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アニメ「ゴジラ怪獣惑星」を見た感想!(''Д'')えーっ!そこで終わる!?(;・∀・)Godzilla!

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 さてシンゴジラが、先日テレビ放送されたばかりですが、アニメ版ゴジラが封切になったので見てきました。結果、「エーッ!!そこで終わる!?」(''Д'')と驚愕することになりましたッ!!

 さて、どんな感じだったのか、感想を書いてみたいと思います。

 

ちなみに、「シン・ゴジラ」の感想は下記記事に書いていますので、興味ある方は、あせてどうぞー。

 

tyoiniji.hateblo.jp

 

 

「ゴジラ怪獣惑星」のあらすじ、舞台設定

 20年ほど前、突如地中から様々な巨大怪獣たちが姿を現した。

タコ型、竜型など色々あったが、中でも極めつけだったのはゴジラだった。

ゴジラはさまざまな怪獣たちのなかでも最強で、怪獣達も人間の文明も、破壊しつくしたのだった。

 熱核弾頭を数先発と浴びせても、びくともしなかったゴジラ。

高い再生能力と、攻撃を跳ね返す電磁シールドで体を覆う、無敵の存在だった。

世界の人類は知力と軍事力を結集させて立ち向かったが、これを倒すことはついにできなかった。

 しかも地球が滅亡しそうなこの危機の時になると、異星人の宇宙船まで地球上空に現れて交信を行ってきた。ブラックホールに呑み込まれて母星が壊滅してしまった宇宙人らである。そして、ゴジラを駆逐するから、そのかわりに地球にすませろ、などと取引を持ち掛けてきたのだった。

  そして20数年後、人類の一部は荒廃した地球を捨てて宇宙船で星間を漂っていたのだった。交渉を持ち掛けてきた異星人エクシフなどの助けをかりたハイテクの星間住居である。

 しかし、その旅路も行き詰っていた。すでに宇宙をさまよって20年になるが、まだ地球の代わりとなりそうな、居住できそうな星を発見することは出来ずにいる。そして、コンピューター計算によれば、今後20年ほども、居住可能な惑星は見つかりそうにない。

 年取った者たちは「土の上で最後の時を迎えたい」と、もう我慢の限界を超えていた。そして、食糧も、空気も、もうあまり残りがない。

 一行は、地球に戻ることを決断した。

 20数年の宇宙漂流は、ワープ技術などを使ったものだったので、現在地球ではすでに、彼らが出発してから2万年を超える年月が過ぎていたのだった。

 さすがに、もう2万年近くも経てば、生態系が変わって、ゴジラも自然と消滅しているのではないかと考える一行。

・・・だが、ゴジラはまだ滅びてなどいないのだった!

 しかも、2万年近くの間に、地球の生態系は奇妙に変化していた。

植物は、金属質から大部分が構成されているうえに、磁力を出している。

また、ジャングルには翼竜のような奇妙な生物がいて、それらも、ゴジラのように金属が混成していて、磁場を放出していたのだった。

 翼竜は、いってみれば小型のゴジラのようなものである。

(ただ、こちらの方がはるかに簡単に倒すことが出来る)

 

 一行は当初主人公サカキの提案した、ゴジラ討伐案に沿って、2個小隊ほどを送り込むのだが、ゴジラ討伐以前に、単なる雑魚キャラであるはずの翼竜にさえ、かなりのダメージを与えられてしまって、考え直した。

 こんな星には住めない。やはり撤退して宇宙に戻るしかない・・・と。

 だが、サカキはあくまでもゴジラを倒したい。

 また二度までも地球を逃げ出すのはごめんだ、というわけだ。

 

 そこで作戦続行、ゴジラをおびき寄せて、電磁シールドの隙間をかいくぐって攻撃しようとする・・・。果たして、うまくゴジラをしとめることはできるのだろうか・・?

 以下本編へ続く!

 

「ゴジラ・怪獣惑星」の主な登場人物

サカキ・ハルオ(声優:宮野真守)

 小さい頃に両親の乗った宇宙船をゴジラの熱線によって焼かれて以来「絶対ゴジラ、お前を倒す!」と誓っている青年。かなり無鉄砲でかたくなな部分もある。

 

メトフィエス(声優:櫻井孝宏)

 異星人のエクシフ族。おだやかな神官。キリスト教で十字を切るのによく似たしぐさをする。皆のざんげを聞く役も務めている。

 ゴジラを倒せるというハルオを支援し、彼の書いた論文を無許可で公開、司令部に異議をとなえて暴走し、禁固状態にあったハルオを解放する。

 

タニ・ユウコ(声優:花澤香菜)

 ハルオの幼馴染の女子。武器の設計や、コンピュータを使った計算などに長けている。ハルオを慕っている。

 

「ゴジラ・怪獣惑星」を見た感想

 特筆すべきは、音響面と主題歌!

