ちょい虹:映画情報、読書感想ブログ

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「忘れられた巨人」の感想。老夫婦の愛がひたひたと、冒険小説の中に流れ込む!カズオイシグロ特有の哀切さはそのままに。

 2017年に、ノーベル文学賞を取った日系英国人のカズオ・イシグロ。現在日本語で読める、彼の最新作が「忘れられた巨人」です。

 「私を離さないで」など静かで淡々とした作品で有名ですが、近年はSFやファンタジー、推理小説からカフカのように不条理な迷宮小説まで、さまざまなジャンルを横断した創作をされていました!

 この「忘れられた巨人」も、ファンタジーの要素が濃厚です。舞台は、アーサー王時代直後のイギリス。騎士やドラゴン、謎の怪物なども登場します。

 そして、司馬遼太郎かッ!というような、渋い太刀回りのシーンすらありました。

 

 

 これでカズオ・イシグロを読むのは三作品目(「日の名残り」「私を離さないで」に続く)その中でも、個人的にはこれがベストだった!

 悲痛すぎる話や、淡々とした雰囲気が苦手な人でも読める!アドベンチャー要素もあってスリリング!でした。

 さて感想をば。

 

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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)の感想・評判は?B級映画じゃないよ!超エモく、深い物語。

The war of the apes

 昔の「猿の惑星」と違い、野蛮は猿がただ襲ってくるだけでなく、人間と猿、どちらの立場にも立たない、かなり思想的に深いもののありそうな映画。

 簡単に善悪に分けられない、二種族の戦いを、迫力満点に描き出していそうです。

 CGIで、猿の表情も、細かいところまで感情豊かに描いていて、

 猿と人間の少女が心を通わせる美しいシーンもあったりします。

 

 さて、この「聖戦記」、実際、観た人の感想では、どんな映画に仕上がっているんでしょうか?面白いのか、つまらないのか?チェックしてみました。

 

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カズオ・イシグロの作品でおすすめはどれ?日本語で読める、すでに翻訳されている小説の一覧を作ったよ。

Mark Romanek, Kazuo Ishiguro and some of the Never Let Me Go cast

 ノーベル文学賞を受賞した、日系イギリス人の、カズオ・イシグロさん。

すでに何年も前から、文学好きの間では結構な評判になっていて、私も「日の名残り」と「私を離さないで」は、仲間から回ってきて読みました。

 この機会に、他のも読んでみようと思います。

 そんなわけで、内容紹介もしつつ、今すでに日本語に訳されている、カズオイシグロの小説や本の一覧を作ってみます!

 それぞれ好みは違うと思いますので、この中から、ご自分が興味引かれたのを選ぶ参考になれば嬉しいです☆

 ※ 書影はAmazonより拝借。

【目次】

  • 「遠い山なみの光」
    • あらすじ
    • 読んだ人の感想
  • 「浮世の画家」
    • あらすじ
    • 読んだ人の感想
  •  「日の名残り」
    • あらすじ
    • 読んだ人の感想
  • 「充たされざる者」
    • あらすじ
    • 読んだ人の感想
  • 「わたしたちが孤児だったころ」
    • あらすじ
    • 読んだ人の感想
  • 「わたしを離さないで」
    • あらすじ
    • 読んだ人の感想
  • 「夜想曲」
    • あらすじ
    • 読んだ人の感想
  • 「忘れられた巨人」
    • あらすじ
    • 読んだ人の感想
  • まとめ: おすすめ作品をタイプ別に紹介

 

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【海外反応】カズオイシグロ、ノーベル文学賞受賞!海外での評価や経歴は?イギリス人なの、日本人なの。

2013 Peggy V. Helmerich Distinguished Author Award

 めでたく、カズオ・イシグロがノーベル文学賞に選ばれました!「私を離さないで」などは映画化もされていて、ご存じの方も多いかもしれません。

 イシグロ氏は、日系イギリス人。日本で生まれ、現在はイギリス国籍です。小さい頃からずっと英国で暮らしているので、日本語はあまりうまく喋れないそうです。

 さて、日本では、日系人ということで、イギリスでは、英国人がノーベル賞!ということで、色々と報道が盛り上がっていますが、海外では皆どういうふうに反応しているんでしょうか??

 調べてみました。

 

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僕のワンダフルライフへの皆の評価は?涙ちょちょぎれちゃう、泣ける説濃厚。

In love

 飼い主さんにまた会いたい一心で生まれ変わりを繰り返すワンちゃんという、聞くからになんか泣けそうな映画。猫好き、犬好きさんの中には、色んな子を飼っても、もしかしてこの子は、あの子の生まれ変わり??などと感じることもあるみたいなので、ジーンときちゃうひとは沢山いそう・・・。

 でもって、実際に観た人の感想やレビューはどうなっているんだろう?早速チェックしてみた!

 

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映画「スクランブル」の感想・レビュー。ヴィンテージ・カーと南仏の光景が壮麗!面白い?

Hotchkiss Grégoire

 超可愛い、夢の高級車が集合しまくる「スクランブル」。

クリント・イーストウッドの息子が主演。世界の名車を盗みまくる若者二人が、うっかりマフィアの車を盗んでしまい、捕まって危地に・・・というお話。

 とにかくチラシにも載っている車達は、フォルムからして凄く魅惑的だ。

 女性の私でも、うっとり眺めてしまう。ミニクーパーとか、ジャガーとか、外車は外見が洗練されている・・。

 さて、ある意味ルパン的な、泥棒お宝ハントなこの映画、面白いかつまらないか、評判をチェックしてみた!

 

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「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」の感想!想像以上にアダルティ( ^ω^)・・・

Sexy Legs

 映画版。妻夫木聡と水原希子という二大スターが繰り広げる、サブカルどたばたラブコメディーってことで、面白そうかな~と見に行ったのだが・・・予想以上に・・・××だった・・・!

 今日なんて、小学生の男の子つれたお母さんも見に来てたんだけど(民生のファン?)見終わったあと・・・っていうか途中から「あちゃあ失敗した」と思ったのではないだろうか・・・。

 というのは、ポスターやチラシからはPOPで爽やかな雰囲気が伝わってくるのだが、なんというか予想以上に過激・・・というかアダルティというか・・・水原希子サービスし過ぎだろう・・・というか、監督趣味に走りすぎだろ!!って感じだった・・・。

 監督は水原希子の「エロかわ」なところを前面に押し出したかったようなのだが、というか・・前面に出し過ぎ!露骨!

 R13指定したい・・・って感じでした。

 ともあれ、感想を書きたいと思います。

 

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