ミュージシャンのMike Diva(マイク歌姫)氏がつくった、アメリカ、大統領ドナルド トランプ氏がまだ大統領候補だった時の、コマーシャル映像が話題になっている。
ここまで風刺されちゃう人が本当に大統領にえらばれてしまうのだから、冗談のような話だ!
パフュームやきゃりーぱみゅぱみゅを思わせるポップで可愛いビジュアルと音楽をバックに、トランプ候補が巨大ロボに変身して地球を破壊するなど、色々凄いことになっている。
風刺が効いているようだが、海外の日本イメージって、こんな感じなんだ!
という点でも面白い。
ぜひ一見することをおすすめする。
トランプ候補の、日本風コマーシャル
画像が閲覧できない人のため、どれだけ凄いか説明しよう!
ピンク色の超ラブリー部屋で、ぬいぐるみとトランプ氏のプロマイドに囲まれて寝ころんでいる、日本のオタクっぽい女子が、うっとりとタブレットの中のトランプ候補の顔をなでている。
するとトランプ氏がウインク!
ジャパニーズガールは夢の世界に飛行!
テレビ画面には「ファイアー トランプ イズ ゴッド」の文字が!なんと「アメリカ」どころか「世界大統領」に選ばれてしまったらしい!
女の子がスキップする道には、日本の象徴、桜が咲き誇っているが、なぜかトランプ氏の頭もたくさん咲き誇っている。
そしてなぜか、女の子は巨大なトランプ氏の頭のロケットに乗って、空へ上昇!
空はもちろん、日本のアニメ風に虹や星などキュートにデコられている!
かと思ったら、トランプ氏は巨大なブロントサウルスになっていた!
そして巨大なトランプ候補の彫刻の前には、居並ぶ戦車の数々。
その後なぜか、パラパラのような決めポーズをするトランプ候補。
ビートたけしのコマネチのようなポーズを取ったり、ヒトラー流儀の敬礼したり。
「プレジデント」「カント」という日本語のカタカナ文字が大写しになり、
トランプ氏はハートマークのビームを発射!
日本の女の子と、後光さすトランプ氏は抱き合う。
するとなぜだか、二人は合体したのか、トランプ氏は巨大ロボットに変身!
宇宙空間にぶっ飛んで地球を波動砲で木っ端微塵にしてしまう!
(ポーズからすると、むしろカメハメ波かもしれない)
・・・はあはあ、思わずエクスクラメーションマークと「なぜだか」という言葉が多くなってしまったが、本当に意味不明なひっちゃかめっちゃか映像である。これは凄い!
トランプ氏CMに対する海外の反応
「この動画は完璧!トランプ支持者はこれ愛しちゃう、トランプ反対者も、これ愛しちゃう。なんも問題ない」
「なんでトランプ支持者は、この動画がトランプを賞賛してると勘違いできるの?あ、そうかトランプ支持者なだけにw」
→「面白いからだよ!トランプ氏をもっとクールに、ポップカルチャーな感じに見せるからな。おれらは面白いのが好きなんだ。一方Killary(ヒラリー候補へのあてこすりか)は、おいぼれた悲しげなおばちゃんにしか見えんな」
「わたしの考えでは、この動画は日本のキッチュアニメをパロディ化して、トランプ候補を皮肉ってると思うわ。
トランプは以前こう発言してたね、「わたしがフィフスアベニューの真ん中に突っ立って、誰かを撃っても、一票も失うことはない」って。この動画は、そこからインスピレーションを受けてると思う。トランプ支持者は、彼の逸脱を見ないことにして、キャンディみたいに甘い世界にとじこもって、現実から離脱してるってことを言いたいんじゃないかしら。」
「おれは日本人には同情しないな。やつらは犬や猫を食うからな」(←何か勘違いしている・・)
「おわ、なんじゃこりゃあ」
「これは”ヘンタイ”ってやつ?」
「日本人は、トランプをおもしろがってるが、トランプと同じくらい、やつらは外人嫌いだよな、でも皆アニメと大人のおもちゃの国が大好きだから、日本人の外人嫌いは無視されるのだ。」(←日本ってそんなイメージか・・)
「この動画はおもろい!けど僕はラテン系だから、トランプが大統領になったらアメリカにはいかないよ。犯罪者扱いされるのはいやだからね」
「この動画はアートだ。言葉をうしなわせるし、混乱してくるわ」
