本当に、唯一無二というか伝説の名に相応しいロックバンド、クイーン(Queen)です。
私も中高生の時によく聞いていました!!
ボーカルのフレディ・マーキュリーも、実はインド人とか、ゲイとか、絵がめちゃくちゃうまくて、Queenのロゴマークも、フレディ自作とか・・・色々エピソードがある人です。
最初は女性と付き合っていたけれど、同性愛者としての自分を否定できなくなって、途中からは舞台衣装でもゲイ爆発してます。
そんなQueenが映画になった!ってことで。
予告編みると、これはかなり良さそう!!
主演のラミ・マレックも、フレディの身振りを完コピしているようです。
マイクの持ち方、首の振り向け方・・、歩き方、などなど。まさになりきりっているようで。
勿論曲は、映画中ずっとQueenのヒットパレードみたいに、オリジナルの音がグイグイかかります。楽しそう!!
Queen好きの初老女性と一緒に私は見に行く予定ですが・・w
老若男女楽しめそう。
さて、実際に観た人々の感想や評価はどうでしょうか?
調べてみました!
「ボヘミアンラプソディー」の予告編
「ボヘミアンラプソディー」の監督やキャスト
- 監督
ブライアン・シンガー
近年は、XMENシリーズも監督してます。
- 出演
フレディ・マーキュリー・・・ラミ・マレック
右側がラミ・マレック。エジプト系アメリカ人なので、エキゾチックな顔立ちのフレディにはぴったり。アメリカではテレビドラマなどで有名な俳優さんです。
メアリー・オースティン・・・ルーシー・ボーイントン
ブライアン・メイ・・・グウィリム・リー
ロジャー・テイラー・・・ベン・ハーディ
真ん中に座ってるのが、美青年ロジャー・テイラーを演じるベン・ハーディです。
ロジョン・ディーコン・・・ジョセフ・マッゼ
「ボヘミアンラプソディー」の上映時間と日本公開日
- 上映時間・・・135分
- 日本公開日・・・2018年11月9日
- 配給会社・・・20世紀フォックス映画
- ジャンル・・・音楽映画、伝記映画、ヒューマンドラマ
「ボヘミアンラプソディー」の感想や評価
絶対楽しめるけど、不満も残る・・というレビュー
主演のラミ・マレックは、勤勉に、緊密に、フレディ・マーキュリーの中の二つの軸を明らかにしてくれている。
それは、自信と、寄る辺なさの両方である。この二つの軸を中心にして映画は展開していく。マレックはその役目を、伝説的なクイーンのヒット曲の数々を支えにしつつ、成し遂げている。監督のブライアン・シンガーは、途中で諸事情あって退場し、俳優でもあるデクスター・フレッチャーが交代した。
そんなわけで、ちょっと監督のぎこちなさを感じさせる場面もある。
1985年のライブセットは、完璧に再現されていて、カメラワークは息を呑むほど工夫されていて、フレディ・マーキュリーの演技も、あらゆる細かい仕草までとらえられている。伝記は、生涯を網羅的に描いていて、そのときには、映画としては、興味深いキャラクターを平凡にしてしまい、脚色も入ったりと、かなり普通の作品になってしまっていた。
一番の見どころは、バンドのメンバー達のやりとりだ。作曲したり、レコーディングしたり、ライブパフォーマンスを行ったり、それに口論しているシーンもよい。
ただ、フレディの人生については、うまく取り掛かる方法をあまりつかめていないようだった。彼は傲慢で、誇大妄想的なところもあり、けれど傷つきやすく、社会のアウトサイダーで人種差別にもあう。
この映画で、フレディの同性愛は、個人的な自由や幸福としてではなく、凋落として位置づけられてしまっている。彼は、ゲイのマネージャーによって麻薬の世界に引き込まれ、ハッピーな性的ストレート達(バンド仲間や婚約者)の世界から引き離されてしまった、というふうに説明される。
この映画はつねに、バンドのシーンに戻る。フレディは一人では、そこまでの音楽的天才というわけではなく、名曲の数々を作り出すことができたのは、バンドでのコラボレーションがあってこそのものだ、という設定である。
たくさんの名曲が流れるから、必ず楽しめる。でも、フレディ・マーキュリーの伝記映画ならば、もっと全然いい映画が出来たはず、という思いを振りほどくのは難しい。
