今度のファンタビも、ハリーポッター原作者のJKローリングが脚本を書き下ろし!
しかも最強の「黒い魔法使い」は前作でチラッとサプライズ登場した通りに、なんとジョニー・デップが演じます!
舞台はニューヨークからパリへと移り、素敵な街並みは今度も期待できそう。
魔法やからくり仕掛けの数々も楽しみなところ。
前作と比べてどうなんだろう、面白い?期待通り?それともイマイチ・・?
感想や評価をチェックしてみました!
「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」予告編とあらすじ
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』予告編 (2018)
時代は1927年。主な舞台はパリである。
前作で拘束されたグリンデルバルドは、逃げ出して現在はパリにいる。
そこで暗黒の魔法使いたちはグリンデルバルドの統率のもと、影響力を伸ばしていた。
グリンデルバルドは、魔法使い達の存在を人間界に知らしめ、さらに魔法使い達が世界の支配者となり、一般人達は奴隷とすることを目指している。
魔法獣の専門家、ニュートは魔法省へと呼び出され、ある孤児の居場所を見つけるように命じられる。この子どもを、グリンデルバルドも、陰謀に使おうと探しているのだった。そして大魔法使いのダンブルドアからも、グリンデルバルドに立ち向かうよう頼まれる。
孤児はパリで産みの母親を探しているという。
ニュートはロンドンから、パリに向かう・・・。
「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」監督やキャスト
- 監督
デビッド・イエーツ
- 出演
ニュート・スキャマンダー・・・エディ・レッドメイン
エディ・レッドメインさんは、名門ケンブリッジ大学の出身。
さらに、日本人にはニュート役で有名だけれども、今までにも、性転換した画家などを演じて、アカデミー賞も獲得している。れっきとした実力派なのでした。
ティナ・ゴールドスタイン・・・キャサリン・ウォーターストン
前作から続投のキャサリン・ウォーターストーン。
俳優一家生まれで、スティーブ・ジョブスの恋人役も演じていました。
ジェイコブ・コワルスキー・・・ダン・フォグラー
クイニー・ゴールドスタイン・・・アリソン・スドル
アルバス・ダンブルドア・・・ジュード・ロウ
ダンブルドア先生の若き日を演じるのは、イケメンおじさんのジュード・ロウ。
ゲラート・グリンデルバルド・・・ジョニー・デップ
おなじみのジョニー・デップ。変わった役、モンスター、などをやらせてもピカ一の役者さんです。
「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・134分
- 上映方式・・・2D/3D
- 配給会社・・・ワーナーブラザース映画
- 日本公開日・・・・2018年11月23日
- ジャンル・・・ファンタジー・冒険・ミステリー
「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」の感想やレビューをチェック!
色々詰め込まれ過ぎで、物語についていけない、という評価
JKローリングは、グリンデルバルドを中心にしてストーリーを展開させている。
この映画は、詰め込み過ぎの感がある。
魔法動物たち(今回は、そこまで沢山は登場しないが)、魅力的な登場人物や脇役、パリやニューヨークといった素敵なロケーション、悲劇的な回想シーン、泣ける告白シーン、そして冷酷な暴力シーン。
と、あまりに内容がみっしり詰め込まれ過ぎている。
グリンデルバルドは、小麦粉を頭からかぶったみたいに、真っ白な魔法使い。
「純血種」を求める、など、ファシズムを思わせる陰謀を巡らせている。
ローリングは、色々な要素を色んなところから集めてくる作者で、ハリーポッター・シリーズも、聖書やシェイクスピア、トールキンや他の物語の痕跡が見られる。そして、これらの影響が流れ込んでいるとしたら、今回の映画に、聖書の黙示録的な戦争の要素が入って来るのも、不思議ではない。
序盤から、世界規模で破局が訪れることをほのめかすようなシーンが続く。混沌とした、グリンデルバルドの牢屋破りのシーン、そして悪役が集合してバイオレンスを高める。
ニュートが、その鞄を引っ提げて登場する頃には、すでにこのシリーズのクライマックスみたいな雰囲気が漂っている。
