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英語のキャッチコピー名作例25個とCM【駄洒落あり、勇気づけられる言葉あり、洒落乙キャッチフレーズあり】

 海外のキャッチコピー事情ってどうなんでしょう。特に英語を使った広告コピーで何かカッコいいものはないものか・・?

 簡単な英語だったら日本のコピーライターも参考に出来そうですよね。最近、英語を使ったコピーって増えてますし。

 それと、英語の勉強にもなりそう・・・。

 というわけで、英語のキャッチコピーの名作にはどんなものがあるのか、調べてみることにしました。

 

A DIAMOND IS FOREVER (ダイヤモンドは永遠の輝き)

Diamond Shader test v1.0

1948年から使われている、宝石会社デビアスのキャッチフレーズです。

映画館などで、なんとも高級感あってロマンチックなCMを見かけた人も多いのでは?英語だとあっさりした印象。なんか、日本語の方が感じ出ている気がするのは私だけでしょうか??

 

 


De Beers A Diamond is Forever Commercial (1997)

CMもゴージャスですよね。光と影のシルエットのみで構成された画面に、ダイアモンドの煌めきがひときわ、際立ちます。

ダイアモンドってアフリカで紛争引き起こしているっていうことで、近年は問題になっていますけどね・・・。

 

BEANZ MEANZ HEINZ(ビーンズ、ミーンス、ヘインツ!)

Baked Beans...Mmmmm

 

 1967年のヘインツのコピー。

「豆ならヘインツ!」っていう意味になると思いますが、複数形に(S)を使うかわりに、HEINZにあわせて、最後をどれも「Z」に変えてあります。

ビジュアル的にもインパクトありますね。

  煮豆の缶詰です。アメリカでは、目玉焼きなどと一緒に、朝ご飯に食べるのがポピュラーみたいです。

 

CATS LIKE FELIX LIKE FELIX (フェリックスみたいな猫はフェリックスが好き!)


Cats like Felix, eat Felix!


フェリックスのキャットフードの、1989年の広告コピー。

「フェリックス」が二回も出てくるので何事かと思いますが、二つ目の「フェリックス」はブランド名なんですねー。フェリックス・キャットは、日本でも駄菓子屋さんでガムが売られていたりしますが、アメリカの有名なキャラクターで、黒猫をモチーフにしています。

 

CENTRAL HEATING FOR KIDS (子供たちのセントラル・ヒーティング)


Ready Brek 'Central Heating for Kids' 30sec TV Ad.

 

レディ・ブレックという、何かと思ったら朝食のオートミールかフレークのキャッチコピーです。欧米のセントラル・ヒーティングシステムって、建物全体が本当にぽっかぽかに温まるんですよねー。1980年作。

この朝食を食べると、寒い冬の日でも、子供たちはぽっかぽかに体が温まります、という意味です。

 

GOOD TO THE LAST DROP (最後の一滴まで美味)

Maxwell House

マクスウェル・ハウスという飲料ブランドのコーヒーのCM。1959年作。

インスタントですが、最後の一滴までうまいですぜ、ということを伝えてますね。

一滴、というところに実際に飲んでるところが想像できていいような気がします。

 

HAVE A BREAK. HAVE A KIT KAT.(キットカットで休憩だ)

kit kat temptations

 

キットカットの、日本でもお馴染みのこのキャッチフレーズは、1957年から使われているんですねー。なんとも訳しにくいコピーです。

「ハブアブレイク!」ってとこは「ブレーク(休憩)」取ろう、というところと、キットカットチョコををブレーク(割ろう)ってところと、掛けてありますね。

パキッと割る音を想起させて、なんともシズル感があるというか、食欲そそります・・・。

 

I CAN’T BELIEVE I ATE THE WHOLE THING(信じられない、あんなに食べちゃった)

Texan Food Condiment

アルカ・セツラ―という胃薬の1966年のキャッチコピー。

食べ過ぎて、胸焼けがするっていう時に、胃酸を抑えてくれるお薬っていうことです。

実際に食べ過ぎた時に、条件反射的に思い出して、買い求めに行きたくなる効果がありそうですねえ。

こんなふうに、商品使用時の心持を表現するのは、やっぱり海外でも共通したコピーライティングの方法ですね。

 

I THINK, THEREFORE IBM (我思う、ゆえにIBMである)

IBM “THINK” card

 有名な哲学者デカルトの「我思う、ゆえに我あり」をもじったキャッチコピーです。

IBMコンピューター、1988年作。

「IBM」が「I am」に似ているから、語呂合わせが出来たパターンですね。

「Think Pad」っていう商品名とも共通してブランドイメージを作り上げています。

 

IF YOU WANT TO GET AHEAD, GET A HAT (帽子をかぶって前進!)

