人形浄瑠璃作者、近松半二の一生を描く伝記小説。
全篇、関西弁がウネウネと繰り出される。
力作かもしれないが、正直なにかが足りない・・・・とは思ってしまった。
あと直木賞は、本屋大賞が出来て以降、なんというかより玄人向きな選考になっているのか?ともチラリと思ったのですが。。。
ではレビューに移ります!
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全篇、関西弁がウネウネと繰り出される。
力作かもしれないが、正直なにかが足りない・・・・とは思ってしまった。
あと直木賞は、本屋大賞が出来て以降、なんというかより玄人向きな選考になっているのか?ともチラリと思ったのですが。。。
ではレビューに移ります!
続きを読む面白い?つまらない?読んでみた。
人称の使い方がなんとも奇妙。「四人称」とも言えるような変な感触。
「世にも奇妙な物語」のような。主人公の視線がなんとも独特な。
2019年夏の芥川賞が発表になった。
前回も「星の子」で候補に挙がっいた今村夏子さんが受賞。
読んでみたのであらすじや感想を書いておきます!
単行本の表紙は、二つのスカートから、二本の足が出ているという、
なんとも不思議感漂うイラスト。
物語を読んで受ける感触に、結構近かった。
2013年下半期に芥川賞を受賞した、小山田浩子さんの「穴」を読みました。
タモリがパーソナリティをやっていた「世にも奇妙な物語」とかいう番組がありましたが(今も時々やってるのかな??)
あの感触・・・。
「ホラー」とか「怖い」「異次元」までいかないんだけど、何かどこかが違っている、間違い探しみたいに、どこか決定的に変な”奇妙”さ漂う作品でしたー・・・。
でば、感想とあらすじなどをば。
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前回に続いて、
今回は SNSなどが文学の代りになっている、これからの時代の表現についても考察されています。
また長文だし、それこそ、ツイートの120文字くらいを気軽に読むこの時代に誰が読むんだという・・・・(;^ω^)
まあ、これを読む人は豪傑です!’(なんの??)
評論とか批評に興味ある人は、面白いかもしれませんね。
ではいざ。
続きを読む今回は文体が超真面目でソ!!
友達からの寄稿です。
いとうせいこうの「想像ラジオ」も和合亮一の「詩の礫」も、震災後に書かれた文学ということで共通してます。
んで、友達が自分なりにこの二冊を読んでアレコレ考えたことを凝縮したそうです。
この先の文学とインターネットやFacebookなどSNSの関わりについても色々書いてあります。
SNS全盛期、このまま文学は衰退するのか、否か?
そんなとこについてもアイデアを書き留めてあります。
かなり長いので、幾つかに分けることにします。
長文でも読んでやるぜ!という奇特な方は読んでやってください・・・。
続きを読むパリのノートルダム寺院が火災になっています。
この大聖堂は、白亜の美しい姿が、戦前の日本人の心をも捉えていました。
教科書に出て来る詩人で彫刻家の「高村光太郎」は、皆さん名前を知っていると思います。
「道程」が有名ですね。
”僕の前に道はない
僕のうしろに道はできる”
という一節を読んだ、読まされたことはあるのでは??
このヒロイックなダイナミックな詩で有名な高村光太郎ですが、実はノートルダム大聖堂の詩も書いていました。
そしてそこには憧れの西洋への屈折した思いが見られるのですよー。
今回のニュースでその詩を思い出したので紹介してみようと思います。
続きを読む後半になるにつれ、どんどん面白くなる話だった。主人公の境遇のわりに重い面はほとんどなく、ほんわか幸せな読後感が残りました・・。
今年の本屋大賞は、人気作家目白押しでしたが、時代はこういう、安心させてくれるような世界を求めているのだらうか・・・。
本屋さんが売りたい本を投票する賞。
つまりは、ある意味読書好きの一般人の意見を正確に集約している賞ですからねえ。
ここ数年は、芥川賞・直木賞という、ツートップよりも、むしろこっちの方が楽しみな人も増えているのではいだろうか??
ちなみに二位は、『ひと』小野寺史宜
三位は、『ベルリンは晴れているか』深緑野分
四位は、『熱帯』森見登美彦
五位は、『ある男』平野啓一郎
でした!
さて、「そして、バトンは渡された」のあらすじ等を紹介、感想も書きます!
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