 まず、今回一番感動した点といえば、音響効果と主題歌だった。

 主題歌は、二〇一六年一一月に東宝シンデレラオーディションでアーティスト賞を獲得した新人歌手。

 今回の主題歌「ホワイト・アウト」がデビュー作だそうです。

本当に、すごくいい声。やわらかくて、心地いい、歌唱力も本物です!!

 「ホワイトアウト」という曲自体も、ちょっとパフュームなども思わせつつ、もっと疾走感があるクラブミュージックみたいな感じで、これを映画館で大音量で聞けたのは、かなり気持ち良い体験でした!

 


[WHITE OUT] - XAI (Godzilla: Monster Planet OST/Trailer #2 theme)

 それから、映画音楽は、服部隆之さんですが、なかなかセンチメンタルでエモい旋律が、雰囲気を盛り上げてくれます。

 そして、これは特に音響が設計された爆音上映で見たからかもしれませんが

(ちなみに耳栓着用で爆音見てますww)

 音響効果が、非常に良かった。

アレ、日本映画の音響効果って、こんなに良かったっけ?と新鮮な驚きでした。

外国の映画に比べて、日本映画の音声って、あまりクリアでない印象がありましたが、

木の枝がぱちぱち折れる音、戦闘機が空気を切る音、ゴジラが立てるゴゴゴゴゴゴという地響きの、本当に振動してくる重低音・・・とか、

なかなかサウンドとして楽しかったです。

これは映画館で見る醍醐味ですね。

 

 日本アニメ独特の暗さがあり!

 「亜人」の瀬下監督が静野監督と一緒に作っています。

「亜人」もダークですが、このアニメ版ゴジラも、かなり抑制されたダークなトーンに満ちています。

 時間でいえば、夜ですね。けしてまぶしく明るい太陽光線は差してこない闇の世界。

 冒頭では特に、ゴジラに地球という住処を奪われ、過酷な宇宙空間で生きなくてはいけないものたちの「どうして自分たちはこんな重圧を受けなければいけないんだ・・」「いつまで耐えなければいけないんだ・・」という悲哀が吐露されます。

(なんか、日本のブラック企業に勤めている若者の独白みたい・・・)

 

 色彩的には、攻殻機動隊なんかの、灰色が基調の色調に近いです。この悲哀の感覚は好きな人は好きかも。BGMもエモいのでよくあっています。

 

物足りないところは、出てくる怪獣が少ない!

 一緒に見に行った怪獣好きの友達からしたら、怪獣があまり出てこなかったのが期待外れだったようで・・・。「怪獣惑星」と名が付くぐらいなので、もっと多くの奇妙な怪獣がたくさん見れるのを期待していたようで・・・。

 子供向けの、昔のゴジラ・シリーズに出てきたみたいな、モスラとか、メカゴジラとか、ゴジラが他の惑星に派遣されて、現地の怪獣と戦うとか、あと「おそ松くん」の「シェー」のポーズをするゴジラ(そんなんあったんか!!)みたいな、そういう面白いのも見たかったんだけどなあ・・・と、欲求不満を漏らしていました。

 確かに、出てくる怪獣の種類は少なくて、ゴジラと、他には、翼竜だけでした。

翼竜も、冷えた溶岩がかたまったみたいな、それほど特徴のない姿。

 なので怪獣目当てな特撮ファンには、物足りないかもしれませんね。

 

それから「シンゴジラ」に出てきたゴジラはとにかくキモくて、ホラーみたいな怖さがありましたが、この「怪獣惑星」に登場してくるゴジラは、割とマイルドです。

 全然キモかったり、怖かったりとか、心臓をドキドキさせるホラーな感じはありません。わりとゆったりしていて、どっちかというと、のっそりした巨大な岩山というか火山みたいな感じです。

 

宇宙船や戦闘機のデザインは新鮮

 四つ足歩行型の、巨大ロボや、空飛ぶスクーターなどは、スターウォーズの旧作をおもわせる造形なのですが、一行が乗り込んでいる宇宙ステーション本体とか、戦闘機はなんとも不思議なデザインでした。真ん中に胴体があって、円周にさらに、たくさん円がくっついている感じの。

 

CGはぬるっとしている??