「もしこんな夢を見たら・・・たぶんそれは、悪夢だなw」
「おーマイガッド、二言しか言えないな。。カワイイ・デス!」
「ヒットラーは社会主義者だった。でもトランプは、自由市場主義者だ、そしてバーニー・サンダースは社会主義者。これで分かったか?」
「それでもトランプに投票するぞ」
「伝説的なアニメだ!!」
「ああもうカナダに移住するわ」
「世界の大統領!そりゃないだろ。アメリカ政治のジョークは、アメリカ内部だけに留めておこうぜ、誰が勝者になるにしてもな」
「トランプが世界を吹き飛ばしちゃうのって、誇張じゃないと思うよ」
「ドラッグでもやったっけ・・オレ」
「このCMを見た人の半分は、これがトランプ賞賛の動画だと思って、残り半分は、皮肉だと思うのが面白い。それって、トランプ候補に対する評価と同じ。みんな、同じ人物を見ているのに、違う側面をとらえる」
「トランプが大統領にならなくても、ネットの世界ではすでに勝者だな」
「な、なんちゅうか、感想が思い浮かばん」
「ラストシーンで、レーザーは中東に向けられているから、これはトランプ支持動画じゃね?」
「トランプ氏がこの動画を見ませんように・・・。色んなアイデアをここから汲み取っちゃうからね・・」
「みんな、この動画のお馬鹿な側面にばかりとらわれてるけど、結構意味深なことを表現していると思うよ」
「このビデオを見て、人生を考え直した」
「これは凄い努力して作られた動画だな」
「ラストシーンでトランプが地球を爆破してるように見えるけど、これはよく似た違う惑星だよ。地球に敵対する惑星をやっつけるヒーローなんだ、彼は」
「ヨーロッパ人として感謝。彼についてよく知らなかったけど、河童だったんだって分かった」
「これは、トランプ賞賛というより、東洋人が西洋人を崇拝する様子を描いている動画だ」
「こんなにこのビデオをおもしろがってしまう自分が恥ずかしい・・・」
「誰か、何時間も費やしてこの動画を作ったのかい?トランプはそれに値しないよ」
「トランプ候補についての、もっとも正確なコマーシャルだ」
「こいつは狂ってる!」
トランプ動画の作り主、マイク・ディーバ氏って何者?
International Business TImesは、この動画について次のように解説している。
この"Japanese Donald Trump Commercial" (日本の、ドナルドトランプコマーシャル)は、MIke Diva(マイク歌姫) 氏によって起案・監督された。マイク氏はロサンゼルスに根拠地を置く映像効果アーティストで、主に音楽産業の分野で仕事をしている。
ディーバ氏はすでに、インターネットのポップカルチャーにフォーカスした、オリジナル楽曲を伴う動画の数々でカルト的なファンを獲得している。
このビデオは日本の「かわいいkawaii」サブカルチャー(それはキュートなファッションやおもちゃ、食べ物、エンタメ)をパロディ化したもので、トランプが「世界大統領」に選ばれたと仮定している。
典型的な日本のファッションに身を包み、日本の女子生徒は、魔法を使えるアニメのキャラクターに変身する。そして、トランプの世界を飛んでいく。パステルカラー、可愛いアニメの雲や虹は、戦車や、戦闘機、核ミサイル、ナチスの卍と混ざり合っている。
視覚効果と、グリーンスクリーンを多様して、トランプ大統領にハートマークのポーズをとらせたり、よく若者がやるvサイン、ウィンストン・チャーチルからコピーされたビクトリーのサインを取らせたりする。
トランプ大統領は、なんとブルー、ピンク、白で彩られた巨大なロボットにも変身して、アメリカの敵を倒そうとする。その一方、メキシコ移民を入国させないために、有刺鉄線をはりめぐらせた鮮やかなピンク色の壁を建設する。そして、地球を爆破し、何百万もの、ピンク色の破片へと散り散りにしてしまう。
マイク・ディーバ氏は、自分のツイッターで、この動画をユーチューブに6月15日に投稿するとき、凄くナーバスになったと発言している。そして自分の使命は、「同時に可愛く、面白く、恐ろしく見せること」だという。