ジュマンジといえば、1995年に公開されて大ヒットされた映画。
もともとは、絵本、それからボードゲーム、それから映画と、どんどんメディアを超えて発展しているのだが、2010年代の今回は、テレビゲーム版「ジュマンジ」の中に、登場人物達が吸い込まれてしまうという設定だ。
プレイヤーは、登場人物の姿に変えられてしまう。
女子高生が、メタボなおっさんになったり、気弱な青年が、ムキムキマッチョな戦士になったりと、現実からかけ離れたバディに入れられてしまうのも、面白いポイント。
さて、評判はどうなんだろう?チェックしてみた。
ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングルの予告編とあらすじ
ある日、放課後に倉庫での仕事を頼まれた四人の高校生。廃墟になった商店のいっかくを掘り起こしていたら、古ぼけたビデオゲームを見つける・・・。
古いファミコンみたいな画面は、ドットが粗くて、どうやって遊んだらいいのかも良く分からない。
ところが彼らがプレイしようとすると、ゲームの中に吸い込まれてしまった。。
しかも、いつものキャラとは全然違ったタイプのキャラクターをプレイするはめに。
オタクでおどおどしたスペンサーは、筋肉ムキムキマッチョマンに変身、
崖を超スピードでよじ登ったり、ブーメラン投げが得意技。
スポーツマンで颯爽としたフリッジは、チビさんに変身、
キャピキャピJK(女子高生)べサニーは、メタボで冴えないおっさんに変身、
優等生のお嬢さんは、きりっとしたセクシー女戦士に変身!
さて、彼らはそれぞれ二回までゲームの中で命を落とせる。(三騎保有ってことか)。そして豹の彫像から失われた、エメラルド色の目玉を探し出し、「ジュマンジ」を救出し、ゲームから抜け出さないといけない。
ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングルの監督やキャスト
- 監督
ジェイク・カスダン
- 出演
スペンサー/スモルダー博士役・・・ドウェイン・ジョンソン
元プロレスラー。ワイルドスピードにも出演して人気を博した。
ガチムチボディですが、意外と顔は、いかつすぎないのがポイント。
フリッジ/ムース・フィンバー役・・・ケビン・ハート
ベサニー/シェリー・オベロン教授役・・・ジャック・ブラック
ぽよよんとした外見ながら、アメリカでは人気の俳優さん。
今回は、内面が女子高生という、難しいキャラに挑みます。
マーサ/ルビー・ラウンドハウス役・・・カレン・ギラン
アベンジャーズインフィニティにも出演してました。
どことなくお絵かきしたりしそうな、アート少女な雰囲気があると思うのは私だけ?
ナイジェル役・・・リス・ダービー
ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングルの上映時間や日本公開日
- 上映時間・・・119分
- 日本公開日・・・2018年4月6日
- 配給会社・・・ソニーピクチャーズエンターテインメント
- ジャンル・・・冒険、アクション、コメディ、ファンタジー
ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングルの感想や評判
不満もあるけど、演技が良かった、というレビュー
女子高生ベサニーはスタイル抜群の地図製作者というプロフィールに引かれて、そのキャラを選んだのに、ぽよぽよバディのおっさんになってしまった。これは特に面白い。ズボンのジッパーを下げて、「マルタ、ちょっとこのイチモツを見てよ!」と叫んだりとか、下世話なジョークが続く。
△おっさんに変身してしまったベサニー
映画は、辛口でいうと、あるステレオタイプな性格の子たちが、これまたステレオタイプなまったく違う体に変身したことを巡って繰り広げられる。そして、今まで持っていなかったものを身に付ける。
クラスの美人でモテモテ女子は、外見だけじゃない内面の個性を成長させ、優等生女子は、男の子を誘惑することを学ぶ。
ちょいと、紋切り型すぎる・・・。