このダークな感じは、前作の明るく楽しい雰囲気と対照的だ。
JKローリングは優れた語り手だけど、時々、プロットをごちゃつかせてしまう。この映画「黒い魔法使いの誕生」でも、なんでもかんでも詰め込もうとしすぎている。
なので、観客は、誰が、なんのために、誰に何をしたのか、とかそういうのを理解しようとするのに時間がかかってしまう。
マノラ・ダルジス氏レビューより
‘Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald’ Review: Apocalypse Too Soon - The New York Times
想像力が凄いけど、展開早すぎ!という評価
「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」は今年で一番ゴージャスな映画かもしれない。
どの瞬間も豪華。奇妙で不思議な動物たちや、壮麗な衣裳、霧のたちこめた、ロンドンやパリの尖塔・・・。作者ローリングのイマジネーションに満ち溢れている。
前作に登場した一般人ジェイコブ、大蛇に変身してしまう女性ナギニ、悪い錬金術師なども登場する。
ただ、内容が多い!!JKローリングが、映画の背景となる神話や、挿話を積み重ねていくたびに、ものすごく濃厚に詰め込まれた物語の本のページを、凄い勢いで、くぐっていくような感じになる。
「ファンタスティックビースト」シリーズは、全部で5作品になるとされている。
今回で二作目だから、あと三作残っている。これから先の映画では、奇抜で不思議な場面の魅力だけでなくて、真の、もっと意味ある映画が見れることを期待したい。
リア・グリーンブラット氏レビューより
ダンブルドア先生と、グリンデルバルドが本当の主役?
ジョニー・デップの演技について心配している人もいたかもしれないけれど、「カリブの海賊」の片鱗も見えず、抑制されたいい演技をしていたので、ご安心を。
ジェームズ・ブラディネリ氏レビューより.
Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald | Reelviews Movie Reviews
「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」一般観客の感想もチェック!
- 何が起きているか分からぬまま、眠りこけてしまっただよ!!
- 退屈な場面もあったけど、全体的に面白かった。
- 登場人物は面白いし、魔法も凄いし、ハリーポッター本編の世界との繋がりも見せてくれて、とても良かった。
- 二時間以上、全然飽きずに見ていられた。物語の筋には、確かにいくつか疑問が残るけれど、これから先また新作が上映された時に、こういう疑問は解き明かされるんだと思う。美しくて、驚異に満ちた映像が繰り広げられてた。
- ファンタスティックビーストの一本目より良かった。
- 演技はとても良くて、物語世界の中に引き込まれた。
- 確かに、たくさんの物語の筋が同時に進行して、うまく絡み合っていなかった。一本目みたいに、もっと、一つの筋に集中していても良かったかも。けれど、この映画はダークな雰囲気があって想像力豊かな楽しい映画。ごちゃついてはいるけれど、それでも面白かった!
「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」映画館まで、観に行く価値ある?
今回調査しましたら、評論家の意見的には、40%程度が高評価と・・・ちょいと低評価でした。
ただ観客の意見は、70%の人が面白かったと言っています。
問題点としては、やはり全5部作を予定しているという「ファンタスティックビースト」シリーズの2作目なので、どうしてもストーリーが未完結で終わる・・・というところのようです。謎が、見終わったあとも残って、続編に乞うご期待!という訳ですね・・。
また、魔法動物が前回みたいに、てんこ盛りで登場するわけではなさそうです。前回は、けっこう明るいドタバタ魔法劇・・という感じでしたが、今回は、全体的にもうちょっとダークな雰囲気になりそう。
ジョニー・デップの演技は、良さそうです。
ハリポタ・ワールドには色々関連が出てきて、ダンブルドア先生の渋いおじさん時代が見れたりするのは楽しみの一つかも。ファンなら映画館に観に行って楽しめる確率が高そうです。
続きが気になってモヤモヤしてしまう・・って人はDVDやレンタル、huluなどでもいいかも?