アラン・リックマンの若き艶姿!
ハリーポッター映画の、スネイプ先生を演じてたアラン・リックマンの若き頃見たさで、ダイハードを見返したんだけど、これがなかなか面白かった!
クリスマス映画でもありますね。
単純にアクション映画という、うろ覚えな印象しかなかったのだけど、時代設定や俳優陣に興味深い面がいくつも。
ここでは、おもしろポイントについて書いておきます!
「ダイハード」俳優陣と時代背景に注目!知られざる名優も。
じゃん!若い時のスネイプ先生・・・じゃなくて、アラン・リックマンさんです!
イケメンだな・・・。
ハンス・グルーパーという、テロリストグループのリーダー役です。
ビランが似合う男だ。。
さて、面白いのは、このハンス・グルーパーらテロ集団は、ドイツ人という設定で、ドイツ語もとびかう。
「なぜドイツ?」と思ったが、そういえば1988年は丁度ベルリンの壁崩壊(1989年)直前である!
まだドイツが東西に分かれていた時のことで、西ドイツのテロリストという設定だ。ドイツ赤軍あたりを意識していたのかもしれない。
ウィキペディアの「ドイツ赤軍」の説明
彼らの政治主張は「反帝国主義」で、暴力も辞さない広範な反体制活動を通じ、西側資本主義を打倒し、マルクス主義による世界革命を目指していた。そのため銀行強盗、爆破、誘拐、窃盗など非合法活動も含めたあらゆる革命行動を行った。
1970年代から1998年まで活動を行い、20年以上の活動で主なターゲットにしたのは、西ドイツの政府公共施設、政府関係者、政界関係者、法曹関係者、西ドイツ大企業とくに軍需産業幹部、西ドイツの基地に駐留したアメリカ軍などで、多数の著名ドイツ人を殺害した。
ジェームス・シゲタというハリウッドの日系俳優
さらにさらに、1988年といえば、当時バブル期で、日本がウハウハ金にあふれていた時期。「ジャパンアズナンバーワン」とかいって、ウェーイってなってた時期。
(今じゃみるかげもなしだが・・汗)
そこで、テロリストらが標的にするのは、日本のグローバル大企業ナカトミだったのであった。
この企業の社長役が、ジェームス・シゲタという俳優さん。ハワイ出身の日系人の方。
存在感あるなと思ったら、歌手もしてて、アジア人で初めてハリウッドで主役級の、白人女性の恋人役をやってた人だった。
James Shigeta in THE CRIMSON KIMONO (1959): pic.twitter.com/Lkm68ERaUW
— The Nitrate Diva (@NitrateDiva) June 18, 2021
確かに、なかなか格好いい。
ダイハードに出てくるときには、もっとダンディなおじさんになってるけど、存在感あった。
この社長を、ハンス・グルーパーが尋問するシーンもなかなかよくできてる。
アラン・リックマンの衣装は、最初は作業服みたいなのが考えられてたみたいだけど、リックマンが、「スーツがいい」と、エレガントなテロリストにするアイデアを出した。
それで、ああいうスタイリッシュなスーツ姿できめることになったようだ。
知的でしゃれたテロリスト。
作業服より、スーツを選ぶというのは、英国人らしいよな。
そして、ダイハードには、ハンス・グルーパーが、社長に「なかなかいいスーツを着てるな」とエレベータでいうシーンがある。
その後の尋問の時にも、ピストルを向けて「その素敵なスーツを(血で)汚したくはない」と脅す。設定がいかされていた。
ま、こんなポイントにも注目すると、もっと「ダイハード」が楽しめるかと。
映画の最後に、喜びの歌が流れてしめくくられるのも、ベルリンの壁崩壊を予測してるみたいで面白い。
(喜びの歌が崩壊のとき鳴り響いてた)
アラン・リックマンは、「ロビンフッド」でも怪演
リックマン、本当ビランをやらせるとぴか一で、「ロビンフッド」でも光ってました↓。映画自体はいまいちだったけど、
あと「ラスプーチン」というドラマもおすすめです。
↓怪僧ラスプーチン役。すごいはまってた。狂おしい熱さが。
スネイプ先生の演技はかなり抑制されたものだったけど、若い時のはもっと、ユーモラスかつ妖しい魅力を爆発させてるのでぜひ。