や感触を速報でお届け!

第二部以降の謎解き考察については、こちらの記事で書いています↓

 

 

tyoiniji.hateblo.jp

 


 

 

ネタバレはなるべくに控えますが、まったく白紙の状態で読みたい人はご用心ください。

 

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「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」の感想・評判は?タイトル違いで、感情ゼロな男の話だぜよ。

 

Naomi

 ウォール街で働く男が、不意に妻を喪失する。しかし、男はただ、無感覚・・・。何も感じない。そしてある時、M&Mのマーブルチョコが自動販売機から出てこないのにクレームする目的で書いた手紙から、壊れた心の再生が始まる。

 心の再生は、まず徹底的に壊すこと・・・。

 こうした、感情を失ってロボットのように働くことのよくある現代人にありそうなドラマである。

 感想や評判はどうなっているんだろう?チェックしてみた。

 ちなみに原題は「demolition」では、ビルの「取り壊し」とか「解体」とかそんなイメージ。って、日本語のタイトルと全然違うのが・・・面白い。

「君を思う」ではなく」「想う」というロマンチックな漢字が使われているのも、なんともポエミー💛で、翻訳者のこだわり??

 

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「相棒4首都圏クライシス」を見た感想。深い!これはもう一つの戦争映画だ。

Morning darkness

 水谷豊と反町隆史主演、「相棒」劇場版第四弾!いや~~いい映画見た!!

謎解きと緊迫感と歴史とヒューマンドラマのバランスが丁度いいし、何度も胸を衝かれるような台詞に出くわした。

 ここのところ、なぜか日本の戦時中を扱った映画が多い。ジブリの「風立ちぬ」から始まって、永遠のゼロやら、異色では大林信彦の「この空の花」や、微妙に戦争を引きずっているといえばシン・ゴジラなんかも、この系統に入ってくるだろう。

「この世界の片隅で」ももちろんそうだ。

 こういう映画には二種類あって、一つは「日本」という国家に同一化するもの、もう一つは「国家」からはみ出してしまったもの、むしろ国から裏切られた者たちの悲惨さを描いたものだ。

 で、「相棒4」がどちらの視点から描いているかといえば徹底的に「国に裏切られた者たち」の視点から描いている。まずそこが素晴らしいと思った。

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