ケイティ・ウォルシュ氏評価より
伝記映画としては、物足りないというレビュー
音楽の側面は素晴らしい。けれど他の部分はいまいち。
マーキュリーのセクシャリティについては特に、この映画は取り上げるのを避けている。それよりも、彼のヘテロセクシャル(異性愛)での関係について焦点をあてている。(現実的には、彼がバイセクシャルだと認めた1970年代中盤からは、マーキュリーとフィアンセは、恋人関係は解消して、それぞれの道を進んだのだが)
実際の、記録されもいる彼のクィアな側面については、なぜか描写しないであやふやのままである。マーキュリーのバイセクシャルな面についてはあまり触れない。
ポール・プレンターや、最後の恋人、ジム・ハットンとの関係性も、曖昧にされている。その関係性をどう見るかは、観客にゆだねられているかのようだ。
長年に渡るクイーンのファンとしては、唯一無二の天才の伝記は、最高のものであってほしかった。でもこの映画は、そうではない。
Bohemian Rhapsody Movie Review | The Young Folks
気分を盛り上げてくれる映画!というレビュー
「ボヘミアン・ラプソディー」は傑作というわけではないけれど、クィーンが大好きなファン以外にも楽しい。1970年代から80年代の音楽シーンのなかでも、クィーンみたいな存在は唯一だった。その楽曲は、ハードロックから、不思議な雰囲気のポップまでと幅広かった。オペラ歌手並みの声の幅を持つマーキュリーも稀有な存在だった。
特に1975年発表の「ボヘミアンラプソディー」は、6分を超える長さで、普通のヒット曲の公式を離れた型破りなもので、批評家たちには不評だったが、時を超える名曲となった。オペラみたいな歌詞や、不思議の国のアリスに出てきそうな不思議なセリフが登場する。
この映画には事実と違うところもあるけれど、それを分かりつつも、楽しめるし、高揚した気分で映画館を出ることができる。
Bohemian Rhapsody | John McDonald
ジョン・マクドナルド氏レビューより
一般観客の感想・意見をチェック!
- もしクイーンが好きなら、この映画は君のためにある!すごく良かった!
- 主演のマレクはもちろん、他のバンドメンバーの演技も輝いていた。物語はしっかりしていて、クイーンの音楽への洞察にも溢れていて、とてもエモーショナルでパワフルな場面もある。ある時点からある時点へと、物語がスキップしがちな、ふつうの伝記映画とは違って、ちゃんとつながっている。必見の映画。
- この映画は、深みがあるわけじゃないけれど、全編とおして楽しめた。主演のパフォーマンスはすごい。
- この映画は、僕がクイーンについてイメージしてたことや、バンドが経験した葛藤や困難を、完璧に描いていた。マレクの演技は、どんな賞をとってもおかしくないくらいに完璧で、ショッキングなほど正確にフレディ・マーキュリーだった。
- 凄い映画!面白おかしいし、エンタメばっちりだし、エモーショナルで感動的。好き!
「ボヘミアン・ラプソディー」見どころ
観客の、実に95%以上が満足していました!批評家は60%くらいが高評価。
まず、純粋にクイーンの音楽を楽しむには、すごくいい映画だといえましょう。コンサートの再現も迫力たっぷり、大画面で、映画館の音響設備で、名曲の数々を聞けてしまうので、それだけでも音楽好きは満喫できる映画でしょう。
また、特にフレディ・マーキュリー役のマレクの演技が素晴らしい、というのは皆が口を揃えていました。専門のトレーナーをつけて、フレディの仕草を研究、完コピしたようです。
物足りなかった点としては、伝記としてはあまり深みがなくて、フレディのセクシャリティについてもあまり触れようとはせず、、というところが多くあげられていました。確かにバンド名も「クイーン」とある意味「ドラッグクイーン」を思わせますし、伝記的には、男性の恋人との関係も明らかになっていますから、そのあたりを描かなかったのは、ちょっと微妙かもしれませんね。
無難なところを取ったのかもしれません・・。