 ジブリとかの手書きアニメと違って、CGで描かれているので、友達いわく「動きがぬるっとしている」とのことでした、私は特に気になりませんでしたが・・・。

 CGなので、アニメなのに、半分3Dみたいな立体感があります。この微妙な立体感が私は割と好きでした。3Dっていうほど、バリバリにリアルに作り込んでいるわけではないのだけれど、普通の手書きアニメよりは、明らかに浮き上がってみえるという、この微妙さ・・。

 

ある意味では、「シン・ゴジラ」の続編みたいなところがあった!

 設定とか雰囲気とか、けっこうシンゴジラに似てました!シン・ゴジラでは、ゴジラがどんどん進化して巨大化して、そしてしまいには、羽根の生えたゴジラが地球中を飛び回って、人類の文明を滅ぼすんじゃないかこのままでは!という予測まで立てられます。

 それで、もうこりゃゴジラに核爆弾落として、駆逐するしかなか!!日本おっけえだよね、それ!?・・・ってな事態に発展していたわけです。

 

 今回は、まさに恐れていたその事態が起こってしまった事後、っていう設定でした。人類はゴジラを止められず、シンゴジラで最終手段として考えられていた核爆弾すら使い、それを何千発と落としても、倒せなかったんです。

 それで地球は完全にゴジラの天下に。人類は宇宙に脱出するしかなくなった・・・という、こういう設定でした。

 

 それから、「ゴジラをどうやって討伐しようか大作戦!!」みたいな部分も、シン・ゴジラを受け継いでいます。

 今回は、ゴジラの生体を覆う電磁シールドが、ゆらぐ瞬間があるから、そこをぬって、ゴジラに兵器を打ち込む!という作戦でした・・・。で、この戦闘シーンとかは、化学っぽい専門用語がばんばん飛び交ったり、編隊の位置がホログラフィで地図上に示されたりとか、戦闘配置図とか、なんか凄いオタクが喜びそうな演出が色々とされていましたw シミュレーションゲームみたいな感じ。

 で、中盤からは、ひたすらゴジラや翼竜とひたすら戦いまくっています。

なので、そんなに人間的ドラマはないですねー。恋愛とか友情とか、そういう内面のドラマは、ほぼないです。

 でもまあ、CGが良く出来ていたし、音響効果もエクセレントだったので、割と楽しめました。

 しかあし!!なんと終わり方はっ!!

「えーっ、ここで終わっちゃうわけえ(;・∀・)」という終わり方でした。

 

 ここで終わると一言でいうと「ゼツボーじゃん・・汗」というエンディングでした・・・。しかし、主題歌の後に続編の予告が入り!

「あ、こういうことね!」と思ったわけです。

 来年続編が公開だとかっ。今度はメカゴジラなんか登場するかも??

という、何やらメカメカした構造の中で目覚める主人公と、インディアンみたいな女の子が画面に登場していました。

 だーーッ!映画で、テレビアニメシリーズ見たいな終わり方しないでえええ!!

・・・と言いたくなりますが、まあ多分、今回わりと面白かったので続きも見ると思います。

 

子どもが見ても楽しめることはないかも・・

  最近のゴジラは結構アダルト向きになっていますねえ・・・。

このゴジラ怪獣惑星も、ダークなトーンだし、ゴジラはまあ溶岩みたいな感じであまり派手さはないですし、友情物語とか、主人公の成長とか、なんか子供の教育に良さそうな要素が盛り込まれていたりもしないので、完璧に大人向けに作られたアニメだといってよいかと思います。

 対象年齢は中学生以上、って感じでしょうか。

 でも個人的には、最近の、日本のアニメの中ではけっこう好きな部類でした。

アニメのクオリティはとにかく高かった。絵としての完成度はそうとう高いです。それと、家郷を追い出されてしまった人々のダークな悲哀の感覚とか、あとは何よりも主題歌と音響が一番良かった!

 にしてもゴジラは現代の神話。破壊神話ですね。色んな文化に、古代神話では破壊神が出てくるものですが、現代の破壊神の一つもゴジラ。そしてそれは放射能、原爆の象徴でもあります。そう思うと、なかなかに考えさせられるところがあります。

 続編も期待!

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