映画のキャッチフレーズって面白いですよね!
そして海外の、英語で書かれたコピーも、日本人が読んでも面白いのが沢山あります!
ってことで、選りすぐりの傑作、映画キャッチフレーズをご紹介~~。
お楽しみください!
THE ONLY THING CRAZIER THAN LOVE IS FAMILY
「クレイジーリッチ!」2018年
アジア人の富裕層を描いた映画。アジア人が主役の映画って珍しいので話題になりました!最近の中国とかの台頭をあらわしているかな?
”愛よりも、クレイジーな、ただ一つのものは家族。”
というコピー。確かにそうだな・・・('ω')と納得させられます・・・。
恋愛では往々にして人の頭は狂うものだが・・・それ以上に、
家族は狂っている!!
Whoever wins, we lose.
エイリアン対プレデター、2004年。
エイリアンもプレデターも有名なSFホラー映画。
どちらも人類の天敵ですから、
「どちらが勝っても、人類は敗北する」ということになる・・・。ちょっとユーモアも感じられるキャッチフレーズ。
Everyone has one special thing.
ブギーナイツ、1997年。
巨大な「イチモツ」を持って、いかがわしい業界でスターになる若者のお話し・・・。
「誰もが何か一つ特別なものを持っている」という意味ですが、この映画の場合は
「誰もが何か一つ特別なモノを持っている」・・・と「モノ」が何かを匂わせた方がいいかも・・・(笑)
因みに日本語のキャッチフレーズは「生は最高」でした・・・おばか。
Just because they serve you doesn’t mean they like you.
クラークス、1994年。
ブラックなコンビニ店員になってしまった若者の話。
「彼らがあなたに仕えるからといって、別に彼らがあなたを好きなわけではない」
といった意味。
ファミレスとかで働いた人なら、思わず頷いてしまいそう・・・。
His story will touch you, even though he can’t.
シザーハンズ、1990年
「彼は君に触れられないけれど、彼の話は君(の心の琴線)に触れるだろう」
という意味。
手の先がハサミになってる怪物のラブストーリー。
「touch」という英語が「感動させる」という意味なことを利用したコピー。
切ない物語ってことと、主人公が怪物なことの両方が伝わります。
There are 3.7 trillion fish in the ocean. They’re looking for one.
ファインディング・ニモ、2003年
「海にいる、3兆7000億匹の魚から、たった一匹を探している」
という意味。
具体的数字を持ってきてインパクト出してます。
Earth. Take a good look. It could be your last.
インデペンデンスデイ、1996年。
「地球よ、よく見てごらん。これはお前の最後かもしれない」
エイリアンが攻めて来る映画。
「地球」に語り掛けちゃうところがインパクト出してます。
Reality is a thing of the past.
マトリックス、1999年
人々が仮想現実マシーンの牢獄に閉じ込めらたディストピアを描く古典「マトリックス」。
「現実とはもう過去のことになった」
と、機械につながれて現実を奪われた人類の状況を表してます。
スタイリッシュなビジュアルとあわせて衝撃的!
英語では「thing」ってのが日本語の「こと」に相応して便利に使えますね。
The first casualty of war is innocence.
プラトーン、1986年。
「戦争の最初の犠牲者は、イノセンス(無垢/無邪気さ)である」
という、重いキャッチフレーズ。
兵士になった若者の純粋な心を奪っていく、という現実を突き付けてきますね。
The list is life.
シンドラーのリスト、1993年。
「リストは命だった」
というシンプルなフレーズ。
ナチスの迫害から免れるためユダヤ人を亡命させたシンドラー。
リストにのることが、生死を分けたという状況をシンプルな言葉で表現しています。
On the air. Unaware.
トゥルーマン・ショー、1998年
「放送されている、気付かないうちに」というような意味。
air と unaware が、韻を踏んでいますね。
「放送中」は英語で「on the air」ですが、「空気中に漂っている」みたいな語感もありますので、知らぬうちにビルボードで大写しにされているという、不思議感も表現できている感じ。
In space no one can hear you scream
エイリアン、1979年
英語の映画キャッチフレーズの中でも傑作とされているこちら。
「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」
と日本語ポスターでも使われていました。
悲鳴が吸い込まれていく宇宙の孤独と恐怖を鮮烈に語ります!
Man is the warmest place to hide
遊星からの物体X、1982年
「人間の体内は、一番温かい隠れ場所だ」
という、何やら怖ろしいキャッチフレーズ。
エイリアンが南極観測隊を襲うという設定の映画です。
「The Thing」という英語タイトルを、よく「遊星からの物体X」という日本語タイトルに訳せたな~とも。
名訳。
The longer you wait, the harder it gets
40歳の童貞男、2005年
「待てば待つほど、手に入れるのが難しくなる」というフレーズ。
う、そうだ!
普通は列とかに並んで待つほど、入手確立は高まるのですが、この場合は・・・ハードル上がりますね汗
When he said I do, he never said what he did
トゥルーライズ、1994年
直訳すると、
「彼が俺はやったと言ったが、何をやったかは言っていない」
騙し合いスパイムービー。
「宿題した?」「(ゲームを←この部分省略)した!」と答えるようなものか?
All the power on earth can't change destiny
ゴッドファーザー、パート3、1990年
個人的にとても好きな重厚キャッチコピー。
「地上の権力をすべて集めても、運命は変えられない」
という、ギリシャ悲劇みたいな雰囲気ある格好いい一文。
権力を手にしたマフィアのドン、マイケル・コルレオーネが運命に操られ、悲劇へと向かうシナリオにふさわしい。
They were 7... and they fought like 700.
荒野の七人、1960年
「七人の彼ら、七〇〇人みたいに戦う」
一人、百人力ということか。
西部劇の名作のキャッチフレーズ。
Nice Planet. We'll take it
マーズアタック!1996年
「いい惑星じゃん!取っちゃおうぜ」
くらいな軽いノリで侵略を考えているエイリアン。
コミカルさも出ていてよいです。
Hear the pictures. See the music.
ファンタジア、1940年。
「絵を聴こう、音楽を見よう」
と、ディズニー大傑作のアート音楽映画にふさわしいコピーです。
王道いってます。
アニメと音楽がハーモニーを奏でる内容が想像できますね。
Midnight never strikes when you're in love.
シンデレラ、1950年。
「恋に落ちているとき、真夜中の鐘は鳴らない」
というのが直訳。
恋に夢中になっていると、時間も忘れて真夜中を過ぎても一緒にいる。。というようなニュアンスなのでしょう。
Just because you were accepted doesn't mean you belong.
青春の輝き、1992年
名門校を舞台とした青春ドラマ。
「受け入れられたからといって、居場所があるとは限らない」
という意味。
ほ、ほろ苦い・・・。
合格したからといって、学校の一員として本当に所属しているというのは別物、
とも、
仲間にいちおう受け入れられたからといって、心から安らぐ居場所が手に入るというわけではないとも
解釈できます。
・・・うーん、映画のコピーは読んでいるだけでも劇的で楽しいな。
他にもドラマティックだったり面白かったりなコピーはこちらに色々紹介!