Many Hats of all colors for summer

 

帽子協会の1934年のキャッチフレーズ。

「get ahead」は前進という意味で、たぶん「ahead」に「head」が含まれているので、かっこいい頭を手に入れようぜ!という意味もあるでしょうねー。

これも語呂合わせです。

日本語訳しにくい~~。ていうか不可能か・・・(;´・ω・)

 

IMPOSSIBLE IS NOTHING(不可能なんて存在しない)


Adidas Commercial - Impossible Is Nothing

 

 アディダス2004年のキャッチコピー。シャープでかっこいいフレーズですよね。モハメド・アリとかコマネチ、イアン・ソープなど、名だたるアスリートを採用して、色んなバージョンのCMが作られていました。

 不可能を突き破れ、とか不可能に挑戦しろ、みたいな闘争心(?)に満ちたアドレナリンが溢れてきそうな、勇気づけられる広告コピーです。

「nothing」っていうのは、「存在しない」とか「何でもない」とか頭の中だけのことだ、みたいな意味も含まれていそうな気がします・・・。

 アディダスだったというのがちょっと意外・・。勝手に、ナイキとかのコピーだと思ってました、イメージ的に。

 

 IT’S A BIT OF AN ANIMAL(アニマルだぜ!)


1992 Peparami Its a Bit of an Animal Advert

イギリスのサラミ的なソーセージスナック、ペパラミの広告コピー。

直訳だと「動物を一齧り」的になるでしょうか・・・。

ま、ソーセージなんで動物の肉には違いませんが、、、このキャラの名前自体が「アニマル」だそうです。

といいますか、かなりインパクト強い見た目だし、声もダミゴエ・・・

全然可愛くないのが長年に渡る人気の秘密なのかもしれません・・?

 

JUST DO IT


Nike 'Just Do It' campaign 25th anniversary CM feat. Chris Pine [HD]

 1988年から使われているナイキのコピーです。

うーん、これは翻訳不可能ですね、、、。

日本でもジャストドゥーイットのままCMなどに登場してました。

意味としては、とにかくやってみろ、ひたすらやってみよう、というような・・。頭で

 考えすぎずとにかく実行してみよう、というようなニュアンスがあります。

潔さがにじみ出すシンプル、ストイック、清潔感あるコピーです。

 でも実はこれ、とある死刑囚が最後にいったことば「Let's do it!」つまりはさっさと銃で撃ってくれたまえ、、というのからコピーライターはインスピレーション受けたそうです。

 ま、意味と状況はかなり違いますけどね。意外な裏話です・・。

 

MAYBE SHE’S BORN WITH IT,maybe it's Maybelline(彼女はメイビー、生まれつき・・・メイビー、それはメイベリン)


Maybe It's Maybelline 1991

 

ロレアル化粧品のライン、メイベリンのキャッチコピー。

他の人よりも段違いにすべすべツルツルの肌をしている彼女。

「生まれつきなのよね、多分」って他の人は言いたくなります。

でも実はたぶん、、メイベリン化粧品を使っているんじゃないの?というフレーズ。

メイビーと、メイベリンの頭文字が共通しているとこもポイント。

 

MELTS IN YOUR MOUTH, NOT IN YOUR HANDS(手で溶けずに、お口でとろける)


M & M's - Melt in your mouth not in your hand

M&Ms, の1950年代の広告コピー。チョコレートが手の温度では溶けないけど、口の温度でとろーりととろけますよーと、商品の機能性を分かりやすく伝えてますね。

チョコ会社は、味だけでなく、溶け具合にもこだわってお菓子つくってるのですねえ。

確かに、M&Mは、シュガーコーティングされているから、夏でもピクニックとかに持っtて行きやすいのか~~。

今まで考えたことないメリットだった(笑)

とか思ってたら、マーブルチョコとかも食べたくなってきちゃったぞ。ぐう。(お腹の音)

 

MY GOODNESS, MY GUINNESS(オーマイ、ギネス!)

My Goodness My Gilroy, Guinness Storehouse, Dublin [190710] (1)

ギネスビールの、1936年から使われていたキャッチコピー。

ビールが美味しすぎて、ライオンやらくだ、鰐など色んな動物達がギネスの瓶を人間からさらっていってしまって「おーまいが!」という、コメディっぽいシチュエーションが描かれています。

ちなみに「my godness」は「my god」と、神に直接言及することにためらわれる敬虔な人々が、婉曲的にgodに触れたバリエーションだそうな。

 

PUT A TIGER IN YOUR TANK (あなたの車を、タイガーで満タンに!」

1965 Put A Tiger In Your Tank! Makes Even '23's Skiddoo! Humble & Esso

 石油会社、エッソの看板キャラクターの虎君。タイガー君。

村上春樹の「1Q84」で、異世界(?)に入った時、道路脇の看板のタイガーが、元の世界と左右反転している・・という登場の仕方もしていました。

アメリカンなイメージが強い企業ですねー。

 

SHARE THE FANTASY(ファンタジーを共有しよう)


Share the Fantasy - Chanel No. 5 Commercial, Sea of Love

マリリン・モンローで有名なシャネルの香水、セクシーなイメージのある「ナンバー5」です。

コマーシャルもお洒落な大人の恋愛シーンが、綺麗な光のゆらめきで描かれていて、いやあ格好いい!

最後に、プールがそのまま、シャネルの香水瓶のかたちになります。

ラグジュアリーで透明感のある香りが、画面から立ち昇ってきそうな・・・。

恋人の間に、ファンタジーを作り出す香りということなんですね。

 

 SNAP! CRACKLE! POP!(パキ!ポリポリ!ポン!)

