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ソーセージパーティの感想・評判まとめ!お下劣で高尚でクレイジーな前代未聞アニメ。

243-365 (Year 6) Camera Club Christmas Party

 R15指定のソーセージ・パーティ。アニメなのに映倫指定とは!アメリカで大ヒットした、ちょっとHでお下劣、ホラーでスプラッター、それにナンセンスで笑えるアニメーション。

 たまには肩の力を抜いて、気楽に(ブラック・ユーモアだが・・)見られる作品を映画館に観に行くのもアリなんじゃないかな。

 そんなわけで感想や口コミ情報を調べてみた!

 

 

「ソーセージパーティ」のあらすじ

  郊外の食料品店には、ソーセージやトマト、パンたちが陳列され、「神々」による救済の日を待っていた。

 「神々」は人間のことだが、人間が持ち帰った食べ物たちには、永遠の幸福が授けられると思っていたのだ。

 そして今、恋するフランクソーセージと、それを挟むパンという恋する二人は、人間に選ばれて天上に連れていかれるのを夢見ている。その時、彼らは、スピリチュアルにも肉体的にも結ばれることになるのだ。

 だが実際に彼らを台所で待ち受けていたのは・・・。

切り刻まれ、口に放り込まれる食材たち!じゃがいもは皮を剥かれてしまう!

ミニトマトはつまみ食いされてお口のなかでつぶされてしまう!

 実態を知って肝をつぶした食材たちだが、やがて人間たちへの反撃に出ることを計画しはじめる・・・。

 

「ソーセージパーティ」の監督やキャスト

監督・・・コンラッド・バーノン/グレッグ・ティアナン

声優・・・フランク=セス・ローゲン

     ブレンダ=クリステン・ウィグ

      カール=ジョナ・ヒル

      サミー=エドワード・ノートン

      テレサ=サルマ・ハエック

トイレットペーパー=コンラッド・バーノン

 

 監督の一人、グレッグ・ティアナンは、劇場版「きかんしゃトーマス」を監督した人物でもある。それからエドワード・ノートンにサルマ・ハエックなど、声の出演も、豪華キャストである。

・・・だけど、、何よりも目を引いたのは、役名に「トイレットペーパー」があったことだろうか・・・。トイレットペーパーも喋っちゃうらしい・・・。

これは気になる・・・。

 

「ソーセージパーティ」の上映時間や日本公開日

  • 上映時間・・・89分
  • 日本公開日・・・2016年11月4日
  • 映倫区分・・・R15+
  • 配給・・・ソニーピクチャーズエンタテインメント

 

「ソーセージパーティ」への評価・感想まとめ!

高尚さと下劣さのごっちゃ混ぜが凄い、という意見

 もし、メル・ブルックス(コメディ映画の巨匠)が狂気に陥っていたら、彼はソーセージパーティを作っていただろう。もしもピクサースタジオ(ファインディングニモなどを生み出している有名スタジオ)の全員が、変な病にかかって「こんちきしょう」とやけっぱちになったとしたら、彼らはソーセージパーティを作っただろう。

 もし、ハリウッドのメジャーな映画製作スタジオの社長が、何かの復讐のためにハリウッドを灰燼に帰したいと思ったら、彼はソーセージパーティを作っただろう。でも、そういった事態が実際に起こったわけではなく、ソーセージパーティは、理性的なアニメーター達によって、そして健全な精神を持ち、感情的にも理性を失っていないクリエイティブチームによって作られた映画だ。

 この子供には見せられない、大人向けアニメは、今年の映画の中で一番下卑ていいるものであるばかりでなく、疑いなく、ここ何十年か、いやもしかしたらこれまでメジャーなスタジオが生産してきた映画の中で一番、頭のいかれたフィルムかもしれない。

 アナーキーで、とんでもなく奇抜で、汚らしく、そしてのびのびとして良識をくつがえすようなものに仕上がっている。

 けれど、この抑制されていない狂気は、これがいい映画だということを意味するのか?答えは、問題含みである。

 まず、観客は二つに分かれることになるだろう。ホットドッグやタコス、ミニキャロットが喋るとかいう事態を冷静に見ていられるか、あるいは、すぐさま馬鹿馬鹿しいと思ってしまうかである。

 けれども、映画館の出口から出て行かないで見ていれば、それだけの価値はある。この映画は、予算の大きい映画が、宗教や政治、性、人種、そういったトピックの限界をいかに押し広げることができるかを極端な形で試している。

 存在論的なコンセプトは、奇抜なユーモアや、ショッキングな俗っぽさの、ごった煮の中に放り込まれている。

  映画「プライベートライアン」をかなり下劣で陽気な仕方で反復するようなシーンや、想像できないような、大規模で当惑させるような性的シーンが含まれている。

 この映画は、すごく高尚なものと、おそろしく下劣なものをミックスさせていて、観終わったあとは、ショックが残る。よくこんな映画が作れたなあと。

バーリー・ヘルツ (グローブアンドメイル紙)より

 

最低である、という批判

 この映画を見てしまったので、私はもう二度と、ソーセージや、それを挟むパン、タコスなどを以前と同じような目で見ることができないだろう。

  私はこの映画を、本当に最低で不快だと思ったわけだが、この作品は大成功を納めている。

 トマトソースや、タコス、クッキー、キャンディーなどに、それぞれ性格が与えられ、あるものは外国人として、またレズビアン、人種差別主義者、それにやたらとフレンドリーなものとして描かれている。

 「サウスパーク」が好きなあなたなら、楽しめるだろう。

デバシャイン・タンゲブロ氏 (インディペンデントオンライン紙)より

 

まとめ

 観客の評価は、おおむね高そうでした。

 とにかくハチャメチャでお下劣で、上品な親御さん達なら、たぶん眉をしかめちゃうような映画だとは思います。教育委員会が推薦するとかは、絶対ないw

 「ソーセージパーティ」を楽しめるかどうかは、こういうお下劣ユーモアを、どれだけ許容できるかにかかっているでしょうね。

 誉めている人もけなしている人も、なんだか、誉めているんだかけなしているんだかよく分からない感想になっていたのが面白かったです。

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