けれど、この映画の浅さは、細部によって救われている。ベサニーが変身したという設定の中年オヤジを、ブラックは柔らかな喋り方で演じていて(コミカルなやり方ではなく)、自撮りしまくっていただけの変身前のベサニーに欠けていた魂を感じさせる。
ベサニーは、とあるハンサムなパイロットに一目惚れしてしまうのだが、ブラックはオヤジ姿でこのシーンを、甘く演じている。
優等生女子のマーサは、トュームレイダーの主人公みたいなセクシーで強い女戦士に変身するのだが、彼女がゲーム中で最初にすることは、お腹にとまった蚊を叩き潰して「なんでジャングルの中で、私はこんな格好してるの!!」とうめくことだ。そして、後でベサニーに、敵兵に色仕掛けをすることを教えられるし、それまでにかなり面白いアクションも身に付ける。
膝をついてジャングルをはい回ったり、ゾンビ歩きを習得したり・・・。
ドウェイン・ジョンソンも、シャイなオタクの少年が身体の内側に入っている演技をよくしている。「泣いちゃだめだ、泣いちゃだめだ」とつぶやいたり、変身後の、ボンレスハムのような自分の腕の筋肉に驚いたり。
エイミー・ニコルソン評価より
‘Jumanji: Welcome To The Jungle’ Review: Body-Swapping Silliness
観ない方がいい、という辛口レビュー
△気弱なオタクが中に入っている屈強戦士。
この映画は、ただやかましいだけで、魂が抜けている。この映画の中のギャグシーンは、もっとストーリー自体の骨組みがしっかりしていたら、もっと活きていただろう。脚本家たちは、アクションビデオゲームが、どういうものなのだかわかってない。登場人物たちは、あてもなく、平凡なジャングルをうろついて、たまに戦いや、謎解きのシーンが挟まれるくらいだ。
マーサが変身したセクシー戦士について、その衣装などが性差別だとも触れられるものの、結局マーサは、その露出度高い恰好で悪役の気を引くわけだし、カメラも、そのセクシーな服装をじろじろと映し出している。
どうもこの映画は考え無しで、ばかげている。
もちろん、前にとられたオリジナルバージョンの、元祖「ジュマンジ」も、ファミリー映画の好例とは言えないものだった。不必要に暴力的だったし、物語もぎこちなかった。けれど、首尾一貫性はあったし、ロビン・ウィリアムスの果てしない魅力もあった。けれど、この映画にはそれも欠けている。
みんな、他のジャングルを探した方がいい!
Jオルソン評価より
Jumanji: Welcome To The Jungle | A Fresh, Independent Voice In Film Criticism | Cinemixtape
一般観客の口コミをチェックした!
- オリジナル版より全然いい!
- 暇つぶしに見に行ったんだけど、とても良かった!昔懐かしいし、現代的でもあるし、わくわくした。
- ロビン・ウィリアムス主演の、オリジナル版についても、今回の映画の作中で触れられていたのが良かった。
- 子供向け映画ってことを考えても、信じられないくらい、ばかばかしい脚本になっていて、がっかりした。
- ものすごい、間抜けな話。でも意図的にそうしてるんだろう。
- 物語が一貫してなくて、着いていけなかった。見る価値ない。
- とっても愉快でクールな映画。コメディに時間を割きすぎてて、アクションシーンが少なかった。本当はもっとアドベンチャーが見たかったんだけど、それでも面白かった。
ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングルの見どころまとめ
「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」は、だいたい観客の8割くらいが高評価してます。
なので、そこそこ楽しめるファミリー映画に仕上がっているようです。ただ深い内容とかはないようで・・。
登場人物のキャラクターの設定がベタ過ぎるという批判もありました。
オタッキー、スポーツマン、インスタ女子、おくてな優等生女子、と、なんか、ありきあたり過ぎる!という意見です。
そしてギャグに関しては、インスタ女子がおっさんに変身しちゃう関係で、体をめぐる下ネタも多いみたいですね。
しかし、役者の演技がいい!という意見は多くて、色々欠点をカバーしているようです。