 


snap crackle pop old rice krispies commercial

擬音語を使ったキャッチフレーズです。

ケロッグのライス・クリスピーの1932年からのCMより。食べる時の触感とか、準備するときの音とか(袋をポンっと開けて、しゅわーとミルクを注ぎ、苺とかをぽんぽんのせる)を喚起させて、思わず唾液をじゅるじゅるさせてしまうような言葉です。

CMでは、「スナップ」「クラックル」「ポップ」がそれぞれキャラクターの名前になっています。アメリカンな可愛いキャラが飛び回る、どこか懐かしいようなCMアニメです。

 

THE BANK THAT LIKES TO SAY YES(イエス、と言うのが好きな銀行です。)

 

 

トラスティー・セービング銀行のCMより。

銀行というと、「いいえ、お金は貸せませんよ」「融資できませんよ」などと、厳しく審査し「ノー」と否定するイメージがあった世の中なのかもしれません。

不況時は往々にしてそうなりがちですが・・・汗

企業の擬人化がうまく活きているキャッチコピー例ですね。

 

THE CHAMPAGNE OF BOTTLE BEER(シャンペンのような瓶ビール)

the champagne of beer


「瓶ビール界のシャンパーニュ」とかにも訳せるでしょうか。

CMがよく表してます。お洒落なパーティ会場で、ワイングラスに注がれているのがミラーのビール。軽快な飲み心地を感じさせます。

南フランス産の発泡ワインがシャンパーニュですが、その代わりに、このビール飲んでね、っていううまいアピールになってますねー。

そして、瓶のデザインもお洒落。

ビールというよりはやっぱりシャンパンを連想させるたたずまいです。

 

 THERE ARE SOME THINGS MONEY CAN’T BUY. FOR EVERYTHING ELSE, THERE’S MASTERCARD(お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで。)


Mastercard - Helping Dad, Priceless

 

1997年の、マスターカードのキャッチコピーです。うまいコピーだなあ・・と日本のCM見て思った人も多いでしょうが、これはもともと英語のコピーの翻訳だったんですねえ。

CMでは、お父さんを手伝う男の子が色々お買い物して、でもその頑張って成長しようとする姿はプライスレスだよ、みたいなことになっております。

 

THINK SMALL(小さく考えよう)


TV commercial film for Volkswagen "Think Small" HD

 

普通は「THINK BIG!」目標はでっかく持て!というのが普通のところを、スモールに考え巡らせてみよう、っていうところで差をつけてます。

フォルクスワーゲンの1959年のキャッチコピーです。

なかなか最初何も起こらないので、逆に見てしまうという、このCMも面白い発想でつくられていますね。

 

WHAT HAPPENS HERE, STAYS HERE(ここで起きることは、他では秘密。)


What Happens Here, Stays Here - First Time Commercial

カジノで有名なラスベガスの広告。

2002年のコピー。

直訳すると、「ここにとどまる」なんですが、出て行かないってことで、門外不出の秘密というか、他では秘密、っていう意味があります。

ゴージャスな、非日常と離れたカジノの楽しさを呼び起こすキャッチコピーです。

CMも男性と女性がバブリーなキラキラ空間ではしゃいでいる姿を描いています。

 

WHERE’S THE BEEF(牛肉はどこよ??)


Original "Where's The Beef!?" Wendy's Commercial, January 10, 1984

 

ウェンディーズ・ハンバーガーの1984年のキャッチコピー。

お婆ちゃん三人組が、大きなバンズを、いそいそと開けてみると・・・アレ、お肉がこれしかない!!ビーフはどこよ??

というCM。

ビッグマックとかと違って、ウェンディーズのバーガーにはちゃんと牛肉入ってますよ~と他社を皮肉る系のCMです。

 

 

YOUR FLEXIBLE FRIEND(あなたの柔軟な友達)


Access is Your Flexible Friend

 

ヘタウマ系ほのぼのアニメですが、なんのことかと思えばクレジットカードなんですね。友達はそう簡単にお金貸してくれないけど、カードなら融通利かせてくれるってことでしょうか・・・。

やや危険な考え方ですね汗

 

 

・・・こんな感じで、英語のキャッチコピーとCMを集めてみました!

やはり、マスターカードのコピーの英語版オリジナルは傑作だなあ、という気がします。個人的には、THE CHAMPAGNE OF BOTTLE BEERが、売り方がうまいなあと思いました。

またデビアスのA diamond is foreverも、とにかく美しい映像とコピーがしっくり合っていて好きです。

 

日本語のキャッチコピーと同じなのは、駄洒落を使いまくったり、擬人化したりするテクニックですね。以上、何かのご参考になれば幸いでございます!

 

英語のキャッチコピーは、映画の惹句がマジで格好いいのでチェックあれ!

 

tyoiniji.hateblo.jp

 

日本語のキャッチコピーも、面白いの多いです。

例えば以下では「男の美学」を表現した、なんとも体毛の濃い(?)言葉を集めてみました(笑)

 

tyoiniji.hateblo.jp

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